アサガオは昔から馴染みのある夏の定番植物。最近では緑のカーテンとしても人気です。昔ながらの日本アサガオから、近縁の別種となる西洋アサガオ、別名琉球アサガオとも呼ばれるノアサガオ(野朝顔)など色々な品種が出回ります。それぞれ咲く時間帯や時期、つるの伸びる長さなども違うので、用途に合わせて選ぶとより魅力的な空間づくりができます。何より育てるのが簡単なので、園芸ビギナーさんにオススメ植物です。
アサガオの育て方
Garden&Garden監修
アサガオは昔から馴染みのある夏の定番植物。最近では緑のカーテンとしても人気です。昔ながらの日本アサガオから、近縁の別種となる西洋アサガオ、別名琉球アサガオとも呼ばれるノアサガオ(野朝顔)など色々な品種が出回ります。それぞれ咲く時間帯や時期、つるの伸びる長さなども違うので、用途に合わせて選ぶとより魅力的な空間づくりができます。何より育てるのが簡単なので、園芸ビギナーさんにオススメ植物です。
INDEX
アサガオの基本情報
ヒルガオ科サツマイモ属
難易度★
開花期:7〜9月 種まき期5〜6月 肥料:6〜8月
つる性の一年草でよく日が当たり、風通しの良い環境を好みます。(品種によって宿根性)5〜6月に種を蒔き、7〜9月の真夏に花を楽しめます。品種によっては11月頃まで花を楽しめます。その後種ができて、完全に枯れます。宿根性の品種もあり、暖かい環境下では翌年も成長します。
原産地
日本は初め中国から伝えられたと言われますが、それよりも前の起源は、アジア大陸、アメリカ大陸など諸説あります。
咲き方
花に筋や絞り、覆輪模様や、桔梗咲き、大輪咲きなど、色や模様、形のバリエーションが豊富です。また葉に斑入り模様の入るものなどもあります。
育て方
つる性なので、行灯やフェンス竹垣など何かに這わせて育てます。通常は上に伸びていきますが、珍しい枝垂れ咲き品種もあります。つるが上に絡まず下に垂れ下がっていくので、行灯やフェンスで育てずハンギングや鉢スタンドで高さを出した飾り方を楽しみます。
アサガオ品種の選び方ポイント
日本朝顔
日本原産ではありませんが、日本で古い時代から育て改良されてきた朝顔です。花は7〜8月に花が咲きます。花模様が豊富なのが魅力です。朝方3時ごろから花が開き9時頃にはしぼみます。品種によって少しずつ違いますが大抵つるは2〜3m伸びます。その中でも桔梗咲きや大輪咲きは、つるの生育がそんなに旺盛ではありません。一年草で、秋にタネをつけて枯れます。鉢植えの行灯仕立てや地植えにしてフェンスに這わせます。
西洋朝顔(ヘブンリーブルー:別名ソライロアサガオ)
緑のカーテンなどにも利用される西洋朝顔。朝顔という名前はつきますが、近縁の別種です。花は早朝から昼ごろまで楽しめます。つるの生育は旺盛で7〜10mほどまで伸びます。花は通常のアサガオより少し遅く8月後半〜11月ごろまで咲きます。原生地では多年草ですが、日本の寒さを越せないので、日本では一年草扱いされます。地植えもしくは大きな鉢に植えます。緑のカーテンにも向きます。
琉球アサガオ(オーシャンブルー)
このアサガオは、早朝から夕方まで日中一杯花を楽しめます。繁殖力旺盛で10m以上伸びます。またつるが地面につくと、そこから根を伸ばして蔓延ります。花が房のようにたくさんつくのが特徴で、7月後半〜11月頃まで花を楽しめます。2年目以降は6月ごろから花を咲かせます。近年この植物が生態系を荒らす危険があるとして、生態系被害防止外来種リストにも入っています。蔓延ると大変なので、8〜10号もしくは横長の大鉢など、大きめの鉢で育てる事をオススメします。緑のカーテンに向きます。
曜白朝顔(種間雑種の品種)
白い筋模様が涼しげな印象の曜白アサガオ。通常の朝顔とマルバアサガオの種間雑種です。そのため、開花時間が長く、朝方から3時ごろまで花を楽しむことができます。
編集部からのおすすめ
アサガオの種まき・育て方のポイント
種か苗か?
初心者は苗からの栽培が簡単でオススメです。特別気に入った品種を育てたい場合はタネから育てます。7月頃になると行灯に綺麗に絡んだ完成した状態のアサガオも売られます。育てる手間を省けるので手っ取り早く楽しみたい人や、ギフトにオススメです。
種まき
夜間の温度もしっかりと上がる5月の連休後に種を蒔きます。10.5センチポットに培養土を入れ、2〜3粒を離して蒔きます。本葉が3〜4枚ほどになるまでに、葉色の悪いものや葉が変形したものなどは間引き1〜2本にします。その後鉢や地面に植えます。
庭に植える
土をよく耕しておき、堆肥と腐葉土、緩効性肥料をすき込んでおきます。緑のカーテンにする場合は、地面に植えた方がより旺盛に育ちます。
鉢に植える
通常のアサガオは6号程の鉢植えに1株、そして行灯支柱を用意します。横長プランターには15〜20センチ間隔に植えます。培養土を利用します。つるが這っていくようにネットを設置します。
発芽処理
種の殻が硬いので、他の植物に比べて発芽しにくいと言われています。種をまく前夜から水につける、タネに少し傷をつけるなどの発芽処理をすると、より発芽の確率が上がります。販売されている種の中には、発芽処理済みのものもあり、その場合記述があります。
アサガオの肥料、水やり
アサガオの仕立てのポイント
アサガオの病気・害虫・予防・対処
つる割れ病
カビが原因で引き起こされる病気です。去年もアサガオを育てた鉢で育てるとなりやすいです。土中の根から感染します。日中になると葉が萎れたようになり、夜になると戻ります。下葉の方から発生して、葉が黄色く変色し、全体に広がり枯れてしまいます。病気が見つかったら、周りの土も一緒に根ごと取り除き処分します。
うどんこ病
葉っぱが粉を吹いたようになります。高温多湿で風通しの悪い環境になるとかかりやすい病気です。見つけ次第、白くなった葉を取り除き他にうつらないようにします。また、殺菌剤を散布して蔓延を防ぎます。
アブラムシ
新芽や茎などに大量につきます。このアブラムシは放っておくとその他のウイルス病を媒介するので見つけ次第、テープなどを利用して取り除きます。薬剤散布も効果的です。デンプンを主成分にした自然由来の薬もあるので、薬が苦手な人にはオススメです。
アサガオの歴史・原産
アサガオの歴史
昔から馴染みのある植物なので、日本原産と思う方もいるかも知れません。ですが、奈良時代に薬草として遣唐使によってもたらされたとされています。その後何度か園芸ブームが起こる中で、特に江戸時代には一大ブームが起こり、「変化朝顔」と呼ばれる朝顔とは思えない変わった品種も数多く作られ楽しまれました。
変化アサガオ
江戸時代にアサガオの突然変異で出た奇花、奇葉を楽しむ文化が発達しました。アサガオには思えない、花形、草姿は、種を蒔いて育てるまで何が出るかわからないという面白さもあります。遺伝学の研究材料として今なお研究が続けられています。また熱心な愛好家たちによって受け継がれ、大切に育てられています。ここ数年その人気がじわじわと再燃しており、各地で夏になると展示会などが開かれ、面白い姿のアサガオを鑑賞したり、種を手に入れることもできます。
アサガオの育て方・Q&A
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