正月のおせち料理に入れる
蓮根の意味や由来は?
人気レシピやコツを紹介
リード文
おせち料理に入れる蓮根の意味や由来を知っていますか?今回は、お正月のおせち料理に入れる蓮根の〈意味・由来などの特徴、酢蓮根の人気レシピ〉を紹介します。おせちに入れる〈煮物・きんぴら〉などの簡単な蓮根料理の作り方や、〈柔らかくする・下ごしらえ〉などのコツも紹介しますので参考にしてみてくださいね。
お正月に欠かせないおせち料理に必ず入っているのが
「将来を見通せるように」と
酢蓮根の作り方
おせちの定番料理の酢蓮根の作り方は、以下のとおりです。
材料
・蓮根:1本(約180g)
・酢:1/2カップ
・水:1/2カップ
・砂糖:大さじ5
・塩:小さじ1
・赤唐辛子:1本分
蓮根の切り方・飾り切りのコツ
・蓮根の皮をむき、8〜10mmの厚さの輪切りにする
・周りの穴と穴の間にV字に切り込みを入れ、それぞれを包丁で丸く整える
・切り込みを入れるときは、輪切りにした蓮根をまな板の上に置き、包丁の刃先を使うと切りやすい
・周りを丸くするときは、全体のバランスを見ながら切ると綺麗な花形になる
作り方・手順
1.蓮根は皮をむき、8〜10mmの厚さの輪切りにする
2.蓮根を5分ほど酢水(分量外:水500ml・酢大さじ1)にさらして、アク抜きする
3.鍋に甘酢の材料、酢、水、砂糖、塩、赤唐辛子を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら保存容器に移す
4.鍋に湯を沸かし酢を加え(分量外:水800ml・酢大さじ1と1/2)、蓮根をゆでる
5.蓮根をザルにあげ、甘酢に漬ける
酢蓮根つづき
「将来の見通しが良くなる」ことを
@煮しめ(煮物)
蓮根の煮しめ(煮物)の材料と作り方〜
A蓮根のきんぴら
蓮根のきんぴらの材料と作り方
きんぴらつづき
B酢蓮根をピンク色で仕上げる花蓮根
ピンク色の花蓮根に仕上げる酢蓮根の材料と作り方
「将来をよく見通せるように」との願いを込める縁起物の蓮根料理ですが
おせちの蓮根は何段目に入れる?
盛り付け方は?
おせちの蓮根は、調理方法によって入れる段が変わります。「酢蓮根」を詰めるときは酢の物として「二段目」に、「筑前煮や煮しめ」などを詰めるときは煮物として「四段目」に入れます。
お重に盛り付けるときは、似た色の食材は近くに置かないようにして、彩りのバランスを良く盛り付けると、見た目が華やかになります。蓮根の煮しめなどは水気をよく切りましょう。もし、煮物以外の他のおせち料理を一緒に詰める場合は、竹筒などのお正月らしい器に盛りつけると、煮汁が混ざらずに美味しく食べることができます。
おせちの詰め方、盛り付けの例は下記を参考にしてください。 おせち料理のおしゃれな盛り付け方 由来を知って縁起よく!伝統の重箱・人気のプレート盛り
おいしい蓮根の特徴は?
おいしい蓮根には、以下のような特徴があります。
おせち料理に入れる蓮根以外〜
おせち料理に入れる蓮根以外の煮しめの具材には、以下のような意味や由来があります。
・里芋:子宝、子孫繁栄
・ごぼう:一家の繁栄
・椎茸:亀に見立て、長寿を願う
・にんじん:梅の花に見立て、生活の豊かさを願う
.・くわい:出世を願う
・こんにゃく:手綱にして、良縁・夫婦円満の縁起担ぎ
里芋は種芋にたくさんの子芋が付くことに由来し、「子宝」を願う意味があります。ごぼうは地中深くまでしっかりと根を張る姿から、「家族や家業の土台が安定し、末永く繁栄するように」という意味が込められています。椎茸は、六角形の形に飾り切りして長寿の象徴とされる亀の甲羅に見立てることで、「長生き」を願う意味をもつ具材です。
にんじんをおめでたい梅の形に切ったねじり梅は、「生活の豊かさ」を祈願し、大きな芽が出るくわいには「出世」の願いが込められています。手綱こんにゃくはその結び目と縁結びをかけて、「良縁」や「夫婦円満」の縁起物として用いられています。
おせち料理の中身・具材は下記を参考にしてください。 おせち料理の中身・具材の一覧 定番のメニューや種類ごとの意味を紹介
おせちを種類で選ぶ