ソファを長年使用していると型崩れしたり、座り心地が悪くなったりします。このようにソファがへたってしまうのは、ウレタンや羽毛などのクッション材、バネやコイルなどの衝撃吸収材が劣化するからです。また、いつも同じ場所に座り続けると、その部分が劣化して、へたりやすくなってしまいます。

ソファがへたるのを防ぐには、使い方や手入れも重要ですが、へたりにくい丈夫なソファを選ぶことも大切です。思ったより早くへたってしまい残念な思いをしないよう、型崩れしにくいソファの特徴やおすすめのへたらないソファをご紹介します。

長年座ってもへたらないような丈夫なソファには、どのような特徴があるのでしょうか。一般的に長年座っても型崩れしないソファは、耐久性の高い素材が使われていたり、内部が多面構造になっていたりします。
主な特徴としては、次のような点が挙げられるでしょう。

・へたらない素材を使用している
・座面が分厚い
・座り心地が硬い
・内部が多層構造になっている

ヘタらないソファを探すときは、耐久性のある素材選びが重要です。100年経っても使えるようなソファを見つけるのは難しいですが、へたらないソファを探している方は「ポケットコイル」や「マイクロビーズ」、「高密度ウレタン」といった素材のソファを選ぶといいでしょう。

それぞれの素材の特徴を表にまとめました。素材で、へたらないソファを選ぶときの参考にしてください。

へたらないソファは、座面が分厚いのが特徴です。座面に厚みがあるほど衝撃を吸収する素材が多く使用されていることが多いからです。衝撃を吸収する素材が多ければ、クッションへの負荷が軽減され耐久性も高くなります。実際に座ってみて、沈み込んでも底付き感のないソファを選びましょう。

柔らかく包み込まれるような座り心地が好みの方も少なくありませんが、へたりにくさを重視する場合は硬めのソファを選ぶのがおすすめです。柔らかいソファのクッション材には、空気が多く含まれています。そのため、長年使用すると中綿がつぶれて、へたってしまう可能性があります。

また、柔らかいソファでは特定の場所に負荷がかかり、身体の重みが分散されません。一方で、座り心地が硬いソファは、反発力が高く中綿がつぶれにくいのが特徴です。へたらないソファを探している方は、実際に座ってみて座り心地が硬いソファを選びましょう。

へたらないソファは、硬さの異なるウレタンを複数重ねたり、ポケットコイルなどのバネと組み合わせたりして強度を高めています。素材の弾力性がそれぞれ異なるため、表面が柔らかな感触でも底付き感がなく、耐久性が高いのが特徴です。内部が多層構造になっているかどうかに注目するのも、へたらないソファを選ぶ際の重要なポイントです。

dinosでは、へたりにくいソファが多く販売されています。dinosで販売されているへたりにくいソファの中から特におすすめの商品を紹介します。15の商品をご紹介しますので、ソファ選びの参考にしてください。

こちらのダイニングソファは、座部の下に収納庫付きで、リビングの収納スペースにお困りの型におすすめのソファです。座面にはやや硬めのウレタンが使用されているため丈夫で、比較的お安い価格となっています。また、モダンなデザインで表面の素材には合成皮革が使用され、簡単な汚れなら拭き取るだけできれいになります。

一人暮らしなどで部屋が狭い方におすすめなのが、壁に付けたまま使えるソファベッド。背もたれを前方へ倒すだけで簡単にベッドになるので、移動させる手間がありません。また、座面内部の素材にはボンネルコイルスプリングやウレタンフォームなどが使用されており、弾力性のある座り心地で、沈み込みすぎずへたりにくいのも特徴。ソファカバーやクッションカバーは取り外し可能で、ドライクリーニング対応です。

ペットを飼っている方におすすめなのが、ノーヴァの引っ掻きに強いソファ。 座面にはポケットコイル、背面にはウレタンフォームやフェザーが使用されており、硬めの座り心地でへたりにくくなっています。北欧風なデザインもおしゃれで、ソファカバーは汚れたら取り外して洗濯ができるのもうれしいポイントです。

シンプルでシックな雰囲気が漂う、アソリスのソファ。座面は、ウェービングベルトの上にウレタンフォーム2層とわたを敷いた構造で、へたりにくいソファが欲しい方におすすめの一品です。背クッションの素材にはフェザーが使用され、優しく背中を支えてくれます。
コンパクト性を意識したサイズなので設置しやすく、フェザーの湿発散性の効果で湿気が中に溜まりにくいのも特徴です。

一人暮らしの方におすすめなのが、スクレベットのソファベッド。国産メーカーが良質の素材を惜しみなく使い、張り地にも上品な太番手のツイード調生地が使用されています。座面内部にはウレタンフォームやわたが使用されており沈み込みが少なく、へたりにくくなっています。

LXコレクションの総革張りラブソファ2人掛け。皮革メーカーとしても名高いファクトリーで生産されたソファで、シンプルで美しくラグジュアリーな雰囲気を演出します。ロータイプなので部屋に置いても圧迫感がありません。また、座面内部にはウェービングベルトとウレタンフォームが使用され、柔らかな座り心地を楽しめます。柔らかな座り心地でへたりにくいソファを探している方におすすめの商品です。

中世ヨーロッパのような高級感のあるデザインが好きな方は、ルクラスの３人掛けソファはいかがでしょうか。座面が分厚く、座面内部にはウレタンフォームや鋼製バネなどが使用されているため、耐久性が高くへたりにくいのが魅力です。
座り心地はやや硬めで、張り地には牛革や合成皮革が使用されています。簡単な汚れなら拭き取るだけできれいになるため、お手入れも楽です。

フェボシリーズのソファは、アダルトな北欧ヴィンテージスタイルが好きな方におすすめの商品です。座面にはポケットコイルと高密度ウレタンが使用されているため丈夫。定期的に座面のクッションを入れ替えれば、よりへたりにくくすることができます。

付属のヘッドレストを使用すれば、ハイバックソファにもなるおすすめのソファ。頭をしっかり支えることができるので、より快適にくつろげます。座面にポケットコイルスプリングとフェザー、ウレタンフォームを使用したへたりにくい構造。また、ソファ生地は柔らかな触り心地で、汚れたら取り外して洗濯機で丸洗いできます。

高級感のあるヨーロッパ風のデザインが素敵なクラシカルソファ。座面内部にはポケットコイルやウェービングテープ、ウレタンフォームが使用され、ヘタりにくい作りになっています。座り心地も適度な柔らかさで、クッション2個付き。3人掛けソファのため、ゆったりと座れます。

好きな形に配置できるコーナーカウチソファ。北欧テイストのデザインで、座り心地は硬すぎず、座面内部にはウレタンフォームや鋼製バネが使用されています。また、高さが67cmと低めのため圧迫感がなく、部屋の間仕切りになるソファを探している方に適しています。ダークグレーとベージュの2色展開です。

オットマン付きのソファが欲しい方におすすめのソファ。バランスの良い座り心地で、座面内部はSバネやウレタンフォーム、ウェービングテープなどが使われた多層構造でヘタりにくくなっています。コンパクトサイズなので、一人暮らしの方にもぴったり。カバーが汚れたら取り外して自宅で手洗いできるので、いつでも清潔な使い心地を楽しめます。

アソルティのレザー調ソファは座面内部が7層構造で、高密度ウレタンやポケットコイル、ウェービングベルトなどが使用されています。そのため、長時間座っても疲れにくく、へたりにくいのが特徴です。また、座面クッションの前後を定期的に入れ替えて部分的な凹みを抑えれば、より長持ちするでしょう。

セラムの総革張り3人掛けソファは、座面にSバネやウレタンフォームを使用しているため、長時間座っても快適です。張り地は上質なレザーにセミアニリン仕上げを施すことで、美しさや柔らかさを長くキープできるようにしています。また、汚れがつきにくいのも特徴。色は、キャメル、アイボリー、グレーとどのようなインテリアにも合わせやすく、シンプルで飽きないデザインも魅力です。

デザイン性の高い国産のソファを選びたい方は、曲線を描くムールのソファがおすすめです。ベンチのような硬めの座り心地で、座面内部にはウレタンフォームが使用されているため、永い愛用に応えてくれます。防汚加工やペットなどの引っ掻きにも強い生地を使用しているのもポイントです。

へたらないソファ選びと同時に大切なのが、ソファをへたりにくくする使い方です。ソファをへたりにくくする使い方のポイントは次の通りです。

・定期的にクッションを裏返す
・座面の特定の場所に偏って座らない
・クッションのメンテナンスを欠かさない
・湿気を防ぐために風通しを良くする
・強い衝撃を与えない
・ソファカバーを利用する

それぞれ、具体的に説明しましょう。

ソファはどうしても特定の場所に座ってしまいがちです。ソファをへたらないようにしたいのなら、定期的にクッションの前後や裏表を入れ替えるといいでしょう。1週間に1回程度の頻度で入れ替えれば、へたりにくくなり、長持ちします。

座面の特定の場所に偏って座ると、一点に負荷がかかってしまいます。座る位置を毎回変えれば、負荷も分散され、へたりにくくなります。また、カウチソファで寝るときも同じように、毎回頭の位置を変えるなど特定の場所に偏らないようにするといいでしょう。

座面のクッションが取り外せないソファやクッション材が固くなってしまった場合は、中身をほぐすのがおすすめです。クッションの中身を定期的にほぐすことで、空気を含んでふんわりとし、へたりにくくなります。クッションのメンテナンスは約1〜2分で終わります。作業する曜日を決めて、習慣にするといいでしょう。

ソファのクッションは、湿気対策をすると長持ちします。湿気がこもると内部構造のウレタンやバネが傷み、においやカビ、ダニが発生する原因にもなります。定期的にクッションを干して乾燥させましょう。

クッションを取り外せない場合は、窓を開けて換気をしたり、扇風機で風を送ったりすると湿気対策になります。クッションを干す頻度は、3カ月に1回程度がおすすめです。

ソファは丁寧に扱い、強い衝撃を与えないようにしましょう。ソファの上に飛び乗ったり、強い圧力がかかったりするとクッション材やスプリングの劣化が早まります。立ったり膝立ちしたりすることは避け、特定の場所に負担がかからないようにしてください。

長年ソファを使用していると、クッション材だけでなく張り地も傷んできます。張り地が傷んでいると全体的にへたっている印象になり、肌触りも悪くなります。張り地が傷んできたらソファカバーを買い替えて、汚れや劣化を防ぎましょう。

また、専用のソファカバーがない場合は、ソファ全体を覆うことができる大きな布でも代用できます。最初から、カバーリングタイプのソファを購入すると、ソファと一緒に専用の替えカバーが販売されていることがあります。

ソファを長く使いたいのなら、へたらないソファを選ぶのが肝心です。素材や座り心地の硬さをよく確かめましょう。また、購入後はソファの使い方も重要です。定期的にクッションを裏返したり、ソファカバーを利用したりしてへたらないようにしましょう。