マーガレット。そういって思い浮かべるのは、やはり純白の白い花。「好き、嫌い、好き、嫌い・・・・」の花占いと言えば、この花のイメージを持つ人も多いでしょう。春を代表する多年草ですが、早咲きの品種は12月頃から園芸店に並び始めます。品種改良が進み、これがマーガレット?とびっくりするような咲き方、色の品種もたくさんあります。可憐でナチュラルな雰囲気が魅力なマーガレット、長く楽しむコツを紹介します。
マーガレットの育て方
Garden&Garden監修
マーガレット。そういって思い浮かべるのは、やはり純白の白い花。「好き、嫌い、好き、嫌い・・・・」の花占いと言えば、この花のイメージを持つ人も多いでしょう。春を代表する多年草ですが、早咲きの品種は12月頃から園芸店に並び始めます。品種改良が進み、これがマーガレット?とびっくりするような咲き方、色の品種もたくさんあります。可憐でナチュラルな雰囲気が魅力なマーガレット、長く楽しむコツを紹介します。
INDEX
マーガレットの基本情報
キク科モクシュンギク属
難易度★★★
開花期:11〜5月 植え替え期3〜5月、9〜10月 肥料:3〜6、9〜10月(11〜3月室内管理の場合)
マーガレットと言えば白花のイメージですが、近縁種との交配によってたくさんの園芸品種が作られ、ピンクや赤、黄色、オレンジ、薄紫まで様々な色バリエーションがあります。八重咲き、ポンポン咲き、丁子咲きなど咲き方も豊富で、春を代表する花鉢の1つです。
原産地の気候を考える
一年を通じて温暖なカナリア諸島を原産とするマーガレット。日本の厳しい寒さと、梅雨から真夏にかけての高温多湿が苦手。真夏と真冬をうまく越す事が、長く美しい姿を楽しむポイントです。
多彩な品種
昨今、比較的丈夫で育てやすい品種が多く作られています。白の一重を代表に様々な花色、咲き方、さらには花粉がないタイプなど、たくさんの品種が作られています。元々香りの良い花ではありませんでしたが、世界でも珍しい香りの品種「風恋花」はラベンダーの香りを持つ品種で、魅力あるマーガレットの1つです。
マーガレットの管理のポイント
地植えで育てる
関西以南の霜の降りない暖地では、屋外でも冬を越すことができます。ただし、真冬の寒風を避け、ウッドチップなどのマルチングをして寒さ対策をします。また湿った環境が苦手なので、お庭の環境によっては土を少し盛るなどして水はけの良い環境で育てましょう。真夏の西日は苦手なので、午後は木陰になる環境がベストです。
鉢植えで育てる
日本の高温多湿と、寒すぎる環境が苦手なので、鉢植えの方が管理しやすいかもしれません。冬は霜が降りない場所であれば日の当たる軒下に移動し、霜や雪のある地域では室内に取り込みます。外に置く場合は、北風などが直接当たらないよう注意します。梅雨時期は長雨に直接当たらない軒下に移動し、真夏の午後は木陰になるような場所がベストです。
マーガレットの植え替え・切り戻しの
ポイント
花がら摘み
花が終わったら、花茎の根元(葉のすぐ上)で切ります。咲き終わった花を取る事で新しい花が次々に上がって、より多くの花を楽しむことができます。花が終わり姿が少し乱れるようであれば、梅雨に入る前に全体を整える程度に刈り込みます。
切り戻し方法
夏の暑さが落ち着いた秋に切り戻し作業を行います。。9〜10月上旬がベストです。全体の草丈の半分〜1/3程度を切り取ります。全体的に丸くこんもりとした半球上になるように切ります。その時切りすぎて枝だけにならないよう、葉は必ず残しましょう。また寒さが苦手なので、10月前半には済ませましょう。
春に少し切り戻し
春新芽が上がってきた時に、新しい新芽の半分ほどを切り詰めることで、より枝が分岐して花芽が増えます。新芽が15センチくらい伸びてきたのを目安に一度切り詰めるのがオススメです。
植え替え
早春に購入した花鉢はすでに根っこがいっぱいに回っている事が多くあります。購入後すぐに一回り位大きな鉢に植え替えると、長く花を楽しむことができます。根は大胆に崩さない方がいいですが、あまり根がいっぱいで全体が真っ白になっているようだったら、鉢底の根を1/3程崩してから植え付けます。水はけ良くするために、培養土に2割程度の赤玉土を混ぜて植えるのがオススメです。また、鉢植えの場合は、根がすぐにいっぱいになるので、1〜2年に1回は花が終わった後、3〜5月の間に植え替えして土もリフレッシュします。
マーガレットの肥料、水やり
肥料について
・鉢植えの場合
植え替えと同時に緩効性肥料を混ぜ込みます。その後は置き肥タイプを、3〜6月頃まで肥料が効くように施します。夏には肥料が切れるようにします。また9〜10月に肥料をあげます。室内に持ち込んだ場合は、様子を見つつ、その期間は液肥を与えます。
・庭植えの場合
植え付けの際に腐葉土や堆肥、緩効性肥料を混ぜ込んで植え付けます。翌春成長を始める少し前の2月末から3月にかけて緩効性肥料を施すと良いでしょう。植物の状況を見つつ、夏の暑さが落ち着き9月〜10月に再度肥料を施します。
・鉢植えの場合
開花中にも肥料が必要なので、購入後植え替えする場合はそこで1回、花が終わり9月に入ったらもう1回、春に新芽が動き出したらもう1回緩効性肥料を鉢の縁の土を少し引っ掻いて耕してからあげましょう。
水やりについて
鉢植えで育てる場合は、乾いたらたっぷりが基本です。梅雨時期は長雨に当たらないよう、軒下など、常に雨がかかるような場所から移動します。真夏は少し乾かし気味に管理すると病気にかかりにくいでしょう。
マーガレット楽しみ方のポイント
マーガレットの病気・害虫・予防・対処
マーガレットを育てる上で一番注意したいのが、梅雨時期から真夏にかけてです。
アブラムシ
冬を暖かな室内で育てる時、それから新芽が出てくる時期はアブラムシがつきやすいので注意します。まずは大量発生する前に見つけ次第潰すなど取り除きます。すでに蔓延してしまった場合は、殺虫剤などを利用して抹殺するのも1つの方法です。
ヨトウムシ
葉が大量に食べられ、大きなフンがたくさん落ちていたら、ヨトウムシを疑いましょう。日中は土の中に隠れているので、少し土を掘り返すと出てくることもあります。見つけ次第取り除きます。
立ち枯れ病
茶色く枯れたようになり、その後枯れてしまいます。庭の同じ場所に連続して植えていたり、気温が30度を超え高くなるとかかりやすい病気です。病気になってしまったら潔く諦めて丸ごと抜き処分します。
予防対策
高温多湿が一番の大敵です。真夏は暑さと湿気に耐えている状態ですので、この時期に肥料をあげるのはやめましょう。また蒸れると、病気や害虫の被害にあいやすくなるので、混んできたなと思ったら、枝を間引いて風通しを良くしたり、真夏の強い西日を避ける工夫をします。あとは様子をこまめにチェックして病気や害虫の被害が手につけられなくなる前に対処できるようにすることが、実はとても大切です。
マーガレットの由来・歴史
木春菊
マーガレットの和名は、木春菊(モクシュンギク)。数年育てると、下枝がゴツゴツと木のような感じになってきます。そして、春菊のような葉であることから、そのような名前で呼ばれたそうです。植物上の分類も非耐寒性低木。暖かい地方で地植えすると、年々大きくなりマーガレットのこんもり大きな茂みが出来て、とても見事です。
明治の頃に渡来
「在来白」と呼ばれる白花品種が明治後半に日本に渡来し、大正時代から多く育てられるようになりました。近年日本で多くの育種が行われていて、たくさんの花色、咲き方のバリエーションが次々に生まれています。
マーガレットは真珠?
マーガレットと言って思い浮かべるのは、シンプルで美しい白い花。真珠という意味のギリシア語「Margarites」(マルガリテス)がこの名の由来と言われています。純白で清楚なイメージから、結婚式のブーケでも好まれて使われます。花色によって花言葉も違い、白は「心に秘めた愛」「信頼」、ピンクは「真実の愛」、黄色は「美しい容姿」とどれを取っても、素敵な印象のものばかりです。
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