和の粋が香り立つリング文様ワンピース
ふっくら柔らかく、涼やかな陰影を湛えたリング柄のリネンは、新潟に大正初期から伝わる「マンガン絣(かすり)」。マンガンの酸化(色付け)と還元(色抜き)の作用を利用して柄付けし、無理なテンションをかけずに乾燥…と伝統的な特殊工程を駆使した染め技術です。
糸の染色から仕上がりまでに3か月も要する貴重な生地を活かして仕立てたのは、肩先を自然に覆う上品なノースリーブで、ウエスト切り替え下にギャザーを入れたエンパイア風ワンピース。
前は広めのクルーネック、後ろはV開きの襟ぐりで上半身はすっきり見せ、スカート部分はギャザーで柄の出方に変化をつけたデザインが、涼やかで躍動感に満ちた着映え効果を発揮します。
涼しげなカラーパレットに柔らかな個性をのせて
前はクルーネック、後ろはV開き、と変化をつけた襟元。特別な技術を駆使したリング状の絣模様は、太さが異なるリズミカルな柄行き。