料理の時間をもっと快適に
「たいていの家庭料理は、約26cm四方のまな板の上の仕事で事足りるんです。長さがない分、奥行きをもたせたまな板なら、調理台の上に余裕ができる。品数の多いおもてなしのときにもラクですよ」と有元さん。
使う時と洗う時のバランスを考えて作った26cm
「まな板の大きさは玉ねぎ1個のみじん切りが一度にできるくらいあるのが理想です。 大きいのはいいですが、洗うのが大変ですよね。いくつかのサイズのパターンを試作しましたが、26cmが一番使いやすいサイズでした。それに横幅が狭い分、作業スペースが広くなります。それに、奥行きがあるので、きざんだ玉ねぎなどが向こう側にこぼれにくいですよ。」
調理台の上で場所を取らない四角形。野菜を切るときクルッとまわせるのも便利です
「例えば玉ねぎやニンジンなどみじん切りにする時、端まで切ったら、まな板を90度回転させてからまた端から切るとみじん切りになりますよね。正方形だと簡単にくるりと回せるんですよ。」
自立するからカビ防止!優れた乾きで戸棚収納もラクラク
「数種類の素材で試しましたが、ゴムの木は早く乾く点でも優れていました。まな板は食材が直接ふれるものなので、清潔さを保つことが大事です。ですから、早く乾くことは重要でした。それに厚みがあるので自立するので洗った後にも乾きが早く、カビの原因も防ぎます。また使わないときは戸棚にしまって置けるのも便利です。」
2枚並べて広々スペース!綺麗な木目でカナッペボードにも最適
「長ねぎなどの長いものを切るときは、私は2枚を並べて使っています。木目のきれいな天然木なので、カナッペを並べたりするボードとして使っても便利ですよ」
la baseについて
la base(ラバーゼ)とはイタリア語で“基本”や“基礎”という意味。上質な基本の料理道具をコンセプトに、料理研究家・有元葉子さんが考案、日本の生産技術から生まれたキッチンウェアブランドです。
料理研究家 有元葉子さん
100冊以上の著書を持ち、雑誌やテレビなど幅広く活躍。おいしい料理はもちろん、長く使える本当にいいものを見る目や、すっきりとした快適な暮らしぶりに憧れるファンが多い。使いやすく手入れがラクでデザインが美しい、台所道具のシリーズ『ラバーゼ』のディレクター。