DAMA collection 2024真冬特別
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パイン材の特徴|
メリット、手入れ方法、おすすめの家具も解説

ひとつひとつ異なる模様の木製家具が人気を集めています。代表的な木製家具の木材が、マツ科のパイン材です。この記事は木材家具に興味がある人に向けて、パイン材の特徴やメリット、手入れ方法を解説します。おすすめのパイン材を使った家具も紹介しているので、インテリアを購入するときの参考にしてください。

パイン材とは?

パイン材とはどんな木材なのでしょうか。ここでは、パイン材の概要や色合い、特徴などを解説します。

パイン材の概要

パイン材は、マツ科の針葉樹から採れる木材です。主な原産地はカナダをはじめとする北米地方で、その種類は50種類はくだらないといわれます。成長が速い針葉樹は軽くて柔らかい特徴があります。もちろん、パイン材も例外ではありません。柔らかくて加工がしやすいので、DIYの材料として人気です。家の床材やハリにも多く使われています。

パイン材の色合い

油分が多いマツは、使えば使うほど色合いが変化する特徴があります。白みがかった黄色い明るい色合いは、年月が経つと艶が出て風情ある飴色に変わっていきます。筋の多さもパイン材の特徴です。筋や木目が多いマツの木を切り出したパイン材はあちこちに筋が入り、素朴さやナチュラル感を演出します。

木目のつまり具合は、パイン材の種類や育った環境によって異なります。寒冷地方で育ったマツの方が、しっかりと木目が詰まった目細な木材になります。

パイン材の歴史

パイン材が木材家具の材料に使われるようになったのは、塗装されていないパイン材が流行したことがきっかけです。もともと、中世ヨーロッパでは、筋が多いパイン材は家具には向かないと敬遠されていました。そのため、パイン材は家具の下地や、使用人の部屋の調理場や作業場などで使われるのみでした。

19世紀に入ったころに、時間が経って色合いがかわるパイン材の魅力が伝わり、家具として普及していきました。

パイン材の種類

マツの木から切り出したパイン材は、世界中に50種類以上存在するといわれます。ここでは、家具に使われるパイン材の一例として、シルバーパイン、ポンデロサパイン、ラジアータパインの3種類を解説します。

シルバーパイン

レッドウッドと呼ばれる樹種の木材で、北欧を中心にユーラシア大陸で広く育っています。樹心の周りの濃い部分は、赤褐色、周辺は短黄白色です。赤と白が混在する自然みのある色合いが特徴です。表面は年月が過ぎるごとに飴色がかってきます。大きさの揃う節が等間隔できめ細かく入るのも特徴のひとつです。

ポンデロサパイン

ポンデロサパインは、主にアメリカ西海岸に広く成育し、高いものでは70メートル以上に成長します。松ヤニが少ないため、強度があることが特徴です。あたたかさや心地よさを感じるカントリー調の家具に多く使われています。まっすぐの木目は、カントリー調の家具以外にドアや窓の枠に活用されています。年月が経つと、深い飴色の色合いに変わります。

ラジアータパイン

ラジアータパインは、世界中で成育しているマツです。成長が早く、20年で高さは25メートルから30メートルにも成長します。あたたかい地域で成育していることから、年輪幅が広く、木肌が荒い特徴があります。松ヤニが強く柔らかい材質のため、加工しやすく、DIY用で人気があります。木目がそろっていて、切り出した木材が乾きやすい特徴も持っています。

パイン材のメリット・デメリット

家具に使われるパイン材には、加工がしやすく経年劣化を楽しめる魅力があります。一方で、木材の柔らかさや強度の面でデメリットもあります。パイン材のメリット、デメリットについて解説します。

パイン材のメリット

パイン材は、流通量が多く価格をおさえられる木材です。柔らかいため好きなデザインに加工できる、自然な色合いで幅広い家具に使えるなどのメリットがあります。熱や衝撃に強く、耐久性があるので長く愛用しつつ、使うごとに飴色が強くなるパイン材の色合いの変化も合わせて楽しめそうです。

また、ウッディな香りは、ストレス解消にも効果的であるといわれます。日本家屋の建材としても使われていることから、洋室だけでなく和室にもあわせやすいこともメリットです。

パイン材のデメリット

パイン材の加工しやすさは、柔らかくて傷つきやすい素材ともいえ、強度が重要な家具には向いていません。湿度によっては、木材の収縮や膨張が起きて変形したり割れたりする可能性もあります。木材は切り出されたあとも湿度を吸い込んだり、吐き出したりするためです。

パイン材はシロアリに狙われやすいというデメリットもあります。シロアリは、赤松をはじめとする柔らかくて湿気の多い木が大好物で、パイン材も標的になります。

パイン材のメンテナンス方法

パイン材の色合いや風合いの変化を楽しむには、正しいメンテナンスが大切です。パイン材にウレタン加工がされている場合は、水ぶきをします。オイルやワックス加工がされている場合は、普段は空ぶきで手入れします。汚れが気になるときは、水ぶきをしてから空ぶきで水分をふき取りましょう。

パイン材の家具は、直射日光の当たらない場所に設置します。シミや傷をサンドペーパーで研磨した後、蜜蝋系のワックスをなじませると、パイン材の風合いを長く楽しめます。

パイン材が使われる家具の事例

パイン材はリビングだけでなく、寝室や和室、ダイニングなど家のさまざまなスペースに自然にマッチする魅力があります。パイン材を使った家具はテーブルやシェルフ、ベッドやこたつなど多岐にわたります。

パイン材を使ったおすすめの家具

パイン材を使ったおすすめの家具を、ソファベッドやこたつ、木製チェストなど5点紹介します。

ヨーロッパ製カウチソファベッド Karup カーラップ FutonII/フートン

天然木の素材を生かした間仕切りオープンシェルフ 幅104cm(2段×3列)

パイン材ナチュラルこたつ

脚が選べる パイン天然木チェスト 深型6段

薄型バスケット付きリビングワゴン

まとめ

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