ベージュのインテリアや家具は、温もりがある落ち着いた空間を作り、心が安らぐ生活を実現します。また、ベージュは優しいイメージやほどよい抜け感のあるナチュラルな色なので、リラックスできる部屋を作りたい人には欠かせません。ベージュのインテリア・家具の魅力について詳しく見ていきましょう。

【ベージュ系のインテリア・家具の5つの魅力】
・飽きにくい
・温かみのある落ち着いた雰囲気を演出できる
・他の色と組み合わせやすい
・季節を問わない
・広々とした印象になる

ベージュ系インテリアは淡い色合いの配色が特徴で、飽きにくい点が魅力です。また、落ち着いた色合いが幅広いスタイルに調和しやすく、長く愛用できます。シンプルなので流行に影響されず、快適な空間を維持することが可能です。

ベージュ系のインテリアで部屋を整えると、上品で落ち着いた空間に仕上がります。べージュは自然をイメージさせるアースカラーと呼ばれ、気持ちをリラックスさせる効果があります。また、癒し効果のある観葉植物や天然素材の家具などを合わせると、より安らげる空間になるでしょう。

ベージュは暖色系から寒色系まで、どのようなカラーとも相性がいいので、コーディネートしやすく汎用性が高いのが特徴です。例えば、淡いグリーンやブラウンのインテリアを合わせると柔らかい印象になり、グレーのインテリアを合わせるとスタイリッシュさをプラスできます。好みや気分に合わせて自由自在にアレンジを楽しめるのがベージュ系インテリアの利点です。

春のイメージが強いパステルカラーなど、季節感のある色を多く取り入れると、春以外の季節には違和感を覚え、居心地の良さが損なわれることがあります。一方で、ベージュは自然界に存在する色調なので、季節の影響を受けません。夏には涼しく軽やかな印象を、冬には温もりのある印象を与えてくれます。

ベージュは白に近い膨張色で、自然光や照明の光を効率よく反射するので、部屋全体を明るく広く見せる効果があります。純粋な白系のインテリアのように明るすぎず、自然で柔らかな明るさです。

また、ベージュ系のインテリアは、窓の数が少なく自然光が十分に入らない部屋や北向きの部屋など、暗くなりやすい空間にも適しています。フローリングや大きなサイズの家具などを中心にベージュを選ぶと、空間の圧迫感が和らぎ、広く見せられます。

ベージュのインテリアにはメリットがたくさんありますが、コーディネートをする上で気を付けたい点やデメリットもあります。ベージュをメインにした部屋作りで失敗しないよう、次の注意点を押さえておきましょう。

【ベージュのインテリアや家具を選ぶ際の2つの
デメリット】
・単調になりやすい
・汚れが目立ちやすい

ベージュは何にでも合わせやすいことから、多くの人が選ぶ無難な色です。そのため個性が出しにくく、単調で物足りないと感じるかもしれません。また、似たような色の濃さのベージュ系インテリアばかりを選ぶと、ぼやけた印象になってしまいます。ワンランク上のコーディネートで部屋を作るには、家具や小物、色の選び方などに工夫が必要です。

ベージュには薄い色から濃い色までさまざまな種類があります。ライトベージュのインテリアや家具は白に近い色なので、汚れが目立ちやすい点がデメリットです。

汚れの原因には飲食物をこぼす、ジーンズなどによる色移り、日焼けや手垢による黄ばみなどがあります。レザー素材を選んだりカバーをかけたりして汚れを防ぐほか、汚してしまったら正しい方法ですぐに落とすことが大切です。

ベージュのインテリアや家具は、同じ色や素材の物だけでまとめると、おしゃれさに欠けることがあります。合う色や素材の選び方、組み合わせ方を工夫することで、落ち着きがある格上の空間を作れます。

【ベージュを基調とした部屋をおしゃれにする
7つのポイント】
・ウォールナットなどの濃い木材と組み合わせる
・異素材を取り入れて立体感を出す
・ホワイトやアイボリーで統一感を持たせる
・ファブリックやラグでアクセントを加える
・金属やガラス素材でモダンな雰囲気にする
・寒色を取り入れてバランスを取る
・お部屋のコンセプトを決める

ベージュのインテリアや家具を使うことで、柔らかいイメージの部屋を作れますが、主張がなくぼんやりとした印象になる可能性もあります。そこで、異なる素材のインテリアを取り入れると、メリハリと立体感が生まれます。

例えば、編み込み素材を組み合わせればリゾートテイストに、光沢感のあるカーテンやクッションカバーなどを取り入れれば高級感のある空間になるでしょう。

淡い色を使った優しい雰囲気の部屋にするためにベージュだけでまとめると、無難でつまらない印象になりがちです。しかし、同系色であるホワイトやアイボリーのインテリアや家具を取り入れることで、統一感がありながらおしゃれで可愛らしさもプラスできます。

やわらかい素材のインテリアを取り入れると、アクセントになる上に、ベージュの穏やかな雰囲気を引き立たせ、部屋に奥行きと立体感が生まれます。ふっくらとした質感の布地や織物で作られたファブリックの小物、温かみのあるニットやファーアイテムなどが向いています。まずはクッションやラグ、ブランケットで手軽に試しましょう。

ベージュのインテリアや家具をメインにして落ち着いた部屋にしたいけれど、モダンさや洗練された印象も持たせたい場合は、自然素材と異なる質感のアイテムを取り入れましょう。例えば、脚部にステンレスなどの金属素材が使用されているソファやテーブルなどを選ぶと、自然な風合いにすっきりとした印象がプラスされます。

ベージュを中心とした部屋に寒色系のインテリアや家具を取り入れると、メリハリが生まれるため、バランスを取るのに効果的です。寒色系はベージュの反対色であり、加えると空間が引き締まって見えます。また色の濃淡によって、好みの雰囲気を作り出すことも可能です。

例えば、ベージュとライトブルーを合わせると透明感のある空間になり、ロイヤルブルーのような濃い色を取り入れると、シックな雰囲気に変化します。寒色系をうまく取り入れるコツは、クッションやアート作品、小物など、限られた範囲で使用することです。

おしゃれなベージュ空間は、単にベージュ系のインテリアや家具を集めるだけでは完成しません。相性のいい差し色や、同じ部屋に取り入れるアイテム選びを工夫することが重要です。次のような色を組み合わせてコーディネートしましょう。

【ベージュのインテリア・家具と合わせるのにおすすめ
の色7選】
・黒でシックなコントラストをつける
・白でナチュラルかつ明るい空間にする
・茶色で温かみをプラス
・グレーで落ち着いた上品な雰囲気に
・ブルーで爽やかさを演出
・パープルで個性を出す
・グリーンで自然な印象を与える

黒のインテリアや家具を取り入れると、ベージュ系の部屋を引き締めることができます。ただし、黒が多いと圧迫感が生まれるため、バランスを考えながら適切に取り入れることが重要です。例えば、黒いフレームのソファやチェア、壁面の装飾などを使うことで、やわらかい雰囲気のベージュの部屋に深みとモダンな要素が加わります。

白とライトベージュの淡い色でまとめると、明るい印象の部屋を作れます。また、ワンルームなどの狭い空間で圧迫感が気になるときは、膨張色である白とベージュのインテリアや家具で揃えることで、広々とした部屋に見せられます。メリハリをつけたいときは、薄い茶色や黄色のインテリアが最適です。

ベージュの優しい雰囲気を残しながら、上品さを加えた部屋にしたい場合は、グレーの差し色が適しています。温かみとモダンな印象が組み合わさった、洗練された空間に仕上がります。

また、ベージュもグレーも中間色であるため、調和のとれた飽きのこないコーディネートが可能です。グレーのソファカバーやラグ、カーテンなどを取り入れてみてください。ワンランク上のおしゃれな雰囲気を生み出せるでしょう。

パープル系のインテリアはベージュの持つ温かみと相性が良く、個性的ながらも洗練されたスタイルの空間を生み出します。ただし主張の強い色なので、ベージュの良さを引き立たせるにはアクセントとして少しの範囲に取り入れることが重要です。

また、パープルと一口に言っても多くのバリエーションがあります。深みのある色合いを選ぶと高級感のあるホテルのような空間になり、淡い色合いを選ぶと可愛らしい雰囲気の部屋に仕上がります。

グリーンとベージュはアースカラー同士で、ナチュラルな雰囲気の空間を作るのに相性のいい組み合わせです。ベージュでまとめられた空間にグリーン系のインテリアや家具を混ぜると、圧迫感のない開放的な印象の部屋に仕上がります。またグリーンは植物を連想させる色なので、ベージュとはまた異なる落ち着いた印象を与えます。

ベージュのインテリアと家具でまとめたリビングの実例を4つ紹介します。モダン系やリゾート系など色々なテイストを参考にしながら、自身の好みを見つけてください。

シンプルをテーマに、統一感のあるカラーでまとめたコーディネートです。また、ローソファとローテーブルを組み合わせると、家具の高さが抑えられ、開放的な印象を与えられます。加えて、シンプルながら機能的なインテリアを選ぶことで、快適さも兼ね揃えられます。 淡い色の床や壁に合わせて落ち着いた色を基調としていますが、濃いめのグレーを含んだカーペットでメリハリが生まれます。

リゾート感漂う編み込みフレームのソファをリビングの主役に選び、ベージュをクッションなどで差し色にしています。アジアンテイストな家具をベージュのインテリアと組み合わせることで、落ち着きがありつつも開放的な印象に仕上がります。

自然をモチーフにしたコーディネートで、ベージュと相性のいいアースカラーのインテリアや家具で明るい印象にまとめています。また、ファブリックのソファとアースカラーを合わせることで、より柔らかく穏やかな部屋に仕上がります。

ベージュと木のインテリアや家具は、温もりのある印象を与える組み合わせです。木目がはっきりした床やテーブルに、脚が木製になっているベージュのシンプルなソファを合わせ、ナチュラルな雰囲気の部屋を作り上げています。また、明るい色でまとめているので、部屋が広々として感じられます。

ベージュのインテリアや家具で作る女性の部屋の実例を4つ紹介します。ナチュラルテイストや可愛らしい雰囲気など、好みに合わせて参考にしてください。

ベージュでシンプルにまとめながら、柄物のインテリアを取り入れて個性を出した部屋です。全体的にはナチュラルなイメージですが、チェックのラグや柄の入ったクッションをポイントで入れることで、無難になりがちなベージュコーディネートにアクセントを加えられます。

丸みのあるボア素材のチェアを置くことで、可愛らしさを生み出した部屋です。また、ぼやけた印象になりがちなベージュの空間に、異素材の家具がアクセントになっています。ベージュとボア素材はとても相性が良く、視覚的に癒し効果や温かみを与えてくれます。

ガーリーなデザインのインテリアが中心の部屋ですが、ベージュだけでなく、グレージュを多く入れることで落ち着いたエレガントな印象になります。また、グレージュを基調としたラグベージュのクッションを合わせることでインテリアにメリハリを生んでいます。

ファー素材のインテリアは1点加えるだけでも存在感がありますが、ソファとラグに惜しみなく使うことで、さらに高級な印象になります。シンプルなベージュのソファも、大胆な面積のファーを被せると大きく印象が変わります。また、派手すぎないコーラルピンクを合わせると、より女性らしい雰囲気を作ることが可能です。

ワンルームの部屋で、ベージュのインテリアや家具を使った実例を4つ紹介します。一人暮らしでベージュ系のコーディネートをしたい人は参考にしてください。

ナチュラルな雰囲気と洗練されたモダンテイストを融合させるため、黒を取り入れた部屋です。モノトーンにビビッドカラーをアクセントとして取り入れるのがモダンテイストの定番ですが、茶色やベージュを使うことで、落ち着きがある印象に仕上げています

無垢材のインテリアを中心にまとめると、自然を感じられ、癒し効果のある部屋に仕上がります。疲れを感じにくいリラックスできる空間を作れるので、在宅ワークが中心の人にもおすすめです。

部屋の中で最も面積を占めるベッドを、ソファにもなるローベッドにすることで、快適な床座スタイルを実現した例です。面積が少ないワンルームで一人暮らしをする場合、低めの家具で統一するとスペースを有効活用できます。布団を敷くよりも、生活感を抑えられるのも魅力です。

ベージュと白を基調にし、木材のインテリアも明るい色でまとめることで、ワンルームの一人暮らし部屋を広く見せていますまた、グリーンをポイントで入れているので、ナチュラルで温かい雰囲気もある部屋です。

ベージュのインテリアでまとめた寝室の実例を4つ紹介します。リラックス効果を重視したナチュラル系からホテルライクまで、理想の寝室に近いテイストを参考にしてください。

ベージュと白を基調にしたインテリアは、明るい印象に加えて温もりもあります。全体的にシンプルなコーディネートでまとめているため、飽きのこないナチュラルスタイルの寝室です。シンプルさの中にも、ベッドカバーには柄物を選んだり、茶色い木のサイドテーブルを置いたりすることでメリハリが生まれます。

シンプルなデザインのインテリアと淡い色でまとめることで、清潔感のあるホテルのような寝室に仕上がります。ベッドの木のフレームや壁に飾られたアートが、リゾート感もプラスしています。落ち着きのある印象や清潔感があるので、上質なリラックスタイムを過ごせるでしょう。

自然を連想させるアースカラーで統一し、少しくすんだグリーンを差し色にすることで、より安らぎを感じられるベッドルームです。また、目立ちすぎない柄物のカーペットが程よいアクセントになっています。

ベージュのインテリアを使った落ち着きのある雰囲気ながらも、グレーを組み合わせることで大人っぽくモダンな要素がプラスされている寝室です。また、ベージュのブランケットや棚が、上品ながらエッジの効いたアクセントになっています。

ディノスで購入できるおすすめのベージュのインテリア・家具7選を紹介します。自身のイメージする部屋の雰囲気に合わせて参考にしてください。

ベージュのインテリアや家具を集める前に、心理的な効果や風水に関することを知っておきたいという人もいます。1つずつ詳しく解説するので参考にしてください。

ベージュには真の優しさというイメージがあり、心を静めて安心感をもたらす効果があるため、暮らしに温もりを与える色として知られています。穏やかなベージュのインテリアや家具を取り入れると、日常のストレスなどで疲れた心を癒してくれるでしょう。

デスクワークなど長時間同じ姿勢をとることで疲労を感じやすい人や、ストレスをため込みやすい人は、ベージュを基調にした部屋を作るとリラックスできます。

ベージュは自然に存在する色であるアースカラーに分類されますが、金運に効果のある黄色の要素を併せ持っています。また、基本的にベージュのインテリアはどの方位に置いても良いとされていて、コーディネートだけでなく風水的にも万能な色です。

さらに、どのような色ともなじむので、恋愛運や健康運など他に運気を上げたいと思っている事柄のラッキーカラーを差し色として取り入れることもできます。