お中元のマナーと贈って喜ばれるもの
お中元やお歳暮を贈る時やいただいた時、気になるのがマナーですよね。せっかくのお礼の気持ちを込めた
品々を気持ちよく受け取っていただけるよう、お中元のマナーもしっかり把握しておきましょう。
お中元は毎年贈るのがマナー
お中元は毎年贈るのがマナー
お中元やお歳暮は、相手とのお付き合いが続く限り継続して毎年贈るのがマナーです。また、お中元を贈った場合はお歳暮も贈るのが通例です。その場合は、お中元よりもお歳暮の金額を高めにするのが望ましいです。
お中元は、年頭からお中元時期までの半年分のお礼であるのに対して、お歳暮はその年1年分のお礼にあたるためです。
お中元をいただいたらお返しは必要?
お中元へのお返しは必要ありません。そのかわりに、お中元をいただいたらすぐに「お礼状」を送るのがマナーです。一般的なマナーとしては、お中元が届いてから3日後までには手紙やはがきでお礼状を送ります。
お礼状は、いただいたもののお礼という意味と、無事に届いたという報告の意味もありますので、必ず送りましょう。お中元やお歳暮は、基本的に目下の人から目上の方への感謝の気持ちを表すために贈るものなので、原則的にお返しをする必要はありません。
どうしてもお返しに品物を贈りたい場合は、お中元という形でなく、時期を遅らせて「暑中見舞い」「残暑見舞い」として贈るのがいいでしょう。
喪中の場合、お中元は贈っても良い?
自分や先方が喪中の場合、お中元をお贈りして良いのか迷いますよね。
お中元は、日ごろお世話になっている感謝の気持ちを表すもので、お祝い事には当たらないので、双方のどちらが喪中であっても、贈ることができます。
ただし、四十九日を過ぎていない場合は、何かと忙しく落ち着かないこともありますので、時期を遅らせて暑中お見舞いや残暑お見舞いとしてお贈りするのが良いでしょう。
その場合、紅白の水引の入った熨斗は控え、水引のない白無地の熨斗紙に表書きを入れて贈ります。
お中元の予算は?
お中元の予算は、一般的には3,000円〜5,000円と言われています。
両親や会社の上司など、お世話になった目上の方に贈る場合は5,000円前後のものを贈ることが多いようです。友人や知人、近所の人など、親しい人に贈る場合は3,000円前後のものを気軽に贈るのがいいでしょう。 特にお世話になった方には、10,000円程の予算で用意することもあります。
贈る相手との関係性や、日ごろからどれくらいお世話になっているかで、お中元の予算を決めるといいでしょう。
お中元に適した贈り物は?
お中元は、夏の暑い時期に贈るものですので、夏を心地良く過ごしていただく気持ちを込めた贈り物を選ぶと良いでしょう。
また、お中元は感謝の気持ちを表すものですので、贈る相手の好き嫌いや家族構成、年齢、人数などを考慮して、予算に見合った品を選ぶのが大切です。
食品であれば、ビールや清涼飲料、冷菓や夏の果物、夏バテ予防にスタミナのつく食べ物などです。取引先や人数の多い家族などにお中元を贈る場合は、大人数で分けやすいお菓子やジュース、コーヒーなどが良いでしょう。ただし、季節柄、保存が効かない食べ物を大量に贈るのは避けるようにします。
生鮮食品を贈る場合は、贈る相手に前もって連絡を入れ、確認するのがいいでしょう。また、贈る相手の好みは事前にリサーチし、喜ばれる品を贈りたいですね。
食品以外を贈る場合は、いくつあっても困らないタオルや洗剤などの日用品や、たくさんの商品から好きなものを選べるカタログギフトなどが喜ばれます。
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