正確さを要する植物画において、情緒ある繊細な美しさを表現した「花のラファエロ」ともよばれた画家ルドゥーテの「スズラン」というボタニカルアートを再現したカラフルでかわいらしいリングです。
「スズランの日」はフランス発祥のイベントで5月1日はスズランの日とされています。鈴の形をした花はヨーロッパでは春のシンボルで幸せを呼ぶものと考えられ、ブライダルに花嫁に送る花としてもよく使われます。淡水パールの白くまろやかなテリとホワイトトパーズの輝き、さわやかな色合いの葉に塗られたエナメルは2色を重ね合わせることによって作り出した色合いに透明感ときらめきがあり、宝石の美しさをより引き立てています。淡水パールが2個ついたリングです。スズランを模した石座がアクセントになり、さわやかな色合いのグリーンが差し色となって清楚でかわいらしい仕上がりになっています。またあまりひっかかりがないため、大変着け心地のよいリングとなっています。
ピエール・ジョセフ・ルドゥーテは18世紀後半から19世紀半ばにかけてフランスに活躍した「バラの画家」「花の画家」として知られる宮廷画家です。マリーアントワネットやナポレオン皇妃ジョセフィーヌの知遇を得て優美な花々の作品を多数残しました。高度な銅版画の技術と丹念な手彩色によって表現された花々は繊細で洗練されており芸術性を備えた博物図譜として高く評価されています。|