グリーンを選ぶ際、もっとも重要なのが、飾る空間とのバランスです。部屋に広さがない、床置きすると窮屈に感じる場合は、高さ100cm以下のグリーンを、家具や窓際、テーブルなどに置きましょう。目線を上に誘導してくれるので、空間にも広がりが感じられるように。大型小型、どちらのグリーンとも組み合わせがしやすく、目隠しにも一役買ってくれる使い勝手の良さが魅力です。

天井高に対して、半分もいかないサイズではせっかく素敵なグリーンも、どこか寂し気に見えてしまいます。反対に、天井に届くほどの高さがあると空間との調和が取れず窮屈な印象に。一般的な戸建て住宅やマンションの天井高は210〜240cm程度。そこで150�p前後くらいがちょうど良いでしょう。人の動線をふさがず、動きを誘導するような配置で、空間に広がりを持たせる場所を選んでみてください。

手間のかからないフェイクグリーンですが、他のインテリアアイテム同様、長く美しく飾り続けるためにも、定期的に簡単なメンテナンスを行うのがおすすめです。飾っているうちにどうしても付いてしまうのがほこり。柔らかい布やワイパー、ハケなどでやさしくほこりを取り除きましょう。大きい葉のグリーンは、できればこまめに拭き取ってください。

細部のほこりは、エアダスター（ノズルから空気を出してほこりを除去する道具）を使うと便利です。特に、小さめのグリーンや、シリコン樹脂を固めて水中に植物を活けた様を再現しているウォーターアレンジには最適。樹脂を主成分としたウォーター部分は、無理にほこりを取ろうと力を加えると亀裂が入ることが。そこでウォーター部分の広い面はやさしく拭き取り、細かい部分はエアダスターで優しく空気を吹きかけてほこりを飛ばしてください。