東京大学大学院農学生命科学科獣医学博士課程卒。獣医師。博士（獣医学）。（株）モンパニエ・動物臨床行動学研究室主宰。藤田医科大学医学部客員講師。現在、都内動物病院で問題行動のカウンセリングを行う。「猫にいいこと大全」、「動物行動学＋猫マンガ ニャン学」、「マンガ動物行動学 犬の気持ちとしぐさがよくわかる!」（本：いずれも主婦の友社）監修。犬と猫の問題行動を対象とした執筆、研究教育活動を行う。フジテレビ等ＴＶ番組監修多数。

茂木　まずインテリアになじんで圧迫感がなく、透明だからゲートの向こうにいる存在にペットと飼い主がお互いに気付くことができます。
イヌは目がよくありませんが、人がどこを見ているのかという目線を追う能力はすごく長けています。口を開けてハーハーとやりながら目を合わせるのは、「愛しているよ」というサイン。目線が合うということは、すごく大事なのです。アクリルペットゲートで遮っていて飼い主さんに近づけない状態でも、アイコンタクトすることができるので、ペットは飼い主さんが意識を払ってくれていると分かり、疎外感を感じずに済みます。とてもよい商品だと思います。

茂木　今までこういうのがなかったです。なぜトイレトレーが流行っているかというと、トイレシーツが移動してしまったり、イヌが乗るとズレてしまって居心地が悪くてトイレを使わなくなったりするからです。オシッコがこぼれたときに床が汚れてしまうので、それを防ぐためにもトイレトレーは役立ちます。

茂木　トイレシーツがステンレス製のストッパーで簡単に止められるところです。溝が多いトイレトレーは洗うのが大変ですが、これは汚れたとしてもサッと外して洗えます。トイレシーツも簡単に取り替えできます。あとはインテリアになじむ透明感ですね。

茂木　ズレると怖くなってしまいます。乗った瞬間にズレないのが、トイレトレーに乗ろうと思うモチベーションにつながり、利用してくれる確率をグンと上げてくれます。

茂木　すごく大事なポイントです。飼い主さんはイヌのトイレをできるだけ部屋の端っこ、奥まったところに置きたくなります。しかしペットにしてみたらアクセスしづらいのです。排泄をする場所は、野生の状態だと縄張りをマークするための大事な場所ですから、奥まったところではなく、できるだけ広いところでしたいのです。
せめて壁際で奥まっていないところ、ペットがパトロールして、乗ってトイレをして、またパトロールを再開できるところがいいですね。通り過ぎられる廊下か、部屋の真ん中の壁寄りがいいと思います。

茂木　自分の寝床をきれいに保ちたいという習性もありますので、ベッドやご飯を食べるところからは離れた場所に置いてほしいですね。
習性的に無理のない飼育環境を作ってあげることが、ペットのストレスを下げることになります。ストレスが少ない生活をしていれば、病気になりにくく、健康に歳を重ねていけると思います。

茂木　飼い主さんにとって、ニオイがあまり来ないというメリットがあります。トイレの汚れ防止にもなります。男の子で足を上げてオシッコをする場合、オシッコがはみ出てしまう可能性があります。このアクリルペットゲートを立てておくことで、床面に飛び散るのを防ぐことができると思います。ただ、オシッコが流れて床に付着することもありますので、アクリルペットゲートの下にもトイレシーツを敷いた方がいいですね。

茂木　奥まった感じに演出してしまうのはNGです。アクリルペットゲートを平行に立てて、ペットが入って真っ直ぐ出られる形がいいですね。

茂木　洗剤を使っていただいた方がいいです。トイレは新しくニオイをつけたいと思わせるべきところなので、ニオイがしない方がいい。雑菌もない方がいいのでしっかり洗ってください。

茂木　いいサイズ感ですね。日本でよく飼われているイヌは、トイプードル、柴犬、ダックスフンド、チワワの4犬種。柴犬の体格の大きい子は入りづらいかもしれませんが、他の子たちは十分楽しめる広さだと思います。囲まれている感覚、洞穴に感じられるような感覚があるこぢんまりとしたサイズの方が好まれます。

茂木　とにかく手ざわりがいいですね。触れた瞬間にとても暖かいです。冬場にペットが落ち着こうと思うと、触れた瞬間の暖かさや、やわらかさがとても重要になります。底づき感があるとペットもしんどくなりますが、このぐらいフワフワしていると居心地がいいと思います。乗った瞬間にフワフワして暖かく、体が沈み込んで受け止められる感覚は、すごく安心感を誘います。

茂木　彼らの落ち着ける場所に置いてあげてほしいですね。ただ、ペットにも個性があるので、飼い主さんたちがいるソファのそばが好きな子と、ソファやテレビから離れた、自分だけのスペースを好む子がいます。ペットをよく見て、座ったり、寝たりしている場所に置いてあげてください。ここに入るのは遊ぶためではなく寝るためなので、生活動線上や騒がしいところからある程度遠ざかっていた方がいいですね。

茂木　隠れ家感満載でいいですね。冷蔵庫の上もおすすめです。ネコは高いところから周りを見渡すのがすごく楽しいし、幸せなのです。高いところに設置する場合は、落ちないことを確認してください。キャットタワーには乗りませんので避けてください。

茂木　ペットは、野生のときの習性を色濃く残しています。野生で彼らが安心している状態をおうちの中で作り出すことができたら、ペットたちは安心して過ごせるはずです。野生の小型肉食獣は、夜は小さな洞穴や岩陰、自分で掘った穴に隠れて大型の肉食獣から命を守っていました。ですから、周りが薄暗かったり、何かに囲まれていたり、閉じられている感覚が安心できるので大好きです。このペット用こたつは中がプライベート空間で、ペットの本能に訴えかける安心感を演出できると考えています。ネコの場合は警戒心が強く、追い詰められる場所が苦手ですが、これはフレキシブルに外に出られるという点で、一般的に売られているネコ型ハウス、ドームよりいいと思います。

茂木　電気を使わなくても十分に暖かさを確保できるデザインだと思います。さわった瞬間に暖かいとか、自分の肌と同じような温度を感じられるのは、ペットにとって最高の感触です。群れで暮らしていたときは、夜寝るときに固まって寝ていました。この生地に触れると隣に仲間がいる感覚になり、すごく安心できます。特にネコは寒さに弱いので、気に入ってくれると思います。

茂木　間違いなく、この中はペットのテリトリーになります。飼い主さんが手や足を突っ込んだり、不躾に掛けふとんをバッとめくったりすると、大事なテリトリーに侵入されたと思い、「縄張り防衛本能」が働いて、飼い主さんを攻撃する可能性があります。もし飼い主さんがここに入りたければ、まずペットを呼び出して、出てきてから入るのがいいでしょう。ペットと楽しい時間を過ごせると思います。