そのユニークでワイルドな見た目から男性ファンはもちろん、熱狂的なマニアにも愛されている植物の1つ。多肉植物の中でもサボテン科に属する植物をサボテンと呼びます。砂漠など乾燥した水の少ない地域に自生し、雨季に水を溜めて成長し、乾季に休眠します。中にはそのいかつい見た目から想像もつかないような美しい花を咲かせる品種も多くあり、原種から園芸品種までバリエーション豊富なのも特徴です。
サボテンの種類と育て方
Garden&Garden監修
そのユニークでワイルドな見た目から男性ファンはもちろん、熱狂的なマニアにも愛されている植物の1つ。多肉植物の中でもサボテン科に属する植物をサボテンと呼びます。砂漠など乾燥した水の少ない地域に自生し、雨季に水を溜めて成長し、乾季に休眠します。中にはそのいかつい見た目から想像もつかないような美しい花を咲かせる品種も多くあり、原種から園芸品種までバリエーション豊富なのも特徴です。
INDEX
サボテンの基本情報
サボテン科
難易度★★〜★★★
原種は南北アメリカとその周辺の島に自生しています。お日様のたっぷり当たる場所で育てます。本来暑さと寒さには強いのですが、日本の高温多湿の夏、そして凍ってしまうような寒さは苦手です。年間通して風通しよく、よく日の当たる場所で育てます。
サボテンの品種
・玉サボテン:丸く可愛らしい見た目が特徴の玉サボテン。短毛丸はその名の通り他のサボテンに比べて棘が短く、また比較的育てやすく花も綺麗なので人気の品種です。 ・柱サボテン:柱状に伸びていき、1本だったり分岐するもの、地を這うものなど色々あります。サボテンというとこの柱サボテンをイメージする人も多いでしょう。白雲閣は人気の柱サボテンの1つです。 ・ウチワサボテン:平たく丸いうちわのような形状が特徴のウチワサボテン。小型で可愛い金烏帽子は多く流通する人気の品種。霜にも強い大丸盆は昔から多く育てられていて、温暖な地域の庭で巨大化しているのを見かけることも。 ・紐サボテン(森林性柱サボテン):月下美人を始め、クリスマスカクタスと呼ばれるシャコバサボテン、最近観葉植物としても人気のリプサリスはこの仲間になります。柱サボテンの仲間でもあります。 ・コノハサボテン:一見サボテンとは思えない姿ですが、もっとも原始的なサボテンと言われています。代表的な品種に杢キリンがあります。
暑さ寒さには強いけど
サボテンが自生する砂漠は、日中高温になり、夜間は驚くほど寒くなる環境です。そのため上は40度、下は5度くらいまで耐えられる非常に丈夫な植物です。ですが、高温多湿の日本の夏、そして氷点下になるほどの寒い冬は苦手です。真夏は夏バテに注意し、真冬は5度以下にならない環境で育てます。
夏の管理
サボテンは直射日光に強いと思われがちですが、日焼けをして弱ることがあります。夏は寒冷紗などで強すぎる日差しを和らげてあげましょう。特に梅雨明け後は急激な日差しでダメージを受けないよう注意します。そして朝晩の温度差のあまりない日本の暑い真夏は、サボテンにとって耐えている時期。成長も緩慢になるので、水やりは少なめにします。
冬の管理
品種や生育具合によっては0度くらいまで持つものもありますが、基本的には5度以下にならないよう気をつけます。そして霜に当てない、凍らせないのが大原則です。凍ってしまうと中身がぶよぶよに腐って枯れてしまう原因になります。室内に取り込んだ時は、エアコンや加湿器が直接当たらないよう気をつけます。そして窓辺などたっぷりのお日様に当てて育てます。
サボテン管理のポイント
真冬に変色?
寒さに強い品種を冬に屋外で管理したり、急な寒さに当たった時にサボテンの一部や全体が赤紫色に変色することがあります。これはストレスを受けた事による反応です。一見枯れてしまうのではないかとびっくりしますが、春になると色が戻ります。
木質化
サボテンの下の方が茶色くなってきたと思ったら、木質化しているのかもしれません。しばらく植え替えをしていなかったり少し過酷な状況下にあると木質化しやすいです。触ってブヨブヨしていなければ枯れてしまったわけではありません。
徒長
日照不足で、ヒョロヒョロと伸び出してしまったものを言います。一度徒長すると元の形には戻らず形のバランスが悪くなるので、よく日に当ててしっかり丈夫に育てるようにします。
サボテンの花後の管理ポイント
サボテンの肥料・水やり
サボテンの楽しみ方のポイント
病気・害虫・予防・対処
主な害虫・病気
案外強そうに思えるサボテンは、ジメジメ湿気のある環境や風の通りの悪い室内などに長期間置くと、病気にかかりやすくなります。まずは、風通しの良い日の当たる場所で、健全に育てることが大切です。
棘の根元に白い塊を見つけたら、カイガラムシかもしれません。見つけ次第歯ブラシなどを使って取り除き、薬剤散布をします。また、元気がないなと思って掘り上げると、根に白い粉のようなものが付いる事があります。それはネジラミかもしれません。水につけてよく土をく洗い落として、薬剤を混ぜた水につけてその後乾燥させてから新しい土に植え直します。これらの害虫は、放っておくと株を弱らせるのはもちろん、他の株にもうつってしまうので、見つけ次第対処しましょう。
サボテンの由来・歴史
サボテンの育て方・まとめ
サボテンを枯らすぐらい園芸音痴?なんて話を聞くことがあります。サボテンは、砂漠に生えているし、水入らず簡単!?イヤイヤ、ちょっと待ってください。サボテンはどちらかというと園芸中級者以上かもしれません。手入れのコツは、その生態を知る事。サボテンには生育期と休眠期があるのでメリハリのある管理がカギになります。春と秋に成長、真夏と真冬は休眠もしくは成長が緩慢になるとイメージして下さい。
生育期は水や肥料をあげ、休眠期は控えめに。季節に合わせた手入れががとても重要です。知れば知るほど奥深く、種類も豊富なサボテン。マニアを惹きつけてやまない不思議植物。特に最近とても人気が高いので、変わった品種も手に入りやすくなっています。お気に入りの1品を選んで、まずは育ててみる。そうする事で、どんどんのめり込んで、気づけばサボテンマニアになっている?!かもしれませんよ。
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