丈夫で育てやすい観葉植物として人気のサンセベリア。ホルムアルデヒトなど有害物質を吸収、分解、さらにはこの空気清浄効果が、その他の観葉植物に比べてダントツに高いという事で、とてももてはやされた時期もありました。少し水をやり忘れたくらいでビクともしない丈夫さと、すらっとしたおしゃれな印象が魅力。デスクに飾って楽しいミニタイプから葉が円柱状になるものなど品種も色々。園芸初心者にもオススメです。
サンセベリアの育て方
Garden&Garden監修
丈夫で育てやすい観葉植物として人気のサンセベリア。ホルムアルデヒトなど有害物質を吸収、分解、さらにはこの空気清浄効果が、その他の観葉植物に比べてダントツに高いという事で、とてももてはやされた時期もありました。少し水をやり忘れたくらいでビクともしない丈夫さと、すらっとしたおしゃれな印象が魅力。デスクに飾って楽しいミニタイプから葉が円柱状になるものなど品種も色々。園芸初心者にもオススメです。
INDEX
サンセベリアの基本情報
キジカクシ科チトセラン属
難易度★
植え替え・葉挿し5月〜8月
肥料5月〜10月
主に熱帯、南アフリカや東南アジア原産の植物。最も有名なローレンティーは成長も早くすぐに1mくらいに育ちます。小型、中型品種もあるので、置き場によって品種選びをしましょう。100円ショップでも簡単に購入でき、大変丈夫で虫も付きにくいので、観葉植物を始めたい初心者の最初の1鉢にもオススメです。
置き場所
基本的にはお日様が大好き。たっぷり日の当たる窓辺や、日当たりの良い環境で管理します。ただし強すぎる直射日光によって葉焼けをする事があるので、気をつけます。また全ての観葉植物に共通しますが、クーラーやヒーターの風が直接当たるような場所には置かないようにしましょう。
花を咲かせる
サンセベリアは花を咲かせる事があります。真っ白な花は夜間に咲き、部屋いっぱいに甘い香りが広がります。そして、蜜のようなものが滴ります。一般的に株が大きく育ち充実して、冬も暖かい環境に置くなど環境が良いと咲くようですが、突然咲いたりその後咲かなかったりなど、意図的に咲かせるのは少し難しい印象があります。
サンセベリア管理のポイント
春〜夏の管理
室内で育てる場合は日当たりの良い窓辺で育てます。温暖な国では地植えされているような植物。ぐんぐんと成長します。ただし、強すぎる直射日光は葉焼けを起こします。お日様は好きですが、直射がジリジリとは当たらない、レースのカーテン越しが良いでしょう。
秋〜冬の管理
サンセベリアの耐寒温度は10度と言われています。実は暑さ、乾燥に強い反面寒さにはとても弱い性質があります。ただしそれ以下になったからすぐに枯れるという事ではありません。(5度以下になると枯れる恐れがあります)生育活動が止まるので、水やりをするのを止めましょう。この寒い時期に夏と同じように水を与えると枯れる原因になるので、気をつけます。窓辺の暖かいお日様の当たる場所で管理をします。
サンセベリアの植え替え切り戻しポイント
植え替え
気づいたら鉢いっぱいに子株が出てぎっしりになっているくらい、非常に成長が早く、繁殖力の強い植物です。2年に一度を目安に、また株がいっぱいになってきたら株分け、植え替えをしてあげましょう。用土は観葉植物用でもサンスベリア用でも、培養土でも大丈夫です。株分けする場合は、根をほぐして別の鉢に植えます。初めはぐらつきやすいので、支柱などで数ヶ月固定してあげるといいでしょう。株分けするときに根を切った場合は、1日くらい断面を日陰で乾燥させてから植え替え、水やりは2週間ほどしてから再開します。肥料も直後にはあげず、水やり再開から少し経ってからを目安にします。
葉挿し
サンセベリアの栽培に慣れてきたら、一度葉挿しにチャレンジしてみると楽しいですよ。葉を5センチ程度にカットして、土に刺すだけです。しばらくすると根っこがしっかり張ってきます。注意するのは、上下を間違わない事。そして成長期の気温の暖かい時期に行います。
縁が黄色の斑入り品種を葉挿しした場合、出てくる新しい葉は斑入りではなく、緑の葉が出てきます。色合いを維持しながら増やしたい場合は子株を増やすといいでしょう。
サンセベリアの肥料・水やり
サンセベリアの楽しみ方のポイント
病気・害虫・予防・対処
病害虫予防対策
基本的には、他の観葉植物に比べて病気や害虫の被害は少ないでしょう。ただし、空気が滞留しない、日当たりの良い置き場で管理する事が大切です。一番陥りやすい失敗が寒い時期の水のやりすぎです。10度以下になると成長を止めるので、真冬の寒い時期に夏と同じようにしてしまうというのが比較的多い失敗談です。
コバエ
コバエが発生したら、コバエジェットなどスプレー式の殺虫剤を土の表面にさっとスプレーするのがオススメです。また有機物はこのような虫が発生しやすいので、土は観葉植物用の土を使うことをおすすめします。
カイガラムシ
どうしても空気の対流しやすい室内環境では害虫がつきやすくなります。特に乾燥しすぎるとカイガラムシが発生しやすくなります。枝や葉裏などにしろや茶色のつぶつぶを見かけたら、カイガラムシの可能性があります。古い歯ブラシや濡れタオルなどでしっかり取り除きます。その後専用のスプレー式の薬剤をかけておくとよいでしょう。
サンスベリアの由来・歴史
サンセベリアの育て方・まとめ
空気清浄効果があるって本当なの?って思われがちですが、実はこの効果はあのNASAにも証明されたお墨付きの効果。数ある植物の中でもダントツの効果があるのがこのサンセベリアなのです。二酸化炭素を吸って酸素を排出する効果と合わせて、室内のホルムアルデヒとをはじめ、ベンゼン、トリクロロエチレン、キシレン、トルエンなどの有害物質を自然に吸収、分解してくれるなんともありがたい観葉植物です。
でも何よりこの植物の魅力を言うならば、育てやすさでしょう。サンセベリアから育て始めて慣れてきたら、その他の観葉植物に挑戦してみる。そういった登竜門的な1つと言えます。そして、サンセベリアの魅力にはまってしまったら、ぜひ希少種の栽培にもチャレンジしてみましょう。それぞれ個性があって、たくさん集めたくなる事、請け合いです。
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