小さな葉っぱに、可愛らしい丸いコロンとした赤い実をつけるクランベリー。実はとても酸っぱいので、完熟した実をそのまま食べず、ジャムやソース、果実酒などに加工して利用します。
ほふく性の常緑低木で、春に薄ピンクの花、秋に赤い実、冬には紅葉が楽しめます。北アジア、北アメリカ、北ヨーロッパなど緯度の高い夏に涼しい地域に自生します。とても可愛らしい見た目が人気で、寄せ植えなどで多く利用されています。
INDEX
クランベリーの基本情報
ツツジ科スノキ属
クランベリーの植え方
クランベリーは酸性土を好みます。植え付けする際は、同じく酸性土を好むブルーベリー専用の土を利用すると良いでしょう。地面に植える時には、ピートモスを2割ほど混ぜ込んで、酸性土環境を作ってあげるようにします。鉢植え栽培する際、成長と共に長い茎を伸ばすので、ハンギングや、大きな鉢の縁、花壇の縁に植えるなど、枝葉が垂れ下がって美しく見えるように植えると、よりその魅力が際立ちます。ただしハンギングにした場合は、大変乾きやすくなるので、夏場の水やりは1日2回あげるなど、水切れしないように注意します。
クランベリーの植え替え作業は、2〜3月が適期です。鉢植え栽培する場合、少なくとも2年に1回は植え替えをします。
クランベリーの肥料・水やり
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クランベリーの病気・害虫・予防・対処
クランベリーの育て方・まとめ
北米のクランベリー栽培農家の収穫方法には「ウエットハーベスティング」と「ドライハーベスティング」があります。
前者のウエットハーベスティングは他の作物にはない、とても変わった収穫方法で有名です。1日目にクランベリー畑に水を張り、2日目は機械でその水を混ぜる事で水中にあるクランベリーが枝から離れて浮いてきます。3日目にその実を機械ですくい上げ収穫するという、独特な収穫方法です。あたり一面がクランベリーの紅色に染まる光景は、なかなかの景色です。
日本では一般的に果樹として育てるよりも、観賞用植物として扱われているクランベリー。その可愛らしい花、フワッと伸びる茎、そして真っ赤に紅葉する様子や、丸い宝石のような可愛らしい実は、お気に入りのコンテナに植えたり、他の植物と組み合わせて寄せ植えにしても、それだけでとても魅力的です。
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