おせち料理の伊達巻の意味や由来・いわれは?
縁起物?基本レシピも紹介
リード文
おせち料理に入れる伊達巻の意味や由来を知っていますか?なぜお正月に食べるのでしょうか。今回は、おせち料理に入れる伊達巻の〈意味・由来・願い・語源・起源〉や、何でできているかを紹介します。おせち料理の〈伊達巻のはんぺん入り基本レシピ、他のおせち料理の具材の意味・由来〉も紹介するので参考にしてみてくださいね。
伊達巻は黄色くて、卵焼きと似ているような雰囲気がありますが、
@学業成就(知恵が増える)
伊達巻の向きが右巻きである理由・意味は「エネルギーを得る」
お正月に食べる巻物のような見た目の伊達巻は
名前の由来@伊達(派手)な卵焼きで
あったから
名前の由来A伊達政宗の好物であったから
名前の由来B着物の帯「伊達巻」に
似ていたから
お正月に食べる伊達巻の名前の由来や意味は分かりましたが、
おせちの伊達巻の起源は長崎で
作られた「カステラかまぼこ」
ちなみに5月24日は伊達巻の日
伊達巻は鮮やかな黄色と巻物のような見た目が特徴で
伊達巻の原材料は卵と魚のすり身(はんぺんなど)
鮮やかな黄色が特徴の伊達巻は
作り方・手順
1.はんぺんは細かく切る 2.フードプロセッサーに、卵、はんぺん順に入れてから、みりん、砂糖、塩、麵つゆを入れ、約1分間混ぜる 3.少し置いて空気を抜く 4.フライパンにサラダ油を入れて熱し、余分な油はふき取る 5.フライパンに生地を流し込み、揺すって均等にする 6.15秒程度強火で熱した後、極弱火にしてアルミホイルでフタをしたら約15分加熱する 7.ヘラで丁寧に扱いながらフライパンから巻きすへ乗せ、手前から巻いていく 8.約10分放置し、形が整ったら好きな幅にカットする
伊達巻はフードプロセッサーやフライパンがあれば、簡単に手作りできます。食べ方は味が付いているため味付けは必要なく、そのまま食べるのがおすすめです。また、生地の中に空気が入っていると気泡ができる原因になってしまうため、生地の中の空気をしっかり抜きましょう。
ちなみに伊達巻はミキサーや
巻きすなしで簡単に作れる
ミキサーや巻きすを使わない伊達巻の材料と作り方は、以下の通りです。
【材料】
・はんぺん:1枚
・卵:3個
・砂糖:大さじ3〜4
・みりん:小さじ1
・ねこぶだし:小さじ1
【作り方】
1.はんぺんをポリ袋に入れ、手で潰す 2.ボウルに卵を溶いたら、1のはんぺんを入れて混ぜる 3.こし器とゴムベラで生地を濾す 4.生地に砂糖、みりん、ねこぶだしを入れて混ぜる 5.卵焼き器に生地を入れ、アルミホイルでフタをして弱火で10分〜13分加熱する 6.裏返して3分加熱し、火からおろす 7.焼き色が濃い面を下にして、生地に2cm間隔に包丁で切れ込み線を入れる 8.熱いうちにクッキングシートで巻物状にし、輪ゴムをかける 9.粗熱を取って、冷蔵庫で冷ませば完成
巻き寿司などの巻きすを使わないため、普段料理をしない人にもおすすめのレシピです。はんぺんはできるだけ細かくなるように潰すと焼きムラができず、ふわっとした食感の伊達巻に仕上がります。
おせち料理の伊達巻はそのまま食べても美味しいですが
@伊達巻卵サンド
伊達巻卵サンドの材料と作り方は、以下の通りです。
A伊達巻ドーナツ
伊達巻ドーナツの材料とレシピは、以下の通りです。
【材料】
・ホットケーキミックス:150g
・卵:1個
・牛乳:適量
・伊達巻:7切れ
・砂糖:適量
【作り方】
1.おせちで残った伊達巻をマッシャーで潰す 2.ボウルに潰した伊達巻、卵、ホットケーキミックスを入れ、牛乳を少しづつ入れながら混ぜる 3.大きめのスプーンですくって、弱火から中火で揚げていく 4.竹串を刺して中身が付かなければ、ドーナツに砂糖をかけて完成
伊達巻ドーナツは、最後に砂糖やグラニュー糖をかけて甘い味付けにします。スイーツ好きの方におすすめのレシピです。伊達巻ドーナツはホットケーキミックスや牛乳があれば手軽に作れて、冷めても美味しく食べられます。固めのドーナツが好きな方は、牛乳を少し減らして作ってみてください。
おせち料理には長寿を表すえび以外にも
おせちの伊達巻は何段目に
入れる?盛り付け方・詰め方は?
地域や風習によって異なりますが、口取り(くちとり)である伊達巻は、五段重箱の場合、二段目に入れます。伊達巻以外で二段目に詰める具材は、かまぼこや昆布巻、栗きんとんなどです。重箱への詰め方は、横長3列に区切る「段詰め」、田の字に4分割や9分割にした「市松型」、中央にダイヤ型を配置する「七宝詰め」、などさまざまな詰め方があります。おすすめの詰め方は、段詰めや市松型で、初心者の方でも並べるだけで簡単に詰められます。
伊達巻を詰める時は、すき間なく詰めること、栗きんとんなど同じ黄色が隣り合わないこと、などに注意して配置するのがポイントです。特に、巻物やかまぼこなどは重箱の端から立てて詰めるとすき間ができにくく、飾り葉などの小物で色を足すと綺麗に見えます。また、味移りを防ぐためにバランなどで仕切ったり、栗きんとんなど汁気のある料理は小鉢を使ったりしましょう。
おせちの詰め方、盛り付けの例は下記を参考にしてください。 おせち料理のおしゃれな盛り付け方 由来を知って縁起よく!伝統の重箱・人気のプレート盛り
伊達巻は巻物状で学業成就などの意味が込められたおせち料理ですが、
伊達巻は巻物状で学業成就などの意味が込められたおせち料理ですが、他の具材にはどんな意味があるのでしょうか。
伊達巻以外におせちに入れる主な具材と意味は、以下の通りです。
・えび
・紅白かまぼこ
・くわい
・たたきごぼう
・こんにゃく
・たまご
・ちょろぎ
・紅白なます
・蓮根
・黒豆
・数の子
・栗きんとん
・昆布巻き
・筑前煮
えびには、「不老長寿」や「成長」「発展」の願いが込められています。えびの背中の丸さや長いひげが「長寿」を意味しています。黒豆の「豆」は健康や丈夫という意味を表す語句のため、「勤勉」や「健康」に関する意味があるとされています。黒は邪気払いの色でもあり、縁起が良いです。
また、昆布巻きは「よろこぶ」とかけて縁起の良い食材とされています。「子生(こぶ)」という当て字にちなんで、「子孫繁栄」を祈願する意味も持っています。
おせち料理の中身・具材は下記を参考にしてください。 おせち料理の中身・具材の一覧 定番のメニューや種類ごとの意味を紹介
おせちを種類で選ぶ