赤やピンク、オレンジなど鮮やかで元気な花を溢れるように咲かせるゼラニューム。ヨーロッパ各地で見られるのウインドウボックスや、スペインの白壁に飾られた真っ赤なゼラニュームを思い出す方もいるかもしれません。乾燥に比較的強く、四季咲き性で長く花を楽しめます。香りの良いセンテッドゼラニュームや、枝垂れるアイビーゼラニュームも合わせて紹介します。
ゼラニュームの育て方
Garden&Garden監修
赤やピンク、オレンジなど鮮やかで元気な花を溢れるように咲かせるゼラニューム。ヨーロッパ各地で見られるのウインドウボックスや、スペインの白壁に飾られた真っ赤なゼラニュームを思い出す方もいるかもしれません。乾燥に比較的強く、四季咲き性で長く花を楽しめます。香りの良いセンテッドゼラニュームや、枝垂れるアイビーゼラニュームも合わせて紹介します。
INDEX
ゼラニュームの基本情報
フウロソウ科ペラルゴニウム属
難易度★
開花期:4〜6、10月 植え替え期5〜6月、10〜11月 肥料:3〜5月、9〜10月
ゼラニュームは、南アフリカ原産の常緑多年草です。花のついた開花株と小さなポット苗が、春と秋を中心に一年中出回ります。春か秋に植え替え、冬は関東以南では軒下に、それ以北では室内に取り込みます。センテッドゼラニュームはハーブとして利用する事もできます。
基本情報
鮮やかな花色と長期に渡って花を楽しめ、比較的簡単に育てられる事から鉢植えなどで多く育てられている植物の1つ。花は一重から八重、星型やカップ型、葉も黄色や白の斑入り品種や、赤い模様が入ったり、もみじのような形の葉もありバリエーション豊かです。
アイビーゼラニューム
他のゼラニューム同様、四季咲き性の常緑多年草です。違うのは、枝が枝垂れたように伸びる事です。そのため、ハンギングや鉢スタンド、縦長の高さのある鉢から溢れるように咲かせると、よりその魅力が引き立ちます。
センテッドゼラニューム
特に香りの良いゼラニュームを総称して、センテッドゼラニュームと呼びます。花は4〜7月に咲きます。その中でも多く出回るローズゼラニュームは温暖な地域では軒下であれば地植えでも越冬可能です。花弁や葉を香りづけのハーブとして利用できます。
ゼラニュームの管理のポイント
梅雨時期の管理
多肉質の茎を持ち、乾燥に強いゼラニューム。逆に過湿には弱い性質があります。梅雨から真夏にかけて涼しく過ごすことがとても大切な管理になります。また冬の寒さにも弱いので、寒い地方にお住いの方は鉢植え栽培をオススメします。地植えで育てる場合は、日当たりの良い軒下など長雨に長期間当たらない環境を選ぶと良いでしょう。
置き場所
日当たり大好きな植物なので、たっぷりと日の当たる環境で育てます。真夏の西日には弱いので、その時間少し木陰になるような環境がベストです。また冬は寒さに弱いので、温かな日の当たる軒下か、寒冷紗などをかけて寒さよけをします。
株間が大事
風通しよく、蒸れないように育てるのがとても重要です。ですので、大きな鉢にいくつかの株を植える時は、株同士がくっつかないよう、少し隙間を開けて植え付けます。あまり混見合いすぎると、植えた直後の見栄えは良いですが、後に病気の原因になります。
ゼラニュームの植え替え・切り戻しの
ポイント
植え付け・植え替え
しっかりと根が張った分、大きく成長したくさん花を咲かせます。購入したら1〜2回り大きな鉢に植え替えるのをオススメします。土は培養土を利用します。ポットから外し、根の下の部分と肩の部分を少しだけ崩してから植え付けます。植え替えの適期は4〜6月、9月の生育期です。真夏と真冬は環境に耐えている時期なので、植え替えしないようにします。
花がら取り
花が咲き終わったらそのままにせず葉の付け根のところで花がらを取ります。タネをつける前に取ることで見た目が良いのはもちろん、たくさんの花芽が上がってきます。手で簡単に取ることが出来ます。
梅雨前の切り戻し
梅雨の時期に枝葉が混んでいると、蒸れて葉が黄色く枯れて特に下枝が落ちてしまいます。梅雨に入る前に一度草丈を半分ほどに切り詰めて風通しを良くすることで、下枝が枯れ混んでしまうのを防ぎます。
また、枝が混み合っている箇所は、重なった枝を切りおとす「すかし剪定」をする事で、より風通しの良い環境になります。
ゼラニュームの肥料、水やり
編集部からのおすすめ
ゼラニュームの病気・害虫・予防・対処
病気
過湿になると茎腐病や灰色かび病にかかりやすくなります。茎が黒く腐ったようになったり、葉や茎などのに褐色の大きな斑点が出て、そのうち灰色のカビに覆われる症状があれば、それらの病気の可能性が高いです。まずは風通しの良い環境で育てる事と、病変を見つけ次第取り除く事。枯葉や落ちた花びらなどをいつまでもつけっぱなしにせず、取り除いてあげることが予防になります。殺菌剤などの薬剤散布を散布するのも1つの方法です。あまりにも症状が広がるようであれば、株ごと処分します。
害虫
ヨトウムシやシャクトリムシに葉や蕾を食べられることがあります。花ビラや蕾、葉をかじられた後を見つけたら、それらの虫による被害かもしれません。まずは原因である虫を探して取り除きます。ヨトウムシは日中は土の中に隠れているので、土を少しひっかくと出てくることがあります。
葉の一部がクルンと巻かれたようになっていたら、ハマキムシの仕業かもしれません。中には卵が産み付けられていて、孵化すると食害されるので、見つけ次第取り除きます。
ゼラニュームの由来・歴史
ゼラニュームの育て方・まとめ
比較的簡単に育てられ、長い期間次々に花を楽しめるとあり、日本でも海外でも大変人気の植物。ヨーロッパの美しい街並みに飾られた赤いゼラニュームを見て「我が家も同じようにしてみたい」と憧れを抱いた経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか?
花色、咲き方のバリエーションが豊富なのはもちろんの事、葉も大変魅力的なゼラニューム。冬の寒さに当たる事で紅葉が楽しめたり、その色変化を売りにした商品も出ています。また最近ではシックな雰囲気の銅葉品種も出てきています。
切った枝を少し乾燥させて土に挿すだけで簡単に挿し木もできてしまうので、お友達と枝を交換したり、お気に入りの品種を増やして楽しんでもいいかもしれません。まずは好きな花色、葉色品種を探してみてはいかがでしょうか?
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