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マリーゴールドの育て方
Garden&Garden監修

真夏の花壇に欠かせないマリーゴールド。育てるのも簡単で、初夏から秋遅くまで、長い期間花を楽しむ事ができます。簡単に育てられる事から、個人邸の花壇や菜園の縁どり、公共施設や、学校の花壇でも多く植えられています。とても馴染みのある一年草の1つです。品種によって、丈や花の形、サイズが違うので、色々育ててみても楽しいですよ。種まきもとても簡単にできるので、まさに園芸ビギナーにオススメの植物です。

マリーゴールドの基本情報

キク科マンジュギク属

  • 難易度★
    開花期:4〜11月 種まき3〜5月 肥料:4〜7、9〜10月(鉢植え)

  • 4月ごろから苗が売り出され始めます。初夏から晩秋までとても長い間花を楽しむことができます。真夏に気温が高くなると一時期花をお休みしますが、その後も引き続き花を楽しむ事ができます。その後タネが出来て、冬前には枯れます。

  • 植える場所・真夏の対策

    お日様が大好きな植物です。たっぷりと日差しの当たるところで育てましょう。春から咲いた花は真夏気温が高温になると少し生育が衰えてきます。そのタイミングで1/3〜半分ほどに切り戻してさっぱりさせます。9月ごろにはまた新芽が伸びて秋の間たくさんの花を咲かせてくれます。

  • 菜園でセンチュウ避けに

    センチュウとは土壌に住む虫のごく小さな虫の1つで、肉眼では見えません。根に寄生、侵入する事でダメージを与え植物を枯らしたり腐らせたりします。マリーゴールドの根から出る成分が、センチュウを抑制、防除、殺虫効果があると言われ、菜園でも多く植えられています。フレンチマリーゴールドが一番効果があると言われています。

  • 種から育てる

    種から育てる場合、秋か春に蒔きます。初心者は、寒さよけをする必要のない、春蒔きがオススメです。できれば種まき用の用土とトレイを使って育てると、確実に育てることができます。

マリーゴールドの種まき

  • 種まき

    専用のセルトレイを購入するか、いちごパックや卵パックを利用しても問題ありません。ただ、土は栄養素のない育苗用の土を使用する事をオススメします。容器に土を入れたら、種をパラパラ蒔いて、薄く土をかけます。霧吹きでたっぷりと水を湿らせます。

  • 管理

    芽がでるまで新聞紙をかけ暗い環境を作り、ビニールなどで覆う事で乾燥を防ぎます。発芽し始めたら、新聞紙とビニールを外し、陽のあたる所に置きます。はす口をつけたジョーロで水やりをします。

  • 本葉が出たら

    双葉の後、本葉が出たら培養土を入れたセルトレイかいちごパックに3〜4センチの間隔をあけて植え替えます。植え替え時に茎を持たないよう、葉っぱを持って植え替えします。また双葉のすぐ下まで土が被るように植えます。

  • 本葉が3〜4枚出たら

    本葉3〜4枚出たら、10、5センチ黒いポットに植え替えます。培養土を使います。本葉が6〜7枚出てしっかりとした苗に育ったら、いよいよ地植えもしくは鉢へ植えます。

マリーゴールドの管理・切り戻しの
ポイント

  • 花がら摘み

    花が終わったら、花首から切って花がら摘みをします。そうする事で、脇からどんどん新しい茎が伸びてたくさんの花を咲かせてくれると同時に、こんもりと大株に育ちます。

マリーゴールドの肥料、水やり

  • 肥料について

    苗を地植えにする際に、腐葉土やたい肥を混ぜて植え込みます。地植えの場合は、特に肥料を施さなくても十分なのですが、様子を見て葉色が褪せてくるようだったら適宜液肥を与えて様子を見ます。鉢植えは肥料分が流れやすいので、緩効性肥料を花が咲いている間効くように、有効期間を確認しつつ適宜あげるようにします。ただし真夏に肥料はあげません。

  • 水やりについて

    鉢植えで育てる場合は、乾いたらたっぷりが基本です。鉢植えは成長と共に根がたくさん育ってくると乾きやすくなるので、水切れに注意します。また花の上から水をかけると花が腐る原因になるので、根元の土に直接水をかけるよう心がけます。

マリーゴールドの病気・害虫・予防・対処

  • ハダニ

    高温で乾燥してくるとハダニが発生しやすくなります。葉が白く色が抜けたようになるのが特徴です。葉裏にシャワー状の水をかけると駆除できます。早期発見して、被害が広がらないように注意します。また、専用の殺虫剤を撒く方法もあります。

  • 青枯れ病

    突然葉の青いまま萎れてしまいます。根から入った細菌が原因となり養分が運べなくなった株が枯れてしまうという病気です。感染したら他に極力伝染させないよう、早期に抜き取るのがベストです。梅雨時期に発生しやすく、水はけの良い場所で育てる事で、発生を未然に防ぎます。

マリーゴールドの品種

  • フレンチマリーゴールド

    八重咲、一重咲きがあります。オレンジや黄色、ボルドーカラーがあり、色の入り方も様々で、バリエーション豊かです。一重の中でもボルドーカラーと黄色のコントラストが鮮やかで個性的な「ミスターマジェスティック」、八重咲きの「ソラン」は特に個性的な姿をしています。

  • アフリカンマリーゴールド

    花が大きなポンポン状になり、フレンチマリーゴールドよりも大きく成長します。オレンジ色や黄色がメインですが、他のマリーゴールドにはない、乳白色品種もあります。また低い草丈の矮性品種もあります。

  • メキシカンマリーゴールド 

    フレンチマリーゴールドよりも花が小さく、葉も細く切れ込みが深いのが特徴です。夏の暑さに少し弱いですが、香りが大変良いのも特徴の1つです。

  • その他

    レモンマリーゴールドは大きいものは1m50センチにも成長する品種。ミントマリーゴールドは60センチ程に成長し、その香り良さはタラゴンのようと言われています。両方共、宿根性でハーブを専門とする種苗店で種で購入できます。

マリーゴールドの由来・歴史

  • 和名色々

    アフリカンマリーゴールドは千寿菊、フレンチマリーゴールドは万寿菊や紅黄草、メキシカンマリーゴールドは姫紅黄草など品種によって和名も違います。

  • 名前の由来

    アフリカやフレンチという名前から、原産地を想像するかもしれませんが、どれもメキシコ原産の植物です。アフリカン種は16世紀スペインに持ち込まれ、その後北アフリカを経由して、再度ヨーロッパに持ち込まれたところからその名前が付けられました。日本へは江戸時代に渡来しましたが、最初に入ってきたのがこのアフリカン品種です。フレンチ種はかつてフランス王室のお庭で育てられ、パリから広まったところから、その名で呼ばれているそうです。

マリーゴールドの育て方・Q&A

  • マリーゴールドはハーブティーにも利用できますか?

    ハーブとして花びらをお茶に使うのは、ポットマリーゴールドと呼ばれる「カレンジュラ(キンセンカ)」の事でしょう。カレンジュラの方が花びらが柔らかく、食用であるのがうなずけます。フレンチ種やアフリカン種は少しごわついていてあまり美味しそうではありません。それと、余談ですが、購入した苗は薬剤が掛かっている可能性もあるので、食用などに利用するのはオススメできません。

マリーゴールドの育て方・まとめ

  • 花期が長く、育てるのも簡単、それでいて比較的安価と三拍子揃った植物。しかも、育てるだけでセンチュウ忌避効果、花を乾燥させれば布を染める染料にもなる、一石二鳥どころか、三鳥くらいのお得感があります。

  • でも、定番すぎてなんだか面白みがないなんて言わないでください!ボルドーカラーやシルバーリーフの宿根草や、グラス類とあわせて植えると、とってもおしゃれな花壇材料になるんです。マリーゴールド、是非種から育てて見てください。園芸作業にハマる事間違いなしです。

Garden&Garden

  • 監修:Garden&Garden監修:Garden&Garden

    監修:Garden&Garden

    「大好きな草花に囲まれて暮らしたい」「もっと自分らしい庭をつくりたい」そんな思いを持ったガーデナーに向けて、等身大のガーデンライフをガーデニング季刊誌 Garden&Gardenにて提案。「いかに使うか」や「どう過ごすか」で、庭やベランダがもう一つのリビングに大変身。インテリアを楽しむように、自分にあった素敵な空間をつくるヒントを発信しています。

    【オフィシャルサイト】Garden&Garden 庭のある豊かな暮らし ※外部サイトへ遷移します

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