ダイニングテーブルは、食事だけでなく仕事などの作業場としても使えます。リビングに、ダイニングテーブルは必需品だと考える人も多いでしょう。
ダイニングテーブルを選ぶ際、大きいサイズのほうが良いとされますが、一人暮らしの人などが大きすぎるものを選んで後悔したり、失敗したりする場合もあります。主に次のような場合に、後悔することが多いようです。

【ダイニングテーブルが大きすぎて後悔・失敗する理由】
・部屋全体が狭く感じる
・移動や配置の変更が困難になる
・生活動線が阻害される
・インテリア全体のバランスが崩れる
・掃除やメンテナンスに手間がかかる
・食事や会話が不便になる

ダイニングテーブルが大きすぎると、圧迫感を覚えて部屋が狭く見えるため、失敗したと感じることがあります。大きいダイニングテーブルによって生活スペースが圧迫されると、生活しにくいと感じてしまいがちです。また、椅子を引くスペースや人が通る幅を考えずにダイニングテーブルを配置すると、テーブルを使用しているときに家族の移動の妨げになる場合もあります。

大きすぎるダイニングテーブルは重量があり、置く場所も制限されるため、簡単には移動できません。配置を変更するのも一苦労です。1人で大きなダイニングテーブルを移動させた場合、フローリングが傷む恐れもあります。一方で、小さいサイズのダイニングテーブルは、掃除やレイアウトの変更のときに簡単に移動できます。

ダイニングテーブルが大きすぎた場合、テーブル周辺の生活動線に悪影響を及ぼすことがあります。そもそも、大きいサイズのダイニングテーブルは設置場所が限られ、生活動線を考えて配置するのは困難です。
大きなダイニングテーブルの購入を検討している人は、配置したときに生活動線に影響を与えないかどうか、よく確認しておきましょう。特に、リビングとダイニングが合わさったリビングダイニングは、大きいダイニングテーブルが部屋全体の生活動線の妨げになる場合があります。

大きいダイニングテーブルを部屋に置いてスペースの大半を占領すると、椅子や他の家具などのインテリアとのバランスが崩れる可能性があります。便利な収納家具の使い勝手も悪くなってしまうかもしれません。
また、他の家具の置き場所も制限され、部屋全体のレイアウトの自由度が下がってしまうこともあります。

大きいダイニングテーブルはサイズに比例して重量があるので、テーブルの下を掃除しようとしても、容易に移動できません。掃除がしにくく、購入は失敗だったと感じる人もいるかもしれません。また、小さいテーブルよりも面積が広いため、拭き掃除の手間が増え、後悔する人もいるでしょう。

大きなダイニングテーブルを家族や友人などと一緒に使う際、使用する人数によっては食事や会話が不便になり、購入を失敗したと感じることがあります。テーブルが大きいほど相手との距離が離れ、互いの話が聞こえづらくなります。また、食事の際にテーブルの中央に大皿を置くと、取り分ける度に立ち上がらなければいけないのも面倒です。

大きいダイニングテーブルを購入して後悔・失敗したと感じる人もいますが、リラックスして過ごせたり、さまざま使い道があったりと、多くのメリットもあります。大きいダイニングテーブルの主なメリットを5つ紹介しましょう。

【大きいダイニングテーブルのメリット】
・リラックスして食事をとれる
・家族団欒の場になる
・大人数の食事に対応できる
・多目的に利用できる
・細かなディスプレイが楽しめる

広いダイニングテーブルは1人あたりのスペースにゆとりがあり、余裕をもって食器や料理を並べられるため、リラックスして食事を楽しめるのがメリットです。また、人は広いスペースにいると、精神的にも身体的にもストレスを感じにくくなります。大きなダイニングテーブルを使うと一人一人のパーソナルスペースが確保できるので、居心地よく過ごせるでしょう。

広くて大きいサイズのダイニングテーブルは、家族団欒に最適な場所です。特に、ダイニングテーブルの幅が大きいほど、家族がそろいやすくなるでしょう。ダイニングテーブルはお互いの顔を見やすいため、家族同士でのコミュニケーションも深まります。

大人数で小さいダイニングテーブルを使うと、隣の人と体が触れるのが気になる人がいます。料理を全てテーブルに置けず、来客者に気を遣わせることもあるでしょう。ダイニングテーブルが大きいと、家族だけでなく来客用のスペースも確保しやすいので、大人数でもゆったりと会話を交わしながら快適に食事を楽しめます。

ダイニングテーブルが大きい場合は、食事だけでなく仕事や勉強、趣味などの作業をするスペースとしても使えます。一緒に使う人とのパーソナルスペースを確保しやすいため、同じダイニングテーブルで互いを気にせずに、それぞれが別の作業をしやすい点もメリットです。大きいダイニングテーブルはスペースが広いので、作業もはかどるでしょう。

天板が広いダイニングテーブルは、空いたスペースに細かなディスプレイが置けます。ダイニングテーブルの大半はシンプルなデザインなので、配置する物次第でさまざまななテイストにコーディネートが可能です。例えば、花瓶を置くと華やかな印象になり、フォトスタンドを配置すればショップのようなディスプレイが完成します。

同じサイズのダイニングテーブルを購入しても、人によって後悔したり失敗したと感じたりする人と、そうではない人に分かれます。大きなダイニングテーブルを購入して後悔したり失敗したと感じる人、買うとメリットを感じられる人の違いについて紹介します。

離れて暮らす家族や友人などが来る回数が年に1〜2回程度の場合は、大きいダイニングテーブルを買うと後悔・失敗する場合があります。来客が少ない人は、普段生活する人数に合わせてダイニングテーブルを選んだほうが良いでしょう。また、食事のためだけに使う場合、ダイニングテーブルのサイズは大きくなくても問題ありません。

【ダイニングテーブルが大きくて後悔・失敗する人やおすすめしない人】
・来客が少ない人
・食事以外の目的で使わない人
・部屋が狭い人

大きいダイニングテーブルは、一緒に使う人とのパーソナルスペースを確保しながら、集中して別の作業をしたい人に適しています。また、幼い子供が成長したり家族が増えたりすることを見越して、大きめのダイニングテーブルを購入するのも良い考えです。2世帯住宅で各世帯が一緒に食事をする場合や来客の多い人も、大きいダイニングテーブルがあると便利です。

【ダイニングテーブルが大きくて後悔・失敗しない人やおすすめの人】
・パーソナルスペースを確保したい人
・幼い子供がいる人
・将来家族が増える予定がある人
・2世帯住宅の人や来客が多い人
・部屋に広いスペースがある人

どのくらいの大きさのダイニングテーブルを買おうか迷ったときは、部屋の広さや使用人数・用途などを考慮して選ぶのが重要です。ダイニングテーブルの大きさの選び方について解説しますので、部屋に置いたときに大きすぎたり小さすぎたりして後悔しないよう、参考にしてください。

【ダイニングテーブルの大きさの選び方】
・部屋全体の広さを確認する
・使用人数を検討する
・用途・ライフスタイルを考慮する
・設置場所を確認する
・搬入経路を確保する

はじめに部屋全体の広さを考え、配置したい場所にどのくらいのサイズのダイニングテーブルを置けるのかを確認します。ダイニングテーブルのサイズの選び方で重要なのは、大きさだけでなく、椅子を引いたとき、後部に通路ができるか、周囲に生活動線が確保できるかも計算することです。

また、広い部屋には大きいテーブルが、狭い部屋には小さいテーブルを置いたほうがバランスが良くなるため、部屋に馴染むサイズのダイニングテーブルを選ぶことも重要です。

ダイニングテーブルのサイズの選び方では、使用する最大の人数を想定して検討することも、失敗を避けるための重要なポイントです。普段使用する人数だけでなく、来客が多い家庭の場合は来客者の人数も考慮に入れて、適切なサイズを選びましょう。

ダイニングテーブルで食事をする際には、大人1人につき最低でも「横幅60cm×奥行40cm」のスペースが必要です。ただし、使用する人の体格や椅子に肘掛けがあるかどうかによって、適切なサイズも変わります。

ダイニングテーブルの使い方や使用する人のライフスタイルも、サイズを決める際、考慮する必要があります。ダイニングテーブルは食事をとるだけでなく、人と会話をする、読書などの趣味を楽しむ、仕事や勉強をするなど、多くの用途があります。

さまざまな使い方をする場合は、テーブルの面積が広く耐久性の高いタイプを選んでください。ダイニングテーブルで仕事をする場合は、パソコンを置いたり資料を広げたりできるスペースを確保できる広さが必要です。

部屋の雰囲気やインテリアに合わないダイニングテーブルを選ぶと、部屋の雰囲気を壊してしまうことがあるため、事前に設置場所を確認しておきましょう。ダイニングテーブルの形状や素材、色などを考えて、部屋のインテリアに合うものを選ぶことが大切です。

ダイニングテーブルを購入する前に、部屋へ運ぶ際の搬入経路を決めておく必要があります。廊下などを通ることができなければ、テーブルが部屋に入りません。
部屋に入るかどうかを確認する際は、はじめにテーブルの梱包サイズの「最長の辺」と「最短の辺」の長さを確認してください。次に、玄関から部屋までダイニングテーブルを運ぶ際の通路の幅や高さ、奥行きを計測します。

梱包サイズの「最長の辺」が搬入経路の最長の辺より小さく、「最短の辺」が搬入経路の最短の辺より小さければ、搬入が可能です。

この表は、使用人数別の適切なダイニングテーブルの幅を示したものです。ダイニングテーブルを使う人数別に、おすすめのサイズを紹介します。適切なサイズを確認して、ダイニングテーブルのサイズの選び方で後悔したり、失敗したりしないようにしましょう。

幅が80cmの小さいダイニングテーブルは、1DKのような狭いダイニングルームに最適な大きさです。1〜2人で食事がとれるスペースを確保できます。幅が120cmのテーブルの場合はゆったりと食事が楽しめ、来客があったときも窮屈さを感じにくいでしょう。

幅が80cmの正方形のダイニングテーブルを選ぶと、2人で食事をするときのスペースにゆとりが生まれます。食事だけでなく仕事などの作業をする場合は、幅120cm×奥行80cmの長方形のダイニングテーブルが良いでしょう。

4人で食事をとるためにダイニングテーブルを使う場合は、幅135cm×奥行き80cmの長方形のテーブルが理想的な大きさです。幼い子供がいる場合、幅120cmのダイニングテーブルでもゆとりがありますが、子供が大きいと狭いと感じる可能性があります。子供が成長してからもダイニングテーブルを使うのであれば、幅150cm×奥行80cmのサイズを選んでください。

3〜4人で食事をするだけでなく仕事などでも使う人は、幅150cm×奥行80cmのダイニングテーブルが適しています。幅が150〜160cmのダイニングテーブルでは、家族同士でリラックスして食事や会話が楽しめる距離感を保てます。

5人でダイニングテーブルで食事をする場合は最低でも幅のサイズは150cm必要です。幅が160cmあれば、ゆったりと過ごせます。ダイニングテーブルの幅が165cmになると、テーブルの短辺に椅子を配置して5人で座ることが可能です。

幅が180cmの長方形のテーブルでは、食事だけでなく仕事や勉強などの作業ができます。幅200cmのダイニングテーブルは、食事のほか会話やゲームなどが楽しめるサイズで、大人数でにぎやかな家庭に向いています。

7〜8人掛けのダイニングテーブルでは幅が220cm以上のものが一般的です。通販サイトでは6〜8人掛けで、幅が200cmの商品も売られています。幅が220cmのダイニングテーブルであれば、座っている人同士でほどよい距離感が保たれるので、リラックスして過ごせます。幅が240cmのダイニングテーブルは8人座れることもでき、来客が多い家庭に適した大きさです。

ダイニングテーブルを後悔・失敗しないように購入するには、サイズだけでなく素材や形状、他の家具との相性、テーブルと椅子の高さのバランスなども考慮する必要があります。ダイニングテーブル選びの際、サイズ以外で着目すべき点を3つ紹介します。

【ダイニングテーブルの選び方の注意点】
・素材と形状を確認する
・他の家具との調和を考える
・ダイニングテーブルの高さと椅子の高さを考慮する

長方形のダイニングテーブルはスペースを有効に利用して大人数で使えますが、対角線上に座る人と距離が離れてしまう点がデメリットです。円形テーブルは全員と顔を合わせて会話を楽しめるメリットがある一方で、壁に近づけて配置すると座りにくく、部屋の中央周辺にしか配置できないデメリットがあります。

ダイニングテーブルをどのような形状にするかは、置きたい場所や、使いやすさなども考えて決めましょう。素材では、オーク材やパイン材などの天然木が使われた温かみのある木材が人気です。また、切り出した木をそのまま使った無垢材の木製テーブルも注目されています。大理石やガラス製のものは、スタイリッシュで高級感があります。

ダイニングテーブルを購入する前に、部屋全体のインテリアとの相性の良さもよく考えましょう。大きいダイニングテーブルは存在感があるため、目立ちすぎてインテリアの調和を壊してしまうことがあります。
例えば、北欧テイストやナチュラルな雰囲気の部屋には、木製のダイニングテーブルが合います。洗練されたカフェ風の部屋には、アイアン脚のダイニングテーブルがマッチするでしょう。

ダイニングテーブルと椅子の高さのバランスは、使い心地を大きく左右します。ダイニングテーブルの天板までの高さと、椅子の座面高の差を「差尺」と呼びます。差尺を適切にすれば、ダイニングテーブルと椅子の高さのバランスがよくなり、快適に座れます。例えば、座面高が標準的な42cmの椅子の場合は、高さ67〜72cmのダイニングテーブルに組み合わせると使いやすくなります。

ダイニングテーブルの選び方に失敗して大きすぎるサイズを購入した後、どのタイミングで買い替えればよいか迷うこともあるでしょう。ダイニングテーブルの寿命と、買い替えの適切なタイミングについて、Q&A方式で紹介します。

ダイニングテーブルの寿命は素材や構造によって差がありますが、短くて5年、長くても10年と言われています。10年使用すると劣化が見られたり破損したりすることが多くなります。何年で買い替えるべきか迷ったときは、10年を目安にすると良いでしょう。

特にダイニングテーブルの脚は、天板と上に乗せる物の重量を支えることから、傷みやすい部分です。ネジを締めてもすぐに緩んだりテーブルが揺れるようになったりしたら、寿命が近づいていると考えてください。

また、ダイニングテーブルについた傷や汚れが落ちなくなると不衛生なので、買い替えたほうがよいでしょう。引っ越しや家族構成が変化したときも、ダイニングテーブルを買い替えるのに良いタイミングです。

dinosでは伸長式や昇降式などの機能性に優れたものや、デザイン性の高いものなど、さまざまな種類のダイニングテーブルを扱っています。その中からおすすめのダイニングテーブルを7つ紹介しましょう。

使用人数や用途に合わせて天板のサイズと高さを変えられる、フレキシブルなダイニングテーブルです。畳んで1人で使うほか、天板を広げれば6〜8人でも使用が可能です。カラー展開はホワイトとダークブラウンの2色で、ホワイトの天板にはウレタン塗装を施し、ダークブラウンの表面材にはメラミン化粧板を使用しています。

ガス圧式の昇降テーブルで、簡単に失敗なく天板の高さを調整することが可能です。ソファと合わせてフロアテーブルやサイドテーブルとしても使ってもよいでしょう。リモコンやノートパソコン、雑誌などを収納できる棚が付いていて便利です。脚部はキャスター付きなので、掃除などの際にも楽に移動ができます。

奥行60cmのコンパクトな昇降式テーブルは、天板の高さを50〜73cmまで調整できるため、センターテーブルやパソコン用デスク、学習机などさまざまな使い道があります。ホワイトとナチュラルの2種類があり、ホワイトにはポリエステル化粧板を、ナチュラルはオーク天然木化粧板を使っています。台座の裏にキャスターが付いており、スムーズな移動が可能です。

シンプルながらも、カフェやラウンジのような雰囲気が感じられる円形テーブルです。天板の高さは50cm〜70cmの範囲で調整できるため、高さを変えてリビングテーブルやパソコン用デスク、ソファ前テーブルなどさまざまな使い方ができます。天板の種類には、美しい光沢のあるホワイトと、木目が印象的なウォールナット天然木を使ったダークブラウンの2色があります。

イタリア製の円形テーブルは、1〜2人の少人数で食事をするときに向いていて、キッチンに置くのに最適です。天板にも脚部にもホワイトの塗装が施され、カフェのような雰囲気を演出できます。ベースが重いため安定感があり、天板は傷がつきにくく手入れも簡単です。

天板には天然木を、脚部にはブラックスチールを使用した、ブルックリンのカフェ風ダイニングを演出できるテーブルです。天板にコンセントとUSBポート、スマホ・タブレットスタンドが付いており、パソコンで作業したり、電気調理器を使って料理を作ったり、動画を見たりとさまざまな過ごし方ができます。天板下の収納棚には、パソコンや本・書類などもしまえます。

チェコのTON社の、ベーシックなダイニングテーブルです。天板と脚部にはビーチ天然木を使用し、温かみがあり、どんな椅子とも合わせやすいのが特徴です。カラー展開はウェンジ、ナチュラル、ブラウンの3色で、部屋のインテリアに合わせた選び方ができます。

ダイニングテーブルが大きいと、部屋への圧迫感や掃除の手間などのデメリットがある一方、大勢でリラックスして食事ができるなどのメリットも多くあります。使用する人数や用途などさまざまな点を考慮して、適切な大きさのダイニングテーブルを選ぶことが大切です。
買った後に大きすぎたと後悔したり、大きさ選びで失敗したりしないよう、ダイニングテーブルの選び方のポイントもしっかり覚えておきましょう。