インテリアショップでよく見かけるソファベッドですが、そもそもどういった家具なのでしょうか。ここでは、ソファベッドとはどんな家具かをご紹介します。

ソファベッドは、ソファと寝具の機能を兼ね備えた家具です。普段はソファとして使うことができ、横になりたい時はベッドとして活用できます。リクライニング式や折りたたみ式など、変形方法の異なる3タイプのソファベッドがあり、どれも使い勝手が良いです。

ソファベッドはやめたほうがいい、と言われる理由は、以下の通りです。

【ソファベッドはやめたほうがいいと言われる理由】
・座り心地と寝心地の両立が難しい
・変形を繰り返すことで故障のリスクが高くなる
・ベッドよりも通気性が悪い傾向がある
・クッションやマットレスの劣化が早い傾向がある
・ソファとベッドの切り替えが手間
・デザインが限定される
・配置スペースが必要
・寝具の収納場所が必要
・設置や移動が大変
・掃除が必要

ソファベッドはソファとしてだけでなく、ベッドとしても活用できる便利な家具ですが、さまざまなデメリットもあります。後悔しないためにソファベッドのサイズや配置スペース、寝心地や座り心地の良さなどを考慮した上で購入しましょう。

ソファベッドは、座り心地と寝心地の両立が難しい家具です。寝ることを追及して作られたマットレスは体圧分散性に優れていますが、一方で、ソファベッドは座ることを目的に作られていることが多いため、寝心地までこだわった商品が少ないです。そのため、マットレスと比べると寝心地が劣ってしまいます。

ソファベッドをおすすめしない理由の2つ目は、変形部分の故障リスクが高い家具であることです。ソファベッドには主にリクライニング式、折りたたみ式、引き出し機能式がありますが、特に切り替え時に背もたれを倒すリクライニング式は注意が必要です。使用頻度や使い方によって、ギア部分が壊れたり動きが悪くなったりします。

ソファベッドの寿命は使用環境や素材によっても異なりますが、一般的に3〜5年と言われており、購入する際は耐久性の面も考慮する必要があります。

ソファベッドをおすすめしない理由の3つ目は、ベッドよりも通気性が悪い傾向にあるためです。ベッドの場合は床板にすのこが使用されていたり、マットレスの側面に通気用の穴があったりなど、通気性を確保するための工夫がなされています。

一方で、ソファベッドでは通気性を重視している商品が少ないのが現状です。日中ソファとして使用する際は問題がなくても、睡眠中はコップ1杯程度の汗をかくと言われているため、湿気がこもりカビの原因になりかねません。ソファベッドを使う際は、湿気対策が必須となります。

ソファベッドは、ソファとベッドの二役を担っている家具で使用頻度が高いため、クッションやマットレスの劣化が早い傾向にあります。また、ベッドはマットレスとフレームが別になっているので、劣化した場合もマットレスの交換だけで済みます。一方、ソファベッドは本体ごと買い替えが必要です。長いスパンで考えると、ソファベッドはコスパが良いとは言えないでしょう。

ソファベッドの場合、背もたれを後ろに倒したり、格納されているマットレスを出し入れしたりと、切り替えの手間がかかります。毎日の作業になるため、負担になることも少なくありません。切り替えが簡単なタイプや、軽い力で転換できるソファベッドにするとストレスを感じにくいでしょう。

ソファベッドをおすすめしない理由として、デザインが限られることもあります。一般的にソファベッドは機能性を重視し、デザイン性の高い商品は少ない傾向です。インテリアや家具との統一感を持たせるのが難しいことから、敬遠する人もいるでしょう。しかし、近年は徐々におしゃれなソファベッドも増えているようです。

ソファベッドはサイズが大きいため、ベッドに変形させる際のスペースが必要です。例えば、リクライニング式は背もたれを後ろに倒す必要があるため、ソファを壁付けすることはできません。また、折りたたみ式や座面引き出し式のソファベッドは、ソファの前面のスペースを確保する必要があります。

ソファベッドは配置スペースも必要ですが、見落としがちなのが寝具の収納場所です。夜間、ベッドとして使用する際は布団、枕などの寝具が必要です。しかし、日中ソファとして使用する時は、寝具をどこかに収納しておかなくてはなりません。ソファベッドを購入する際は、寝具の収納スペースの有無も考慮しましょう。

設置や移動が大変なことも、ソファベッドのデメリットと言えるでしょう。ソファベッドはフレームやクッションなどさまざまな素材が使用されているため、サイズが大きく重量があります。また、組み立て式のソファベッドの場合は、作りが複雑なこともあります。ソファベッドを設置する際は、搬入や移動させる際の人員を確保する必要があります。

ソファベッドは、汚れやすいのがデメリットです。日中はソファとして使用するため、食べ物や飲み物をこぼして汚すこともあるでしょう。ソファベッドを汚した場合、素材によっては掃除が難しいケースも珍しくありません。ソファベッドには、洗濯できるシーツやカバーを付けて汚れ対策をすることが必要です。

ソファベッドのメリットや魅力は、以下の通りです。

【ソファベッドのメリットや魅力】
・空間を有効活用できる
・さまざまな用途に使える
・ゲスト用ベッドとして活躍する
・コストパフォーマンスに優れ予算を抑えられる
・収納不足の解消に役立つ
・組み換えや移動がしやすい
・生活感が出にくい

ソファベッドをおすすめしない理由はさまざまありますが、魅力的な部分も多いです。ここでは、ソファベッドのメリットや魅力を詳しく紹介します。ソファベッドのメリットや魅力を知りたい方は、参考にしてみて下さい。

ソファベッドの最大のメリットは、空間を有効活用できることでしょう。限られたスペースにソファとベッドを設置すると、圧迫感があり窮屈になります。一台二役を担うソファベッドであれば、部屋を広々と使用できます。特に、一人暮らしなどで部屋数が少ない方にはソファベッドがおすすめです。

ソファベッドの種類によっては、さまざまな用途に使うことが可能です。肘掛けがリクライニングタイプ場合、少し倒して枕代わりにしたり、フラットにして広く使うことができます。脚が取り外せるタイプではローソファに転換でき、小さい子供の訪問があった時も安心です。また、収納付きのソファベッドは、タンス代わりにもなり便利です。

ソファベッドは、ゲスト用の予備ベッドとして使用できるのもメリットです。来客が急に宿泊することになった際、簡易的なベッドとして活用すれば、わざわざ布団を敷く必要がありません。部屋に来客用布団を敷く広いスペースがない場合も、ソファベッドを取り入れると便利でしょう。

ソファベッドはコストパフォーマンスに優れ、予算を抑えられるのが魅力です。ソファとベッドを別々で購入すると2台分の費用が必要ですが、ソファベッドの場合1台分で済みます。家具代の節約になるため、一人暮らしや単身赴任の方にとっては大きなメリットです。

多機能なソファベッドを選ぶと、収納不足の解消にも役立ちます。収納付きのソファベッドには、足元に引き出し収納が付いているもの、座面を跳ね上げると収納できるものなどがあります。枕などの寝具やタオルなど、日常使いするものを収納しておくのに便利です。

ソファベッドによっては、組み換えや移動がしやすいものがあります。分割式&リクライニング機能付きのソファベッドは自由に組み替えることで、カウチソファ、ベッド、分割して１人掛けソファ、などに活用できたりします。また、キャスター付きのソファベッドは軽量で、女性でも簡単に移動させることができ、掃除もしやすいのが魅力です。

生活感が出にくいのもソファベッドの魅力です。せっかくの素敵な部屋もベッドがあると生活感が前面に出てしまいます。しかし、ソファベッドであれば日中はソファとして使えるため、おしゃれな部屋を演出しやすくなります。

ソファベッドは部屋が狭い方、省スペースでソファとベッドを置きたい方、来客用の簡易的なベッドとしてソファベッドを使用したい方などにおすすめです。しかし、座り心地と寝心地の両立が難しいなどデメリットがあるのも事実です。結局、ソファベッドは買うべきと言えるのでしょうか。次項では、ソファベッド選びで後悔しないためのポイントを詳しくご紹介します。

ソファベッド選びで後悔しないためのポイントは、以下の通りです。

【ソファベッド選びで後悔しないためのポイント】
・寝心地
・サイズ
・使用目的
・通気性
・素材

ソファベッドを購入する際は、部屋の広さに合うサイズや使用目的など、上記のようなポイントを押さえることが大切です。ここでは、ソファベッド選びで後悔しないためのポイントを5つご紹介します。実際にソファベッドを選ぶ際の参考にしてみてください。

ソファベッドを選ぶ際は、座面の高さ、長さ、幅（奥行き）などのサイズを確認しておきましょう。一般的なシングルサイズのマットレスの幅（奥行き）は97〜100cm程度のものが多いため、ベッドとして使用する場合、ソファベッドの幅（奥行き）は100cm程度のものを選ぶと良いです。また、長さも重要で頭や足がソファベッドから出ないものを選びましょう。

身長よりも20〜30cm大きいものが最適なサイズの目安です。さらに、座面の高さはソファとして座りやすい40〜45cm程度のソファベッドがおすすめです。また、設置スペースによっては切り替えがしづらく、窮屈に感じることもあります。商品情報に記載されているサイズを確認し、購入するようにしましょう。

ソファベッドを選ぶ際は、使用目的を明確にしましょう。ソファベッドは人によってどちらをメインに使うかが異なります。そのため、ソファとして使用する頻度が高い方は座り心地を重視したり、毎日ベッドとしても使用する場合は寝心地を優先したりしましょう。

また、切り替えの手間が少ないもの、収納付きのものなど独自の機能を搭載しているソファベッドもたくさんあります。自分の使用目的に合ったソファベッドを購入すると良いですね。

ソファベッドはベッド用マットレスとは異なり、通気性対策が十分ではないものが多いです。そのため、通気性が気になる方は、レザーなど蒸れやすい素材のソファベッドではなく、すのこ仕様のものなど通気性が良いタイプのソファベッドを選びましょう。

ソファベッドは使用頻度が高いため、ほこりやゴミが溜まりやすく、素材選びが重要になります。例えば、レザー風の素材を仕様したソファベッドはスタイリッシュな雰囲気が演出できるだけでなく、簡単な汚れなら拭き取るだけで掃除ができるため便利です。また、抗菌タイプや防汚タイプのソファカバーを使用しているソファベッドなら汚れ防止になるため、掃除や洗濯の頻度が減ります。

ソファベッドは、ソファとベッドの両方の機能がある便利な家具です。一方で、ソファベッドは身体に悪いという噂も耳にします。ここでは、ソファベッドに関するよくある質問をご紹介します。

本来ソファベッドは座る目的で使用するものです。ソファベッドにはつなぎ目があり、寝転ぶと段差があるため背中に違和感を感じます。この段差に身体がはまると寝返りが打ちづらく、寝心地が悪くなってしまいます。そのため、毎日ソファベッドで寝ることを想定して購入する際は、購入前に実際に試したり、寝心地の良さを追求したソファベッドを選ぶのがおすすめです。

ソファベッドは、ソファとベッドの両方の機能がある便利な家具です。一方で、ソファベッドは身体に悪いという噂も耳にします。ここでは、ソファベッドに関するよくある質問をご紹介します。

身体に合わないソファベッドを長期的、継続的に使用すると、背中や腰に負担がかかり痛みを生じる可能性があります。つなぎ目のジョイント部分が背中や腰にあたり起床後に痛みを感じる、寝心地の悪さから眠りが浅くなった、など体調不良を起こす場合もあるかもしれません。そのような場合は買い替えを視野に入れましょう。

dinosでは、収納付きやサイズが大きいものなど、さまざまなデザインのソファベッドが販売されています。ここでは、買ってよかったと思っていただけるようなソファベッドのおすすめ商品をご紹介します。ソファベッドを購入したい方は、参考にしてみてください。

ソファベッドの多くは背もたれを壁側に倒すため、壁から少し離す必要がありますが、このソファベッドなら壁に付けたままでOK！背もたれを手前に倒す構造なので、ベッドに変形させるのも簡単です。座面にはベッドのマットレスにも使われるボンネルコイルを採用。沈み込みすぎず腰や背中をしっかり支えます。ベージュ、オレンジ、ブラウンの3色展開。

北欧デンマークの家具ブランドからご紹介するのは、天然木を使用した人気のソファベッド。座面下の床板がすのこタイプのため通気性が良く、布団マットレスはコットンわたをたっぷりと充填しているのでしっかりとした座り心地。ベッドにした際の幅が81ｃｍとコンパクトなのもポイントです。ピロークッションが４個付属しているので、カウチソファとしてリラックスするときや腰当てに重宝。

ベッドとしての快適性を重視して作られたソファベット。金属ウェーブスプリングとウレタンを使用し、沈み込みを少なくしています。ツイード調の張り地で品が良く、幅広いテイストのインテリアスタイルとも好相性。さらに、収納スペースも備えているので物の整理にも役立ちます。

ソファ時の奥行きは70ｃｍ、ベッドにしても奥行き87cmというコンパクト性にこだわったソファベッド。リビングでの使用はもちろん、ワンルームマンションや仕事部屋などにもおすすめです。北欧風のすっきりしたデザインもおしゃれ。ソファベッドの木脚を外せば、ロータイプのソファとしても使えます。

背もたれと両サイドの肘掛けが可動式のため、4通りの使い方ができるソファベッド。肘付きソファ、肘なしソファ、カウチソファ、ベッド、とその日の気分で自由自在にアレンジが可能です。また、心地よい硬さの座面に仕上げているため、ソファとしての座り心地だけでなく、寝心地が良いのも特徴。スタイリッシュなデザインで、ベージュとブラウンの2色展開となっています。

背もたれの中央部分を引き出して倒せばミニテーブルが出てくるソファベッド。ミニテーブルにはドリンクホルダーも付いており、使い勝手が良いデザインになっています。背もたれを倒すだけでベッドにでき、角度は３段階に調整が可能。クッションが２個ついているのも嬉しいポイントです。

レザー調でモダンな印象がおしゃれなソファベッド。シンプルなため、どんなインテリアにも合わせやすいデザインです。肘置きの片方がフラットなため、ソファで寝転んだ際、脚をゆったり伸ばすことができます。肘置きは左右お好みで付け替えることができるので、お部屋のレイアウトを選びません。

座面を手前に引くだけでベッドに変形するソファベッド。省スペースで操作可能なので、狭い部屋にも設置しやすいタイプです。背もたれだけでなく肘置き部分も可動するため、好きな角度に調整可能です。イエローとブラックの2色展開。

42段階のギアが内蔵されているため、どんなときでもお好みのポジションに調整できるソファベッド。ソファやベッド、カウチソファとしての機能があるため、狭いスペースを最大限に活用できます。スマートなデザインで、難しい組み立ても不要です。

寝心地重視でベッドとしての快適さを追求したソファベッド。カラーはブラウンとグレーの2色展開で、和室にもなじみやすいデザインとなっています。また、座高が低いため、子どもの昼寝用ベッドとしても使えます。

ソファベッドが、おすすめしない、とされる理由は、寝心地と座り心地の両立の難しさや配置スペースの問題などさまざまです。しかし、使用目的を明確にして自分のライフスタイルに合ったソファベッドを選んだり、サイズを測ってから購入したりすれば問題ありません。今回の記事で紹介した情報を参考に、ソファベッドを生活の中に取り入れてみてください。