カタチのこだわり
シリコーンヘラは「1日のうちに何十回も使う道具」と語る有元さんは理想のシリコーンヘラを作るため、まずはカタチにこだわりました。日本はもちろん海外のゴムベラも探し、日本では売られていない滑らかなカーブのものを見つけましたがそれも満足できるものではなく、そのヘラを自らハサミで切り、カタチをみたりすることも。
開発が進み、試作を使っては改善を繰り返し、構想から3年以上の時を経て、ボウルやフライパンにフィットするなめらかなカーブと、容器の角までしっかり取れる90度の先端をもったシリコーンヘラが誕生しました。
厚みと硬さとなめらかさの追求
「最終的には硬さを決めるのにとても時間がかかりました」と振り返る有元さんは様々な硬さのサンプルや、試作を使っていく中で「ちょっと厚くするだけですごく硬くなってしまい、薄くするとコシがなくなってしまう」ことから、調整を繰り返し、硬すぎず、柔らかすぎない、気持ちいいコシを実現しました。
洗いやすさもポイント
ヘラ部分は外してスッキリ洗えます。着脱を繰り返してもしっかり固定できるように差し込み部分に突起をつけています。
定番の白と、チャームポイントの赤
カラーは白と赤の2色をご用意。「白はどうしても欲しい」と思いつつ、他の色を考えた時に、濃紺、赤、グレーが候補にあがりましたが、ラバーゼはステンレスのものが多く、すごくハードなイメージがあるので「そこの中に一点、赤があるというのは可愛い」ということから、白と赤の2色が作られました。
気持ちよくお料理したい人に
こだわりのカタチも硬さも全てがお料理をキレイに混ぜあわせたり、キレイに取るため。「これが硬すぎたりとかカタチがおかしかったりすると取れない。途中であきらめて、洗ってしまうともったいないんです。もう本当にキレイに取れるということがすごく大事なんです。」と語る有元さん。ちょうどいい硬さをもとめて完成したこのシリコーンヘラを「気持ちよくお料理したい人に是非」使っていただきたいと考えています。