リビングの壁面を活用した収納は、限られたスペースを有効活用できる方法の一つです。居間の雰囲気に合わせ、インテリアとしても映えるものを選ぶのが、家具選びのポイントになります。賃貸の場合は、突っ張り棒タイプの壁面収納を活用すれば、壁に穴を開けずに設置が可能です。LDKのような部屋では、テレビを中心に家具を配置すれば、統一感が出ます。

収納スペースが少ないと言っても、ダイニングとの境目や家具と家具の間など、リビングには意外と活用されていない隙間があるものです。そこを利用すれば、工夫次第で立派な収納スペースとして活用できます。空間を有効活用するには、専用の隙間収納家具を使うといいでしょう。インテリアの邪魔にならず、部屋の雰囲気を保ちながら収納力をアップできます。

リビングとキッチンの境目にカウンタータイプの収納家具を置くと、空間を有効活用できます。スペースを効率的に使って収納力を確保できるため、LDKでよく見られるスタイルです。部屋の雰囲気を損なわないよう、インテリアとしてのデザインにもこだわりましょう。

収納スペースが限られたリビングの近くにファミリークローゼットを置けば、家族全員の持ち物をまとめて整理できます。部屋の生活動線に配慮しながら収納計画を立てることが重要です。

階段下の空間を活用するのも、リビングに収納場所がない場合の対策の一つです。狭いスペースも工夫次第で、意外な収納力を発揮します。インテリアとしても美しく見えるよう、扉の色や素材を部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。また、引き出しタイプの収納家具を選べば、奥の空間まで効率的に活用できます。

リビングの収納力を高めるには、さまざまな収納グッズを活用するといいでしょう。部屋のスペースや用途に合わせて、ボックスやバスケットなどを選べば、効率的に整理整頓できます。また、キャスターが付いた可動式の収納グッズを使うと、レイアウトの変更も容易です。

リビングに収納スペースがない場合も、工夫やアイデア次第でリビングをすっきりとした快適な空間に変えられます。実践的なポイントを分かりやすくご紹介しますので、収納力を向上させるための参考にしてください。

リビングに収納がない場合、知っておくと便利な収納のポイントは次の通りです。

・物を減らす
・見せる収納を有効活用する
・使う場所の近くに収納する
・荷物の一時置き場をつくる

リビングに収納がない場合、まずは物を減らすことから始めましょう。部屋にある物を種類別に分類し、本当に必要なものかどうかを見極めます。使用頻度の低いインテリア、季節の変わり目に使用する物は、別の場所に保管しましょう。特に雑誌やDVDなどは定期的に必要性を確認し、収納スペースを確保しましょう。

リビングでよく使う物は、使用場所の近くに収納スペースを設けると便利です。テレビ周りではAV機器やリモコン、ソファ周りではブランケットや雑誌など、用途に合わせて収納場所を分散させましょう。部屋の動線も考慮した配置を心がけてください。リビングでキッチンに近い場所には、食器や調理器具の収納場所を設けると、使うときに短い動線で取り出せるので便利です。

リビングには、帰宅時の手荷物や仕分け前の郵便物など、一時的に物を置く場所も必要です。玄関からリビングへの導線上にコンソールテーブルやサイドテーブルを置くと、スペースを有効活用できます。収納アイテムは、インテリアに馴染むデザインを選びましょう。また、収納付きのローテーブルやオットマンがあれば空間を広く使えます。

リビングに収納スペースがない場合に活用できる便利なインテリアアイテムもあります。場所を取りすぎず、インテリアとしても映えるアイテムばかりなので、ぜひ活用してください。

リビングに収納場所がない場合に使えるインテリアアイテムには、次のようなものがあります。

・飾り棚
・キャビネット
・カラーボックス
・テレビ台
・チェスト
・シェルフ・オープンラック
・ローテーブル
・収納付きソファ
・オットマン
・スツール

壁面を活用できる飾り棚は、リビングの空間を有効活用できる便利な家具です。リモコンや鍵などの小物を収納できるほか、お気に入りの雑貨をディスプレイすることで、素敵なインテリアにもなります。耐荷重には注意が必要ですが、見せる収納としても活用できるため、部屋のアクセントづくりにも一役買ってくれるでしょう。

リビングの収納スペースとしてよく使われるキャビネットは、生活感を隠せる便利な家具で、賃貸物件でも自由に配置できます。扉の開閉方向にスペースが必要となるため、開け閉め際、扉が干渉しないよう考えて設置しましょう。本や書類、雑貨などをまとめて収納できるので、リビングの整理整頓に役立ちます。

手頃な価格で導入できるカラーボックスは、リビングの収納として使い勝手の良いアイテムです。賃貸でも気軽に設置でき、部屋のレイアウトを変えたいときも、容易に移動できます。インテリアに合わせて色やサイズを選べるほか、横置きや縦置きなど目的やスペースに合わせた配置が可能です。便利なボックスやバスケットと組み合わせることで、さらに収納力をアップできます。

リビングに欠かせないテレビ台は、収納スペースとしても活用できる便利な家具です。テレビの関連機器をすっきり収納できるため、部屋の整理整頓に役立ちます。テレビのサイズに合わせて幅を選べるほか、高さのバリエーションも豊富なので、空間に合わせた収納力を確保できます。引き出しタイプなら小物の整理もしやすく、リビングをスッキリとした状態に保てるでしょう。

引き出し式の収納を備えたチェストは、小分けされた引き出しで物を分類しやすく、リビングの整理整頓に最適な家具です。床の上に置くだけなので、賃貸物件でも自由にレイアウトできます。引き出しにおもちゃや文具などを収納すれば、生活感を隠せます。

シェルフやオープンラックは開放的な作りになっており、サイズが大きくても圧迫感を抑えられます。賃貸でも気軽に導入でき、本や雑貨をおしゃれに飾れば、見せる収納としても部屋の雰囲気づくりに役立ちます。スペースに合わせてサイズを選べるほか、棚板の高さを調節できるタイプもあり、収納物に応じた使い方ができます。

リビングの中心となるローテーブルは、収納付きタイプを選ぶと便利な収納スペースを確保できます。部屋を広く使いたい賃貸住まいの人にも、おすすめの家具です。引き出しや棚板付きのタイプなら、リモコンや雑誌などをすっきりと収納できます。天板を持ち上げて収納できるタイプもあり、よく使う物を手元に置きながら、部屋の中をすっきり整理できます。

くつろぎの空間に欠かせないソファも、収納付きタイプを選べばリビングの収納力がアップします。インテリアとしてもさまざまなデザインがあり、部屋の雰囲気を損なうことなく保管場所を確保できます。

座面下の収納スペースには結構多くの物が入り、普段使わないものや季節物の収納に最適です。

腰掛けや足を載せる台などとして使われるオットマンにも収納スペース付きの商品があります。スペースを取らないサイズ感なので、必要なときだけ出して使うことも可能です。蓋を開けて収納できるタイプが多く、ブランケットやクッションなどリビングでよく使う小物類の収納に向いています。

ベンチのように腰掛けられ収納機能もあるスツールも、リビングのスペースを有効活用できる便利な家具です。賃貸住宅でも自由に配置でき、部屋のレイアウトを変えたいときも簡単に動かせます。来客時の予備の椅子としても活用できるでしょう。必要に応じて移動させやすいので、小物類の整理に重宝します。

収納のない場合のリビングをすっきりと整えるために家具を上手に配置した実例をご紹介します。収納のアイデアを含めてリビングの収納力アップの参考にしてください。

リビングの角や壁の隙間といったデッドスペースに着目することで、新たな収納場所が生まれます。テレビボードと壁の間に細めのキャビネットを設置したり、ソファ横の空間にはサイドテーブルを配置するといいでしょう。インテリアの邪魔にならず、部屋の雰囲気を変えずに収納力をアップできます。

リビングを魅力的に見せる収納方法として、「見せる収納」と「隠す収納」の使い分けが効果的です。お気に入りの小物はオープンシェルフで見せ、生活用品はキャビネットに収納します。リビングのバランスが整い、すっきりとした雰囲気が生まれます。

テレビやAV機器の配線が気になるリビングでは、専用の収納家具を活用するといいでしょう。壁際に少しスペースを確保し、配線を通すための隙間を設けることがポイントです。部屋全体の見た目が格段に良くなり、清潔感のある空間に仕上がります。

リビングの中心となるソファ周りには、サイドテーブルや小型の収納家具を配置しましょう。頻繁に使用する小物類をすぐに取り出せる位置に置けば、インテリアにもなり、空間を効率的に使いながら調和のとれた部屋づくりができます。

限られたスペースでも収納力を高められるのが、壁面収納の魅力です。高さのあるシェルフやキャビネットを設置することで、部屋の縦方向の空間を有効活用できます。写真の例では圧迫感を軽減するため、オープンタイプと扉付きの家具を組み合わせています。

リビングに収納のない場合も、デッドスペースの活用や、「見せる収納」と「隠す収納」の使い分け、収納家具の配置など工夫やアイデア次第ですっきりとした空間をつくれます。さまざまなアイデアを取り入れて、理想のリビングを実現してください。