呼吸に必要な筋肉(咽頭収縮筋、内肋間筋、腹横筋)も、加齢によって衰えます。呼吸筋が衰えると、気管に入り込んだ食物や唾液を外に押し返す力が低下し、誤嚥を起こしやすくなります。
パワーブリーズは「嚥下機能低下」を防止するためのトレーニング用医療機器で、病院でも手術後リハビリとして取り入れられています。
マウスピースを口にくわえたらまず、大きく息を吸い込み。吸った息を「フーッ」と長くゆっくり吐き出します。内部に抵抗弁がついているため、しっかりと呼吸筋を動かさないと息が吐き出せません。この「抵抗負荷」で呼吸筋のトレーニングを行います。
負荷は10段階に調節可能。「ちょっとつらい」と感じる程度が負荷の目安です。
最初は弱めの抵抗から始めてください。適切な負荷がわかったら、1日に5呼吸を1セットとし、5セット行ってください。(セットの合間に1分の休憩をいれます。)
毎日続けることで、口腔、嚥下ケアを。
〜トレーニング方法〜
(1)負荷調整ノブをくるくる回して、自分に合ったトレーニング負荷値に設定します。
(2)背中をまっすぐにして座るか立つかしてリラックスし、パワーブリーズ呼吸筋トレーナーのマウスピース部分を、唇で覆い密閉するようにして口にくわえます。
(3)そのままゆっくりと自然に息を吸い、できるだけ多くの空気を肺に満たすようにして1秒止めます。
(4)マウスピースから勢いよく、できるだけ多くの息を吐き出します。
【使用目的又は効果】
本品は、呼気時に抵抗弁で負荷を与え、話す、咳をする、飲み込む等の口腔や嚥下の機能低下に対して使用する訓練機器である。