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四季イメージ

ニッポン良品。日本には豊かな四季があります。季節によって、地域によって、蒸し暑い日があったり、大雪の日があったり。古から日本人は、そんな季節の変化や地域ごとに知恵をふりしぼり、さまざまな素材や技術を駆使して、生活をしてきました。今回はそんなニッポンの技術や素材が特徴的な寝具をご紹介します。

北海道そば殻を使った枕
幸手産ダックの純国産羽毛布団
三河木綿の六重織りガーゼケット
湿気に強いテイジンのマットレス
高知県産ひのきたっぷり枕
寝具バイヤーFのつぶやき
北海道そば殻枕¥5,122(税込み)日本は世界でも有数の湿度の高い国です。地域によっては、梅雨時だけでなく、一年中湿度が高いところもあります。そば殻はそんな湿度対策と寝心地の良さから、古くから枕の素材として使われてきました。北海道そば殻枕
北海道
原料は北海道産のそば殻100%。

今回の枕は原料まで国産にこだわり、北海道の大地が育んだ良質のそば殻を使用。

そば畑イメージ
愛知
そば殻を洗うのは愛知県。

そば殻を洗うためだけに、業務用の洗濯機を オリジナルカスタム化。世界で唯一のそば殻洗濯機と何度も何度もゴミ振るいと高熱乾燥を繰り返すラインで、丹念にそば殻を磨きます。この工程は、愛知県清州で行われます。

そば殻洗濯機とふるい&高熱処理マシン
大阪
最終工程は大阪で

枕一筋で、操業40年。日本最大の枕メーカー、モリシタ株式会社の大阪工場で丁寧に作られます。頭の形に合うように研究し尽くされた枕、防虫に対する数々の工夫をこのお値段で実現できるのはモリシタさんだからこそ!

モリシタ株式会社の様子
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純日本製幸手産ダックダウン羽毛掛け布団¥30,755〜51,325(税込み)日本の気候は日本人が一番知っています。この羽毛布団は原料の羽毛のダックも日本で飼育され、側生地の染色も、縫製も、羽毛を吹き込み仕上げるのも、全て日本各地で、職人が丹念に仕上げたものです。日本産の羽毛がとにかく希少なので、今のところ、ディノスでこれ以外に紹介できる見込みはありません。お求めやすくなりました!純日本製幸手産ダックダウン羽毛掛け布団
埼玉
羽毛は埼玉県幸手市で8週間かけて育てられたダックのダウン。

2010年に日本国内産で羽毛布団用に流通した羽毛は、同じ年に輸入された羽毛の約0.1%。本当に少ないのです。埼玉県の幸手市で、恵まれた環境で8週間に渡って育てられたダックの羽毛なので、本当に大きくて白くて、暖かいのです。

飼育の様子
和歌山
側生地を染めるのは日本に残り少なくなった和歌山の染工所で。

海外生産に押され、日本国内で染色業を営む工場はどんどん減っています。
しかしこの商品はあくまで国内での染色にこだわり、細部まで美しく表現するため、和歌山の優れた染色の職人の手により、丹念に染め上げています。

染工所の様子
三重
側生地の縫製は三重県で。

羽毛をつぶさないための立体マチ付きキルトなど、熟練の技術で精度の高い仕上がりです。

縫製の様子
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ソフレスト(R)・マットレスシリーズ 純日本製幸手産ダックダウン羽毛掛け布団 ¥40,937〜¥56,468(税込み)日本には世界でも有数の繊維の会社がたくさんあります。日本の気候や利便性を考えた化学繊維も開発されています。大正7年から人造絹糸の製造を始めた日本有数の化学繊維企業・テイジンの技術を使って作られた、湿気に強く、驚くほど軽い、マットレスのシリーズです。ソフレスト(R)・マットレスシリーズ
兵庫
まず縦型構造のV-LapRを、兵庫県加古川市の歴史ある工場で

一般的に寝具に使われているポリエステル硬わたは、横に積み重なっているため、上下の圧力に対しては、面でしか対応ができませんでした。
帝人ファイバーの開発したV-Lap(R)は特殊な機械をつかって、縦型にわたを積層します。そのため、上下方向の圧力に対しては点で対応でき、さらに通気性もアップ。寝具に最適な素材です。
このV-Lap(R)は兵庫県加古川市にある工場で製造されます。

大正時代に竣工された加古川のV-LapR製造工場は,味のあるレンガ造りが当時の風情そのままに佇み、ドラマや映画のロケにも使用されたことのある歴史的建造物です。

しかしこのV-Lap(R)は、生産構造上一定の厚み以上にはできないので、敷き寝具用の厚みにはちょっと足りません。それを解決する鍵は、次の場所「山口県防府」にありました。

山口
テイジンの特許。「厚み」と「耐久性」をだす技は山口で。

山口へと運ばれてきたV-Lap(R)は、ここで厚みとさらなる耐久性を得るために、横構造わたのファイバークッション(R)と一体化され、軽くて丈夫なソフレスト(R)のマットレスになります。その行程は企業秘密で詳しくはお話できませんが、実は、熟練職人の「手作業」が大きなポイントになっています。それゆえ、大量生産ができない、価値ある一品といえます。ちなみに手作業した後に、ここにしかない大きな機械に入れるのですが、大きな釜の中にマットレスをまるまる入れるようなイメージです。

山口県にある秘密の工場。側地の装着も手作業です。
愛媛
テイジンのこだわり。側地も愛媛県で縫製しています。

マットレスの顔である側地も、糸・生地・染色・縫製に至るまで、国内生産にこだわっています。
愛媛県の今治で、一枚一枚丁寧に縫製をしています。

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三河木綿 六重織りガーゼケット ¥10,265(税込み) 平安時代を起源とする三河木綿。本来吸湿性も柔軟性も高い綿に、手抜きをせずしっかり手を掛け、綿の能力を最大限引き出す伝統の製法で、夏はさらりと涼しく、冬は空気をため込んで暖かく使えるこの素材は、寒暖の差が激しい日本向けの素材です。綿本来の良さが引き出された6層同時織りの肌ざわりの良いガーゼです。三河木綿 六重織りガーゼケット
愛知
技術・知識を受け継いできた自信が作り上げる、6層同時織りのガーゼ

安いものから高いものまで、たくさん世の中にあふれている中でこの「三河木綿 六重織りガーゼケット」をご紹介しようと思ったきっかけは、メーカー(機屋)の担当者さんの「自信」と「強いこだわり」を見たからでした。綿本来の吸湿性と柔軟性を引き出すため、安易なコストダウンに走らず、柔軟剤や余計な薬剤を使わない。
そんなこだわりから、担当者の方は「ご家庭でも柔軟剤を使わないでほしい」と訴えます。洗うほどに風合いを増し、洗うほどに柔らかくなる。余計な柔軟剤や薬剤を使わず自然のものを自然に使う。これって、エコでもあるし、自分や家族の体にもとってもいいことですよね。

三河木綿と日本橋 東京有数の繊維の町・日本橋界隈は徳川家康の思惑?

日本橋界隈には今も多くの繊維や糸に関する企業がたくさんありますが、どうもそれは江戸幕府がつくられた頃に発端があるとか?
江戸へ移転する際に、徳川家康は家来だけでなく、地元の産業に携わる人々も一緒に連れて行きました。
一大産業になっていた三河の繊維業もその一つ。地元で気のおけない人々を一等地に住まわせるのは当然のこと。それがそのまま続いて、今にいたるのだとか?それくらい三河の繊維業は大きかったということですね。

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高知県産ひのきを使った ひのきたっぷり枕 ¥8,208(税込み)ひのきは主に建築材として、古くから日本人に親しまれてきました。現在では科学的に明らかになっているその効能も、日本人は体感的に知っていて、使われてきたのですね。今回ご紹介するこの枕はそんなひのきをたっぷり使っています。ひのきたっぷり枕
高知
ひのきにもこだわって高知県産をたっぷり使用

「古事記」の時代から親しまれているひのきは、各地にブランド生産地が存在し、産地偽装も問題になっています。この枕に使用しているひのきの原木は高知県森林組合連合会から証明書をいただいている、正真正銘の高知県産です。

ひのきボール
森林浴効果をもたらす「フィトンチッド」

フィトンチッドとは、森林の植物・樹木が自分で作り出している揮発性物質のことです。
森林浴による爽快感はこの物質によって生まれます。
また、森の中には動物の死骸や枯れた木があるのに、イヤなにおいがしないですよね。
これもフィトンチッドの消臭・空気の浄化効果と言われています。
さらに木々は、昆虫や微生物に自分が食べられないように、殺虫殺菌効果のあるフィトンチッドを出しているのです。
ひのきにはこのフィトンチッドが多く含まれています。
昔からひのきが親しまれているのはこのような効果があることを日本人が体感的に知っているからなんですね。

鹿児島
枕の生産は創業56年の枕の老舗・鹿児島の丸松

枕を作るのは昭和30年から枕の製造を行う、鹿児島の株式会社丸松。
個性的な枕を多く手掛け、このひのき枕も
素材だけでなく、形状にもノウハウが詰まっています。

桜島の近くにそびえ立つ工場
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寝具バイヤーFのつぶやき

「ニッポン良品」で紹介しているような、材料から純国産のものや、国産の技術を活かした商品に興味を持ったのは、
とあるお取引先での商談がきっかけでした。
2011年度から養蚕に対する政府からの助成金が打ち切られ、日本の養蚕業が危機に面しているというお話でした。
日本の養蚕業は稲作や機織りと同様に、神話の時代から続く伝統産業で、鎖国からの開国や戦後、何の資源もない日本を支えてきた産業です。
それなのに、安い輸入糸に押され、着物の需要も減退し、衰退していった。そんな産業がそのままなくなろうとしている。
そうさせないために、着物問屋や布団メーカーなどが力を合わせて、日本の養蚕業を守るために、連携している、
というお話だったと思います。
この話を伺ったときに、少し前に小麦の値段が上がったり、バターの値段が上がったことを思い出しました。
今や日本はあらゆるものを輸入に頼っているのに、輸出してくれる国が売ってくれなくなったり、
突然値上げを要求してきたらどうするんだろう、と思ったのです。
その後に綿花が暴騰したり、原油価格や羽毛の価格が上がったりで、商品を企画するのも本当に難しくなりました。
少し話が逸れましたが、養蚕のような日本の伝統産業や技術を守るために、我々も微力ながら、そういう商品を紹介する
ことによって何とかお役に立ちたいと考えていました。
その矢先に、2011年3月、東日本大震災が起こり、日本の経済は大打撃を受けてしまいました。
今こそニッポンの頑張っている生産者の顔が見える商品を、これからも引き続き紹介していき、微力ながら日本の生産者を応援したいと思います。