たくさんの料理に応用が利くオーブントースターですが、置き場所に困った経験がある人は多いです。電子レンジの上にトースターを置きたいと考える人もいるでしょう。

電子レンジの上にトースターを直置きしてもよいのか、という疑問に答えます。

電子レンジの上は平らで、それなりの広さもあるので、トースターを置くのに適していそうに見えます。しかし、電子レンジの上にトースターを置くとさまざまな危険があるため、基本的にNGとされています。

風水では、電子レンジとトースターは火の気を持っており、両者を重ねて置くことで、過剰なエネルギーを生んでバランスを崩すと言われています。風水の観点から言っても、電子レンジとトースターを重ねて置くことは避けたほうがよいでしょう。

電子レンジの上にトースターを置くのがNGなのには、次のような理由があります。電子レンジやトースターを長く使うためにも、適切な使い方を心掛けましょう。

【電子レンジの上にトースターを置くのがNGな理由】
・電子レンジが壊れる可能性がある
・トースターの機能が下がる可能性がある
・トースターが変形・発火する可能性がある

電子レンジは稼働中、調理室内の熱を外に放出する必要があります。これを「放熱」と言います。しかし、電子レンジの上にトースターが置かれていると、放熱がうまくできません。すると、電子レンジ内に熱がこもって過熱状態となり、それが続くと、電子レンジ本体の温度が下がらず、故障の原因となる可能性があります。

トースターも加熱調理をするため、調理中は放熱が必要です。電子レンジの影響で放熱がうまくいかない可能性がありますし、電子レンジの熱で本体が熱くなり、温度調節がうまくいかなくなるかもしれません。性能を発揮できない可能性があります。また、電源コードが、電子レンジの熱で劣化することも考えられます。

電子レンジの熱が放出されずに過熱状態が続くと、上に乗せたトースターも高温になってしまう可能性があります。熱によって変形したり、配線がダメージを受けたりすると、最悪の場合発火するかもしれません。電子レンジとトースターはどちらも、高温になる電化製品なので、想定以上の高温にならないよう注意が必要です。

キッチンのスペースの問題から、電子レンジとトースターを置くスペースの確保に困っている人も少なくありません。そのときは、十分に安全に気を付けながら、電子レンジの上にトースターを置きましょう。どうしても電子レンジの上にトースターを置きたい場合の注意点を紹介します。

電子レンジの上にトースターを置くしかない場合、特に過熱状態にならないよう注意が必要です。具体的には次のような点に注意しましょう。

【電子レンジの上にトースターを置く場合の注意点】
・電子レンジの上にスペースを確保する
・特にオーブンレンジの場合は必ず隙間を確保する
・排気口・吸気口周囲のスペースを確保する
・どうしても直置きする場合は耐熱シートを敷く

電子レンジを設置する際、上部に放熱するための適切なスペースを確保する必要があります。どのタイプの電子レンジでも上面にスペースが必要で、取り扱い説明書にも「物を上に置いてはいけない」などと書いてあるはずです。電子レンジの上にスペースを確保していないと、放熱ができず過熱による故障や事故につながる可能性があります。

電子レンジを設置する際、上部に放熱するための適切なスペースを確保する必要があります。どのタイプの電子レンジでも上面にスペースが必要で、取り扱い説明書にも「物を上に置いてはいけない」などと書いてあるはずです。電子レンジの上にスペースを確保していないと、放熱ができず過熱による故障や事故につながる可能性があります。

電子レンジには、排気口と吸気口が備え付けられています。これも熱を逃がすために必要な構造で、口を塞がないようにスペースを確保しましょう。塞いでしまうと、熱がこもる原因となります。

どうしてもトースターを直置きしたい場合は、耐熱シートを敷きましょう。電子レンジとトースターの間に敷くことで、電子レンジとトースターの双方に熱が直接干渉するのを防げます。

キッチンが狭い場合も、置き場所を工夫したり、便利なアイテムを使ったりすると、電子レンジの上に直置きしなくても、トースターの置き場を生み出せる可能性があります。キッチンのスペースを確保する方法を２つ紹介します。

【電子レンジの上にトースターを置かずに収納する方法】
・キッチンのものを整理整頓する
・電子レンジ専用のラックを活用して収納する

トースターを置く場所をつくれないか、キッチンに置かれているものを整理し、収納方法を見直してみましょう。キッチンペーパーなどのストックは、棚などに収納できないか、収納方法を工夫しましょう。キッチンの上の物が減れば、電子レンジの上にトースターを置く必要がなくなるかもしれません。風水では、キッチンを整理整頓するとよい運気を招き入れると言われています。

電子レンジ専用ラックを使うと、電子レンジの周りにさまざまなものを置けるようになります。ラックの上の段であれば、隙間が確保できるので、電子レンジの上にトースターが来ても問題はありません。ラックにもさまざまな種類があり、大きなものになると、キッチンペーパーやラップ、調理器具などもまとめて収納できます。

電子レンジの上にスペースを作り、トースターを置きたいのであれば、安全のためにもラックを使いましょう。キッチンが狭くても、電子レンジの周辺スペースを有効活用できる便利なラックを紹介します。

コンパクトな作りで、電子レンジやトースターだけでなく、電気ケトルなど他の家電も収納できる食器棚です。上が家電置き場、下が食器棚となっています。グリーン系電気とホワイト系の2色があります。

3段のスライドテーブルと、キッチンストッカーが備え付けられており、さまざまな台所家電を収納できるのが特徴です。棚は4段で幅30cm〜60cmまでの家電が置けます。調理の手順や使いやすさを考えて、電子レンジやトースターの置き場所を決めましょう。

ゴミ箱の上のスペースを有効活用できるステンレスラックです。置きたい電子レンジのサイズに合わせて幅を調節したり棚の位置を移動したりできるので、どんな大きさの電子レンジも置けます。

収納力重視のラックで、電子レンジやトースターなどキッチン家電のほか、お皿や調味料などあらゆるものを一個所にまとめられます。高さ182cmで、大型の電子レンジでも上のスペースを活用できます。

収納力重視のラックで、電子レンジやトースターなどキッチン家電のほか、お皿や調味料などあらゆるものを一個所にまとめられます。高さ182cmで、大型の電子レンジでも上のスペースを活用できます。

電子レンジの上にトースターではなく、他の家電やキッチンペーパーなどのキッチン雑貨を置いている人も多くいます。電子レンジの上は平らで何か物を置くのに便利ですが、電子レンジの上に物を置いてもいいのでしょうか。

電子レンジの上には、トースター以外の家電やキッチン用品などの物を置くのもNGです。電子レンジの放熱を妨げ、故障の原因になってしまいます。熱の影響で、電子レンジの上に乗せているものも破損や変形、発火する可能性があります。特に、耐熱性のないプラスチック製品や、引火の恐れがある消毒用アルコールスプレーなどを置くのは危険です。

電子レンジの上に置いてはいけないものについては次の記事も参考にしてください。

電子レンジの上にトースターを直置きすると、故障や発火の原因となります。電子レンジの上にトースターを置きたい場合は、専用のラックなどの収納グッズを使ってください。棚の高さや幅を調節できるものや、収納力の高い商品もあるので、キッチンの広さや家電の大きさなどに合わせて使い勝手のよいものを選びましょう。