上質と洗練の「今」を軽やかなきれい色コートで満喫!
伝統的なラグジュアリースタイルを語るうえで外せないエレメンツ。それが、ダブルフェイス生地を一重仕立てにしたリバーシブルコートです。ご紹介するのは、そのすべてをきれい色で導いた一着。
主役は、イタリア「オペラ」社が手掛けたウールカシミヤ混のダブルフェイスモッサです。ウールの膨らみとカシミヤのエアリー感がマッチした風合いは、素材の特性を知り尽くしたメーカーの知見と技術力があればこそ。レッドの無地と、レッド×グレージュのタッタソールチェック、個性の異なる二枚の生地を組み合わせるのが、モードの国・イタリアの感性を感じさせるポイントです。このフレッシュな味わいと軽やかな着心地を存分に楽しんでいただきたくて、一重仕立ての縫製技術を駆使したリバーシブルコートにたどり着いたのです。
生地の特別感を活かすようにディテールも工夫を凝らして…。前端にはテーラードカラー風のノッチ(切り込み)を入れて、カジュアルなフーディデザインを一ひねり。無地面はカジュアルなパッチポケット、チェック面はマニッシュな箱ポケットと、それぞれにテイストチェンジすることで、纏う楽しみを加速させています。
また、フロントには本物志向の美意識が香る水牛ボタンを二つずつ少し高めに配して、前を留めても軽やかな躍動感のあるシルエットを演出。フード裏や襟裏、折り返した時の袖口だけでなく、身のこなしと共に表情を変える配色効果で軽やかなスタイルを表現します。
POINT
柄面は、レッドとグレージュのラインを交互に配したタッタソールチェック。無地面はレッド。深みのある色調が大人好み。
柄面は、すっきり見える箱ポケットを斜めに配して。無地面のカジュアルなパッチポケットとひと味違う、端正でスマートな印象です。
時間も手間もかかるリバー縫製は、接結したダブルフェイスの2枚の生地端を開いて、内側に折り込みながら丁寧に手纏りで縫い上げています。
フロントは水牛ボタンのアクセント。一つ一つ異なる明るめブラウンの色合いや表情は、天然素材ならではの味わい。高めの位置に配して、シルエットに動きが生まれます。