リクライニングソファには電動と手動タイプがあり、角度を自由に調整でき、自分に合った楽な姿勢で過ごせるのが魅力です。しかし、よく考えて選ばなければ、後悔してしまうことがあります。失敗しないよう、よくある後悔の理由やデメリットなどを知っておきましょう。

【リクライニングソファで後悔する理由】
・想像より使用頻度が少ない
・他の家具との調和が取れなかった
・思った以上にスペースを取られる
・故障や修理のコストが予想以上にかかる
・家族のライフスタイルに合わなかった

リクライニングソファを購入したものの、想像よりも使用頻度が少ないと、後悔してしまうことがあります。例えば、リクライニングソファの使用頻度が少ない1人暮らしの人やミニマリストの人が購入すると、部屋に圧迫感が生まれ、ソファが邪魔になってしまうかもしれません。

家具店で魅力的なデザインのリクライニングソファを購入しても、他の家具やインテリアとの調和が取れなかった場合、後悔してしまうことがあります。

例えば、赤色のおしゃれなソファを購入しても、家具や部屋の色が黄色や青色で統一されていたら、どうでしょうか。部屋の雰囲気がちぐはぐで、なんだか落ち着きません。リクライニングソファを購入する際は、原色に近い派手な色を避け、他の家具やインテリアとの相性も考えて選びましょう。

リクライニングソファは背もたれの角度を調整できる分、前後にスペースが必要になり、1人暮らしなどで部屋が狭い場合、思った以上にスペースを取られてしまい後悔することがあります。

特にリクライニングソファが大きいと他の家具を配置するスペースが限られて、部屋全体に圧迫感が生じます。限られたスペースを有効活用したい人は、1人掛けのソファやバタフライチェアを購入したほうがよいでしょう。

リクライニングソファは、使用しているとモーターが故障したりバネが劣化したりして、修理が必要になる場合があります。修理費用は壊れた部品や業者の手数料などで異なりますが、場合によっては通常のソファよりも高くなるかもしれません。修理費用で後悔しないためにも、保証期間の長い商品を選びましょう。

リクライニングソファを購入しても家族のライフスタイルに合わず、後悔してしまうことがあります。例えば、高齢者がロータイプのリクライニングソファを購入した場合、立ち座りする際に足腰に負担がかかってしまいます。

また、リクライニングソファを買ったものの、仕事が忙しくて背もたれを倒してゆっくりくつろぐ暇がないという人もいるでしょう。リクライニングソファを買う前に、どのように使うのか、しっかり使用目的をイメージしておくと、失敗しません。

リクライニングソファは角度が調整できるため快適ですが、デメリットもあります。主なデメリットを6つ紹介しますので、リクライニングソファの購入を検討している人は参考にしてください。

【リクライニングソファのデメリット】
・設置スペースの確保が難しい
・デザインが部屋のインテリアに調和しない
・メンテナンス・手入れが複雑
・購入価格が高額
・故障や不具合のリスクが高い【電動の場合】
・リクライニング操作が手間【手動の場合】

電動タイプのリクライニングソファの場合、コンセントの位置を確認するのを忘れている人がよくいます。コンセントが近くにないと使えないのがデメリットです。せっかく購入したのに、コンセントに届かないということがないよう、事前によく確認しておきましょう。

また、小さな子供がいる家庭の場合、リビングを横切るようにコードが伸びていると引っ掛かって転倒する可能性があります。見映えも悪いので、壁に配線モールを取り付けてコードを収めるなどの工夫をしましょう。

おしゃれなリクライニングソファを置くと部屋の雰囲気が華やかになりますが、デザインが部屋のインテリアに調和しないとリラックスできず野暮ったい印象を与えてしまいます。ソファの色や素材などのデザインは、他の家具やインテリアと統一性を考えて選ぶのがポイントです。例えば、モダンなインテリアの場合は、白や黒などのシンプルなデザインのソファを合わせるとよいでしょう。

電動タイプのリクライニングソファは、メンテナンスや手入れが複雑なのもデメリットです。電動タイプのリクライニングソファは機械部品が多く、革製のものは専用のクリームを塗ってケアしたり、可動部分には適度に潤滑剤を塗布したりする必要があります。手入れのしやすさを重視する人は、合成皮革のリクライニングソファを選んだほうが無難です。

リクライニングソファは、一般的なソファよりも高額なことが多いのもデメリットの一つです。高性能なモーターが内蔵されていたり、商品によってはヒーターやマッサージ機能が付いていたりするため、中には数十万円の商品もあります。できるだけ価格を抑えたい人は、手動式のリクライニングソファを選びましょう。

電動の場合はモーターや配線、スイッチなどさまざまな部品が使用されており、電動機能も複雑な構造をしています。そのため、頻繁に動作させたり、長期間使用することで摩耗して故障リスクが高まります。ただし、定期的に点検や掃除、適切な使用を心掛けることで故障リスクを減らすことが可能です。

電動のリクライニングソファはボタンで角度を調整できますが、手動の場合はレバーやハンドルを操作する必要があります。また、商品によっては力が必要なため、高齢者や子供など体力がない人には向いていません。リクライニングの操作が手間に感じる人は、電動のリクライニングソファを選ぶとよいでしょう。

リクライニングソファは設置スペースの確保が難しかったり、メンテナンスや手入れが複雑だったりするのがデメリットで、使用目的や座る頻度によってはおすすめできません。リクライニングソファがおすすめではない人は、どのような人なのか、特徴を紹介します。

【リクライニングソファがおすすめではない人】
・部屋のスペースに余裕がない人
・頻繁に引っ越しする予定がある人
・掃除やメンテナンスが苦手な人
・長時間座る機会が少ない人
・デザイン性を最優先する人

リクライニングソファは壁付けできず、倒す角度によっては前後に広いスペースが必要です。そのため、1人暮らしなどで部屋のスペースに余裕がない人には、リクライニングソファは向いていません。ただし、ロータイプのリクライニングソファを選べば、リラックスできて部屋も広く見せられます。

リクライニングソファは一般的なソファよりも重く、移動が大変です。リクライニングソファは1人ではほとんど動かせず、狭い廊下や階段を通らなければならない場合はより一層難しくなります。そのため、頻繁に引っ越しや模様替えをする人には向いていません。

リクライニングソファを引っ越し先に持っていきたい場合は、事前に搬入経路や設置場所を確認することが必要で、引っ越し業者に依頼したほうがよいでしょう。

リクライニングソファは細かい隙間や機械部分にホコリがたまりやすく、取り除くのが難しいのが欠点です。また、ソファの下にもホコリやゴミがたまり、定期的に移動させて掃除する必要があります。そのため、掃除やメンテナンスが苦手な人には、リクライニングソファは向いていません。

掃除の手間を減らしたい人は、移動しやすい軽量のソファなど掃除しやすいタイプを選びましょう。

リクライニングソファは背もたれの角度を調整することで、腰や背中の負担を軽減でき、リラックスできます。しかし、長時間座る機会が少ない人は、その効果をあまり感じることができません。ソファにはたまにしか座らず、時間も短いという人は、座り心地の良い快適な普通のソファを選びましょう。

リクライニングソファは一般的なソファよりも利便性が高い一方、デザインが限られています。そのため、デザイン性を最優先する人には向いていません。

しかし、デザイン性が高い商品が極端に少ないというわけではありません。素材にレザーやファブリック、天然木を使用したものなどがありますし、重厚感のあるヴィンテージデザインの商品やおしゃれな北欧スタイルの商品も販売されています。

リクライニングソファには高額な商品が多いなどのデメリットが挙げられますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。リクライニングソファのメリットについても紹介しましょう。

リクライニングソファの最大のメリットは、快適にリラックスできる姿勢で過ごせることです。リクライニングソファは背もたれの角度が調整できたり、脚が伸ばせたりするため快適で、映画鑑賞や読書をするのに適しています。

リクライニングソファは、座る以外にも用途があります。例えば、フラットな状態にして昼寝用のソファとして使えます。また、電動リクライニングソファの中にはスマートフォンを充電できる商品もあります。スマートフォンを充電しながら映画を観たり、音楽を聴いたりできるため便利です。

フレームに、硬木である堅木（かたぎ）や金属を使ったリクライニングソファは、耐久性があり、長時間の使用にも耐えられる設計をしています。また、クッション材に高密度ウレタンやポケットコイルなどへたりにくい素材が使用されていると、より耐久性が高くなり、長時間使用しても安心です。

リクライニングソファは快適なリラックス姿勢を実現できます。フットレストが付いた商品では、脚を伸ばして座ることができ、一層のくつろぎを得られます。仕事や家事で疲れた身体を癒したい人は、リラックス効果のあるフットレスト付きのリクライニングソファを検討してはいかがでしょうか。

リクライニングソファは長時間座る機会が少ない人や掃除が苦手な人には向いていません。しかし、毎日、一日の終わりにリラックスした姿勢で快適に過ごしたいという人や、普通のソファに座る姿勢がつらいという人にはおすすめです。ほかにも、どのような人がリクライニングソファに向いているのかを紹介します。

【リクライニングソファがおすすめの人の特徴】
・長時間リラックスして過ごしたい人
・リビングでの快適性を重視する人
・映画鑑賞や読書を頻繁にする人
・高齢の人や体力が弱っている人
・スペースに余裕がある人

床やクッションに直接長時間座っていると、身体を痛めてしまう可能性があります。しかし、リクライニングソファは一般的なソファよりも安定感があるため、長時間座っても快適な姿勢でリラックスできます。

リビングにリクライニングソファを設置すれば、家族みんなが好みの姿勢で快適にリラックスできます。例えば、2〜3人掛けのリクライニングソファの場合は、食事をしたり映画鑑賞をしたりと、それぞれが自由に過ごせます。分割タイプの場合は、1つ1つの背もたれの角度が個別に調整できるので、各人が好みの角度でリラックスでき、より快適に楽しむことができます。

リクライニングソファは背もたれに身体を預けて深く座れるので、長時間座ってもリラックスした姿勢を保てます。特に映画鑑賞や読書を頻繁に楽しむ人におすすめです。リクライニングソファを設置すれば、ポップコーンを食べながらラクな姿勢で映画を楽しむことができるなど、映画館のような空間を自宅で演出できます。

できるだけ楽な姿勢で過ごしたいという人にはリクライニングソファがおすすめです。特に電動ソファは、ボタン操作で簡単に角度が調整可能で、食事時やテレビを見る際などラクに体勢を変えたいときに便利です。

リクライニングソファは一般的なソファよりもスペースが必要で、他の家具の配置にも影響を及ぼします。そのため、リクライニングソファは、リビングなどのスペースに余裕がある人におすすめです。必要なスペースはソファの形状によって異なりますが、頭側に通路が必要な場合は、「スペース分＋リクライニングソファの長さ」で、280cm程度の場所を確保しておくと安心です。

リクライニングソファで後悔しないためには、適切なサイズ選びをしたり、手入れのしやすさを重視したりする必要があります。リクライニングソファ選びで後悔しないためのポイントを7つ紹介しましょう。

【リクライニングソファで後悔しないための選び方
・電動ソファの場合は調整機能を確認する
・設置スペースや動線をしっかり確保する
・インテリアに調和するデザインを選ぶ
・耐久性のある素材でできた商品を選ぶ
・手入れのしやすさを重視する
・実際に座って使用感を確認する
・信頼できるブランドやメーカーから選ぶ

ソファの角度調整機能には、「無段階調整機能」と「段階的調整機能」の2種類があります。電動ソファの場合は多くの場合は「無段階調整」で、角度を細かく変えられます。

しかし、操作のしやすさや静音性は商品によって異なるため、事前にスムーズで静かに動くかどうかを確認しましょう。また、リクライニングの際の安定感、全身がバランスよく支えられてリラックスできる設計かも確認しておくと安心です。

リクライニングソファは設置スペースや動線をしっかり確保し、体格や使用人数に合わせて大きすぎないサイズのものを選びましょう。使用人数が1人の場合は1人掛けのソファ、家族で座る場合は複数人掛けのソファを選ぶと快適に過ごせます。

また、一般的に1人掛けのリクライニングソファの座面の奥行きは、最大角度まで倒すと約100〜150cmになります。そのため商品にもよりますが、設置スペースには最低でも100cm以上の奥行きと通路幅を確保しておきましょう。さらに、電動ソファの場合、電源の確保ができるかどうかも事前に確認してください。

家具や壁紙・床材などのインテリアと調和するデザインのリクライニングソファを選ぶのも重要です。色や素材、デザインを統一することで、部屋の雰囲気に一体感が出ます。例えば、木製のインテリアを取り入れている人は、木枠のリクライニングソファを選ぶと部屋に馴染みます。

リクライニングソファを長持ちさせるには、耐久性のある素材でできた商品を選ぶことが重要です。価格は高くなりますが、レザー製がおすすめです。レザーは牛など動物の革のことで、耐久性が高く高級感があり、使用していくうちに味わい深いソファになっていきます。

掃除やメンテナンスが苦手な人は、手入れのしやすさも重視しましょう。手入れのしやすさを重視する場合、汚れても水拭き可能な合成皮革のソファがおすすめです。また、ファブリック製のリクライニングソファも、カバーが取り外しできると手入れが容易です。カバーを外し、定期的に洗濯するだけでソファを清潔に保てます。

リクライニングソファを購入する前に、できれば快適な座り心地かどうかを実際の使用感で確認したほうがいいでしょう。長時間座っても疲れにくいソファを探している人は、ポケットコイルを使用したやや硬めの座面がおすすめです。リクライニングソファをベッドとしても使用する人は、シリコンフィルやウレタンを使用した優しく包み込まれるような座り心地の商品が適しています。

リクライニングソファを購入する際は、質の高い素材を使用して技術力に優れたメーカーのブランド商品を選ぶのがおすすめです。特に、実績とノウハウを生かした商品を開発している老舗メーカーは、アフターサービスも重視しています。

メーカーが信頼できるかどうかが不安な場合は、実績や評判などを事前に調べておくと安心です。また、保証期間などアフターサービスも確認しておけば、壊れてしまった際のメンテナンス費用も安く抑えられるかもしれません。

リクライニングソファは一般的なソファよりも寿命が長いのか、電動と手動のどちらが良いのか、などの疑問を持っている人も多いでしょう。そんな疑問にQ&A方式でお答えします。

A.　リクライニングソファの寿命は品質や素材・使い方によって大きく変わりますが、約3〜10年です。他の家具と比べて壊れやすいということもなく、適切な使用とこまめなメンテナンスを心掛ければ長持ちします。ただし、電動のリクライニングソファはコードの断線に注意が必要です。断線を防ぐには、折り曲げたり、引っ張ったりしないよう気を付けましょう。

A.　電動のリクライニングソファは価格が高く電源の確保が必要ですが、ボタン操作で簡単に角度調整ができます。一方で、手動タイプのリクライニングソファは角度調整に力が必要ですが、リーズナブルで故障のリスクが低いのがメリットです。また、手動のリクライニングソファは、配線に悩まされず、自由に配置替えができます。

そのため、体力に自信のない人や高齢者は「電動」、価格の安さや移動のしやすさを重視する人には「手動」のリクライニングソファがおすすめです。

dinosでは、快適なリラックス姿勢が実現できる使い勝手の良いリクライニングソファを扱っています。dinosの取り扱い商品の中から、おすすめのリクライニングソファを3つ紹介しましょう。

こちらのふんわりハイバック座椅子デラックスワイドは日本製で、テレビを見る際やうたた寝をしたいときにおすすめです。頭部と脚部、背部の3か所にリクライニング機能が付いており、各所を調整すれば身体へのフィット感がより良好に。軽いので女性でも移動させることができます。

4WAYソファベッドは、1台で「肘付ソファ・肘なしソファ・カウチソファ・ベッド」の4通りの使い方ができます。また、背もたれは3段階、両サイドの肘掛けは6段階の可動式です。さらに、天然木の脚は高さ10cmなので、お掃除ロボットが入り込めるのもポイントです。

Tutte（トゥッテ）の両肘つきソファベッドは、モダンなインテリアやシンプルな家具とマッチします。また、座面を手前に引けばベッドとしても使用でき、両肘も好きな角度に調整できます。狭い部屋に快適な寝る場所が欲しい人におすすめです。

リクライニングソファは好きな角度に調整できるのが魅力ですが、他の家具との調和などを考えて購入しないと後悔してしまいます。部屋の雰囲気との相性やメンテナンスのしやすさなど、購入後のことも考慮して選びましょう。
自分に合ったリクライニングソファを部屋に置けば、快適なひとときを過ごせるはずです。