すのこベッドは布団もマットレスも使用でき、通気性がよいため、湿度の高い日本の夏にぴったりのベッドです。この記事ではすのこベッドを検討中の人に向け、すのこベッドの基礎知識や素材の種類、メリット・デメリットなどを解説します。また、すのこベッドにあわせる寝具やお手入れ法も解説します。ぜひ、睡眠の質を高めるために役立ててください。
すのこベッドには布団?マットレス?基礎知識や選ぶポイント、メンテナンス方法を紹介
すのこベッドは布団もマットレスも使用でき、通気性がよいため、湿度の高い日本の夏にぴったりのベッドです。この記事ではすのこベッドを検討中の人に向け、すのこベッドの基礎知識や素材の種類、メリット・デメリットなどを解説します。また、すのこベッドにあわせる寝具やお手入れ法も解説します。ぜひ、睡眠の質を高めるために役立ててください。
INDEX
すのこベッドとは?その特徴も紹介
すのこベッドにはいくつかのタイプがある
すのこベッドにはいくつかのタイプがあり、それぞれにメリットがあります。すのこベッドの代表的な3タイプについて解説します。
ロール式の床置きタイプ
ベッドの足がなく床に敷く様式のすのこベッドで、全体を丸めると筒状になります。使わないときは丸めて収納でき省スペースです。通気性や耐久性がよくない場合があるため、通気性と強度が工夫されているものを選びましょう。
折り畳み式の床置きタイプ
足がなく床に敷く様式で、全体を2段や4段に畳むことができるものが多いです。布団の陰干し台としても利用可能です。畳んだ状態で部屋の隅に寄せたり収納したりでき、スペースを取らないのがメリットです。床置きタイプのなかには畳めないものあるため、注意しましょう。
ベッド型タイプ
フレームや足のついた、通常のベッドの床板をすのこにした様式です。折り畳むことができるものと、折り畳み不可のものとがあります。床からすのこまで距離があるため、すのこベッドのなかでも通気性がよいことが特徴です。
すのこベッドの主な素材を紹介
すのこベッドは様式だけでなく素材にもさまざまな種類があります。以下では素材ごとの特徴を解説します。
杉を素材としたもの
杉は湿気をよく吸い乾燥しやすい、吸放湿性に優れた素材です。多く植林されているため比較的安価な素材で、すのこベッドの価格もおさえられます。軽くて加工しやすく、断熱性に優れることも特徴です。
ヒノキを素材としたもの
ヒノキはすのこの素材として代表的なもので、気持ちが落ち着くような独特の香りが特徴です。吸放湿性や強度が高く、防虫・防カビ効果もあるといわれています。値段は高い傾向にありますが、高品質なすのこベッドを求める人におすすめです。
桐を素材としたもの
桐は非常に軽いため、組み立て・収納しやすい軽いすのこベッドになります。吸放湿性が高く、カビや害虫に強いことも特徴です。また、断熱性が高いため夏の熱や冬の冷気を伝えにくい素材といえます。
松(パイン材)を素材としたもの
松は「パイン材」や「天然木」などとも表記される素材です。比較的安価な素材のため、購入しやすい価格のすのこベッドになります。また、香り成分にリラックス効果があることも特徴です。
合成樹脂を素材としたもの
プラスチックなど合成樹脂は、木材と比較して害虫やカビなどの問題が起こりにくい素材です。軽いため折り畳みや収納もしやすいでしょう。しかし吸放湿性がなく、強度が低いという面もあります。
すのこベッドのメリットを紹介
以下で解説するメリットを知っておくと、自分の好みや部屋の環境にあったベッド選びに役立つでしょう。
通気性がよいのでカビが生えにくい
床板にすき間があるため、通気性抜群です。寝ている間に汗をかいても布団やマットレスに湿気がたまらず、下側から効率よく放湿できます。雑菌やカビの繁殖防止にも役立ちます。
夏に涼しく快適
すのこベッドは暑苦しくない快適な寝心地が特徴です。すのこの構造には放湿性と放熱性があるため、夏の寝具にたまりがちな湿気と体温を適度に逃がしてくれます。高温多湿な日本の夏にぴったりのベッドです。
折り畳めるものは省スペースになり便利
折り畳めるすのこベッドの多くは収納したり、部屋の隅へ移動させたりが可能です。部屋が狭いけどベッドを置きたい、昼間はスペースを有効に使いたいなどの希望を叶えてくれます。
天然素材の香りでリラックスできる
天然の木材は爽やかな香りが魅力です。特に、ヒノキや松などの針葉樹に含まれる「フィトンチッド」はリラックス効果が高いとされる香り成分です。また、天然素材のナチュラルな風合いは部屋を癒しの空間にしてくれます。
普通のベッドより部屋の掃除がしやすい
足のついたベッドタイプのすのこベッドは、基本的にはベッド下にものを収納せずに使います。そのため、掃除機などがかけやすく、汚れや埃がたまりにくい清潔な環境を保てます。
すのこベッドのデメリットを紹介
トラブルを避けて快適に活用するため、以下で解説するすのこベッドのデメリットをあらかじめ知っておきましょう。
ベッドの下は収納スペースに向かない
ベッドの下を収納スペースにすると空気の通り道がふさがれるため、すのこベッドのメリットである通気性が下がってしまいます。ものを収納するとしても、通気性を妨げないよう量の調節が必要です。
きしみ音がするケースがある
多くのすのこベッドは木材でできているため、寝返りなどできしむことがあります。床板が厚く耐荷重に余裕のあるベッドを選び、衝撃を和らげるマットレスを活用すると、きしみ防止に効果的でしょう。
寝心地が固いことがある
すのこベッドは木材や合成樹脂でできており、弾力性のない固い寝心地が特徴です。気になる場合は薄い寝具を避け、マットレスのような厚みとクッション性のある寝具を併用するとよいでしょう。
冬場は少し寒く感じることがある
すのこベッドは放熱性が高いため保温性に優れておらず、冬場の冷気を通しやすい構造です。保温性を高めるにはマットレスを活用する、ベッド下にラグを敷くなどの方法で床からの冷気を遮ることがポイントです。
メンテナンスが必要
すのこベッドはカビの生えにくい構造ですが、手入れが不十分だとベッドの素材や寝具にカビが発生することもあります。通気性がよいからと手入れを怠らず、定期的にメンテナンスを行うことが重要です。
すのこベッドには布団もマットレスも使える
すのこベッドと布団をあわせるメリット
すのこベッドとマットレスをあわせるメリット
カビを予防しよう!すのこベッドのメンテナンス方法
自分にあったすのこベッドを選ぶポイント
すのこベッドは、寝心地・スペース・手入れ法など、自分の好みや環境を考えて選ぶとよいことを解説します。
部屋のスペースにあわせて選ぶ
部屋のスペースが少ない人は、収納できるロールタイプや隅に寄せられる折り畳みタイプを選ぶとよいでしょう。部屋のスペースが広く、布団やマットレスを干す場所を確保できる人にはベッドタイプもおすすめです。
耐荷重から選ぶ
きしみ音が心配なら、耐荷重に余裕のあるものがおすすめです。耐荷重が大きければ、床板やジョイント部分が強化されている可能性も大きくなります。そのため、床板のしなりなどが原因のきしみ音をおさえられるでしょう。
寝具の手入れが簡単になるものを選ぶ
忙しく、こまめな寝具の手入れが難しい人は、布団の陰干しができる折り畳みタイプがよいでしょう。キャスターやバネをつけて畳みやすく工夫したタイプは、女性や年配の人でも楽に扱えて便利です。
オススメのすのこベッド3点を紹介
ロールタイプ、折り畳みタイプ、ベッドタイプからおすすめのすのこベッドを紹介します。
気になる湿気対策に薄型・軽量桐天然木すのこベッド ロールタイプ
板幅の広いすのこを使用して耐久性を高めたロールタイプのすのこベッドです。板を波状に加工して湿度調整機能を高めました。サイドや裏面につけたクッション材により、床や他の家具の傷つきを防げます。
ぴったり並べられる折りたたみ ひのきすのこベッド ベッド単品
裏面にバネ、四隅にキャスターをつけ、少ない力で折り畳めるよう工夫した2つ折りすのこベッドです。布団を乗せたままでも簡単に畳めます。2つに畳むと薄くなり、家具のすき間などへの収納も可能です。
国産無塗装ひのきすのこベッドフレーム(すのこ板4分割)
フレームとすのこ板部に香りのよいヒノキを使用したベッドタイプのすのこベッドです。目覚まし時計などが置けるヘッドボードにはコンセントも配置し利便性を高めました。温もりを感じる木目が部屋をナチュラルな雰囲気にしてくれます。
まとめ
すのこベッドの商品一覧を見る