梅雨対策、始めていますか?カビだらけになるその前に
恐怖!梅雨対策でカビがもたらす健康と住まいへの被害を阻止!
梅雨対策、始めていますか?カビだらけになるその前に
過ごしやすかった春がいつの間にか終わりを告げ、夏ももう目の前。雨がしとしと降り注ぐ日が続きますね。ちょっと蒸しっとする日もあるし、湿気の多い毎日にうんざりしてしまうこともあります。
雨がしょっちゅう降るとなかなか外出もできないので、子どもたちは不満げです。大人からすれば、小雨の日の買い物や洗濯は辛いけれど、子どもが学校に出かけている間に窓辺でゆっくり読書、なんて楽しみもあるのです。
家事をいつもより早く済ませてしまって、やかんでお湯をわかす。うーん、台所掃除もそろそろ必要かな?まあ、とにかく本でも読んで休憩しよう。
窓辺に近いソファーに腰かけて、ほっと一息つく。コーヒーを入れたカップを傾けて、うん、美味しい。上手に淹れられたなあ。何気なく窓ガラスの下の方に目をやると……。ま、まさか。これってカビなの!?
こんな風に気づいたときには、家中のあちこちにカビが発生してしまっているかもしれません。これを読んでいるみなさん、まだ間に合います。カビを発生させないように、梅雨対策を始めましょう!
気づいた時ではもう遅い!?梅雨対策は今すぐに始めよう!
梅雨。この時期に私たちを悩ませるのが、カビの発生。窓ガラス、カーペット、浴室など、発生場所はさまざまです。梅雨対策としては、事前にこの時期のカビを「防ぐ」ことがベストですが、発生してから対処しなければならないこともあるでしょう。
梅雨対策の戦いにおいては、まず敵を知らなければいけません。カビ発生による影響や発生原因について考えてみましょう。
梅雨対策にあたって、敵を知ろう。
カビの胞子は、私たちの体の中にいつの間にか入り込んでしまうものです。それは、カビの胞子が目に見えないからですが、この敵はするりと体内に入って、健康に悪影響を与えてくるのです。
カビの胞子を吸い込んでしまうと、痰のからむ咳が出て発熱するなどの深刻なアレルギー反応を起こす可能性があります。アトピーを引き起こすこともあると言われています。
カビ発生の要因として主要なものは、「温度と湿度」、そして「食べかすや水あか」と考えられます。それぞれの要因と発生場所をシンプルに表すと下記のようになります。
1、温度と湿度が原因(室温: 25度〜30度、湿度: 80%以上)
発生場所: 浴室、窓ガラス、エアコン、布団
2、食べかすや水あかが原因
発生場所: 台所、カーペット
湿気を防ごうと意識している方は多いと思います。ただ、盲点かもしれませんが、台所で調理時にこぼした食材も、カビを増やす原因になっているのです。
カビの発生要因は複数ということもありえます。風通しが悪い場所や食べかすなどの汚れが発生しやすい場所を、梅雨対策の要注意ポイントと考えましょう。
基本的なカビ対策の心得とは?
梅雨対策として、事前のカビ防止のために「換気」を意識する必要があります。つまり、湿気を防ぐことが重要なのです。プラスアルファ、食べかすにも注意を払ってください。
カビ防止策例一覧:
・タンスなどの家具を外壁側に置かないようにする(結露を防止するため)。
・カーペットに掃除機をかけ(※)、定期的に雑巾でふく。
※掃除機の排気口からは胞子が飛散します。窓を開け、排気口の向きにも注意しましょう。
・換気扇をかけることを心がける。
・洗濯機を回していない時は、ふたを開けておく。
・エアコンのフィルターを定期的に掃除する。
など
上記はいずれも毎日少し気を付けておくだけで手軽にできる対策ばかりです。梅雨対策として梅雨が近づいてから行うだけでなく、日々習慣づけておくようにしましょう。
さまざまな便利グッズは梅雨対策に上手に活用しよう!
除湿機も積極的に活用しましょう。場所を取りそうで気になるかもしれませんが、最近は除湿をしっかりしながらも場所を取らないサイズの除湿機が売られていますので、要チェックです。「カビ対策」に対応しているものがよいでしょう。
ただし、フィルターの掃除を怠ると除湿機にカビが発生してしまうのでお手入れは忘れずに。メンテナンスさえきちんと行えば、部屋干しも恐れることはありません。
毎日就寝時に使用しているマットレスは、湿気を逃がす機能を備えたものを選びましょう。また、マンションにお住まいでベランダが狭かったり何らかの事情があったりして、布団などを天日干しにするというカビ対策ができない場合、布団乾燥機だけでも極力使用するようにしましょう。
窓辺のカーテンにカビが付いたら、目立つし悲しすぎますよね。抗菌・防カビの効果をもったカーテンを選ぶことが重要です。UVカットや保温など複数の機能を兼ね備えたものも売られています。梅雨対策以外に、UV対策なども時期によっては必要になってきますので、できれば多機能の優れものカーテンを揃えておきましょう。
涙ぐましい自分の努力に加えて、便利な機器やアイテムを活用することで効率よくカビ対策を行っていきたいですね。頑張りすぎて対策が面倒になって、途中でやめてしまったら元も子もありません。
梅雨対策はしたけれど発生してしまったカビに対して
これだけ頑張って対策していたのに……とカビの発生に胸を痛めることもあるでしょう。ここからは、カビ発生の現場になりやすい浴室について、お手入れ時の注意点から万一カビが発生してしまった場合のお手入れ方法まで、見ていきたいと思います。
浴室掃除で気を付けたいこと
梅雨対策としてだけでなく、普段から入浴後に浴槽や壁のタイルの水分はふき取っておくようにしましょう。換気ももちろん、十分に行うべきです。
カビが発生した時に該当箇所をブラシでこすったりしがちですが、これはやってはいけません。硬いブラシで床や壁をこすることで、表面に傷ができてカビがつきやすくなってしまい、逆効果です。エタノール類でふき取るのは効果があります。
カビ除去に効果的なのは塩素系の漂白剤、というのは知られています。ただし、不安もありますよね。塩素系の漂白剤は塩素臭が気になるばかりでなく、換気も必要ですし、マスクやゴム手袋といった装備も欠かせません。
どんな掃除用具を使えばいいのだろう?
浴室のカビを除去するのにオススメしたいのは、洗浄作用に加えて、防カビ&カビ除去をこなしてくれる非塩素系クリーナーです。塩素系漂白剤に抵抗がある方に向けて、食品に使われる成分を使ったクリーナーなどが出回っていますので、ご安心ください。
塩素系でなければ、手肌にも浴室の素材にもやさしいですね。洗濯槽用カビ対策など、非塩素系を掲げたカビ対策は探せばあるものです。「子どもが小さく、掃除中に近寄ってくるかもしれなくて心配」という場合に備えて、検討してみてください。
梅雨対策は入念に行いましょう!