大胆プリントをドラマティックに楽しむ
艶やかに、しなやかに・・・柄と素材の美しさを活かした大人の余裕が漂う華やかさ
一見、お花のように見える大柄プリントは、実は蝶々。あえてふんわりギャザースカートで、柄を崩し洗練度をアップ。リュクスな装いを叶えるスカートながら、サテン地で切り替えたウエストゴムで楽にはけるのも嬉しい。
So close,オリジナル、こだわりのものづくり
京都発・熟練の技が光るハンドプリントを求めて…
多くの工程がすべて人の手で作り上げられるハンドプリント。奥行きがあり、そして浮かび上がるような繊細な柄。機械では再現できない、独特のニュアンスが特徴です。この企画は、商品担当バイヤーが生地の展示会で出会ったハンドプリントに魅せられて、「オリジナル柄を作りたい!」そんな熱い思いからスタート。ハンドプリントといえば、昔から織物が盛んな京都。200年以上もの歴史を誇るテキスタイル会社に意図を説明。京都でも手で作業する工場は少なくなってきている昨今、ようやく辿り着いたのが今回お願いした「久山染工」です。直接京都にも足を運んで打ち合わせをし作り上げた型。柄は和のテイストを感じさせつつ、今の時代のファッションにもフィットするバタフライモチーフ。日本の良き丁寧なものづくりを未来へと繋いでいきたい、そんな願いが込められたアイテムです。
京都手捺染別注プリントができるまで
担当していただいた方は 京都でも今では数人しかいないという、ハンドプリント歴45年の職人さん。オーダーした1300mもの生地を10日間もかけておひとりで捺染してくれました。(ワンピース「商品番号:PC30-25」とスカート「商品番号:PC30-26」共通の説明。)Step1 事前打ち合わせ
まずは版を作るところからスタート。同時に生地に合わせてインクの種類、載り方や線の太さ、何度もテストして職人さんの納得いくものを提案していただく。Step2 プリント台の準備
1レーン25mあるプリント台、往復で一反の50m。インクが台につかないように、実際のプリントより少し線の太い版を敷いた上から布を載せる。Step3 染料の配合と版の確認
熟練職人の長年の経験から、インクの種類や色、気温や湿度によってインクがきれいに載るように台の温度調節。プリントは一発勝負。版を隈なくチェック。Step4 ハンドプリント開始
生地を敷いた台に版を載せてインクを流し込み、上から下に向けてインクを伸ばす。手捺しならではの微妙な力加減で繊細なプリントが生まれる。Step5 黒地のみプリントを2回
ワンピースの黒い生地は2回版捺し。ひと通り版を捺したら、版をきれいに洗浄してから2回目の版捺し作業に。柄に奥行きが生まれ、生地に映える繊細な柄に仕上がる。Step6 プリント後生地回収
版を捺した後もインクが定着するために150℃のお湯で洗ったり、乾かしたり…その後にようやく、人の手による温もりが感じられる繊細プリントが完成!