正確さを要する植物画において、情緒あふれる繊細な美しさを表現した「花のラファエロ」ともよばれた画家ルドゥーテの「ツユクサ」のボタニカルアートを再現したカラフルでかわいらしいブローチ兼ペンダントヘッドです。
ターコイズのさわやかなブルーの色味にあう、少し濃いめで宝石にはないはっきりとしたブルーカラーのエナメルを何回も試作してお作りした一品です。よく見るとブルーのエナメルの中に細かいラメが入っており、ただ濃いブルーには出せない上品な色合いをだしています。葉の面にほどこされた葉脈のようなテクスチャーとエナメルの照りのある輝きとか立体感の効果もあってコントラストが生まれ、美しい作品となりました。程よい大きさで、はっきりとした色合いのブルーでまとめたジュエリーですので、コーディネートのアクセントとして着けていただけます。
ピエール・ジョセフ・ルドゥーテは18世紀後半から19世紀半ばにかけてフランスに活躍した「バラの画家」「花の画家」として知られる宮廷画家です。マリーアントワネットやナポレオン皇妃ジョセフィーヌの知遇を得て優美な花々の作品を多数残しました。高度な銅版画の技術と丹念な手彩色によって表現された花々は繊細で洗練されており芸術性を備えた博物図譜として高く評価されています。