賃貸物件の狭いシンクだとまな板が置けなかったり、作業がしにくかったりして自炊する意欲が湧かなくなることがあります。キッチンの設備が充実した物件もありますが、台所の広さは間取りによって異なります。しっかり自炊したい人や料理が好きな人は、キッチンのスペースが狭くて困らないよう、賃貸でも台所の広いファミリー向けの物件を選びましょう。

【キッチンが狭くなる理由】
・居住スペースに限りがあるため
・コストを抑えるため
・間取りをコンパクトに設計するため
・ファミリー向けの物件でないため

単身者が対象のワンルームや1Kの間取りの物件では、一部屋あたりの専有面積が20�u程度です。居住スペースの間取りが8畳だとするとトイレや浴室などが狭くなり、キッチンのスペースもそれほど広く取れません。

キッチンや浴室などの水回りの設備は、住宅の中でも多くのコストがかかります。学生や単身者の場合、キッチンの使い勝手の良さよりも低予算な物件を求める人が多く、家賃を抑えるために水回りのコストを削減することがあります。

学生や単身者の場合、キッチンに広さや充実した設備を求めている人は少数派です。食事は外食のほか、スーパーやコンビニで購入した弁当などで済ませる人も多く、自炊をあまりしないことを前提にコンパクトな間取りにすることがあります。

賃貸でもファミリー向けの物件の場合は、家族で食事をすることを前提に、キッチンやリビングなどの間取りや広さに余裕を持たせているのが一般的です。4畳程度のスペースが必要になる対面キッチンが採用されていることもあります。
一方で、単身者向けの物件の場合は、生活するのに最小限のスペースとなっていることが多く、台所を含め、全体的に狭い造りになっています。

賃貸の狭い台所で調理しているとまな板を置けなかったり、食器を乾かすスペースに困ったりすることがあります。特に調理時の効率やキッチンの広さは、自炊する意欲に大きく影響を与えます。賃貸のキッチンが狭く、まな板や食器が置けなくなった場合は、シンク下のデッドスペースを上手に利用したり、便利なグッズを使用したりして悩みを解決しましょう。

【狭いキッチンを持つ人が抱える悩みや問題点】
・収納スペースが限られている
・食器を乾かすスペースが狭い
・調理時に動きづらい
・まな板を置けない
・自炊の意欲が湧きにくい
・調理時の効率が下がる

狭いキッチンの場合は、調理用の家電や食材のストックなどを置けるスペースに限りがあります。特にフライパンや鍋はかさばりやすく、置き場所に困ってしまいます。

収納スペースに困ったら、シンク下の空間を上手く使いましょう。調理用の器具が置けない場合は、重ねて収納できるフライパンラックを設置したり、鍋蓋などが立てられるファイルボックスを利用したりするときれいに整理できます。収納スペースが広がるだけでなく、フライパンや鍋が取り出しやすくなります。

調理スペースが限られている賃貸の狭い台所では、洗った食器を置く場所もありません。狭い場所に食器や調理器具を重ねてしか置けないので乾きにくく、その間はキッチンも使えず不便です。

洗い終えた食器や調理用の器具はすぐにふきんで拭いて片付けたり、水切りラックをシンクのスペースに置いてその上で乾かしたりすれば悩みも解消します。水切りラックは狭いシンクにも設置でき、食材の一時置き場としても使えて便利です。

一人暮らしに人気の1Kやワンルームの物件では、キッチンの幅が30〜50cmと狭く、調理中は動きづらく疲れてしまいます。また、コンロ周りの物が整理されていないと、ぶつかって床に調味料を落としてしまったり、近くにある物に引火し火事になったりするおそれもあります。キッチン周りの物を整理して、トラブルを減らしましょう。

物件によってはコンロ1つとシンクだけで、まな板を置く場所がないミニキッチンしか設置されていないケースもあります。こうした狭いキッチンで、本格的な料理を作るのは困難です。キッチンが狭くまな板が置けないときは、簡易的な折りたたみテーブルを用意して作業したり、キッチン周りにラックを設置して天板の上で調理したりしましょう。

狭いキッチンで調理をするときに冷蔵庫とシンク、コンロを頻繁に行き来するのは手間がかかり、自炊に対するモチベーションが下がってしまいます。また、コンロが1つしかないと2つの料理を同時に作れないので、不便を感じがちです。

無理なく自炊するには、サラダやマリネなど火を使わないメニューを献立に加えるのも一つの方法です。コンロの代わりになる電子レンジなどの調理用家電を活用すると火を使わずに済みます。また、コンロを使う献立が2種類以上ある場合は、料理をスムーズに進めるために事前に段取りを決めておくことも大事です。

たとえば、肉じゃがと味噌汁を献立にする場合、時間のかかる煮物から先に調理して、後から汁物を作れば両方を温かいうちに食べられます。

狭いキッチンの空いているスペースに安易に冷蔵庫などの家電を配置すると、調理時の効率が下がることがあります。行き来する時間を最小限に抑えたい人は、冷蔵庫とシンク、コンロが一列に並ぶように配置しましょう。

また、キッチンからはプラスチックや缶、瓶などさまざまなゴミが出ます。生ゴミなどをスムーズに捨てられるよう、キッチンの隙間にスリムタイプのゴミ箱を置きましょう。背の低いゴミ箱の場合、天板の上を作業スペースにすると調理時の効率が上がります。

賃貸の狭い台所でもまな板の置き方を工夫したり、調理用家電を使用したりすれば、自炊はできます。また、上手に調理用家電を使用すれば料理する時間の短縮になったり、後片付けが楽になったりします。

【狭いキッチンでまな板が置けない場合の対処法】
・キッチンばさみで食材をカットする
・カット済みの食材を利用する
・シンクに対して斜めにまな板を置いて使う
・フードプロセッサーを活用する
・食材のトレーやパックの上で調理する

包丁で食材をカットする場合はまな板が必要で、また野菜用と肉用でまな板を分けたり、汚れたら洗ったりと手間がかかります。キッチンばさみなら、まな板を用意しなくても、肉や魚、野菜などさまざまな食材を簡単にカットできて便利です。

ザルや皿、フライパンの上で切りながら調理できるので洗い物も少なくなり、料理する時間の短縮にもなります。ただし、キッチンばさみは切れ味が重要なため、長期間使っても錆びにくい高品質なステンレス製の刃の商品を選びましょう。

野菜やきのこ類、肉などのカット済みの食材はスーパーやコンビニなどで簡単に手に入り、まな板や包丁を使う必要がありません。冷凍のカット野菜を購入すれば、長期間の保存ができたり、必要な量だけ使えたりして便利です。

ただし、カット済みの食材は価格が割高なので、自炊の頻度が高い人や節約志向の人には不向きかもしれません。週末だけ料理するという人や調理する時間を短くしたい場合は、カット済み食材を活用すると良いでしょう。

1Kやワンルームでキッチンが狭い場合、小さめのまな板をシンクのコーナーに対して斜めに置けば、食材を切る平らなスペースとして使えます。ただし、バランスが崩れやすいので注意が必要です。安定感がほしいときは、逆にシンクの幅よりも大きいまな板を買って、シンクを覆うようにまな板を置くのも一つの方法です。

フードプロセッサーが1台あれば、料理の下ごしらえが楽になります。フードプロセッサーで肉をミンチにしてハンバーグやつみれなども手作りできますし、面倒な大根やりんごのすりおろしも簡単にできます。

ただし、フードプロセッサーは使用するたびに洗わなければならないので、手入れに手間がかかります。洗いやすさを重視するのなら、パーツの数が少ない商品を選びましょう。また、一人暮らしで少量の食材で調理する場合は小型のフードプロセッサーが重宝します。狭いキッチンでの作業がしやすくなり、収納スペースにも困りません。

スーパーで売られている肉や魚が入っている食品トレーやパックは、調理用の道具として使えて便利です。揚げ物の衣作り、ひき肉をこねるときのボウルなどに使うと良いでしょう。

さらに、トレーは食品を冷凍する際にも活用できます。調理前のコロッケやぎょうざをトレーに乗せ、上からラップをかけて冷凍庫に入れるだけで冷凍保存できますし、使い終わったら水洗いをするだけで捨てられ、後片付けも楽です。

狭いキッチンでまな板を置いて調理するには、作業スペースを確保する必要があります。収納ラックやコンロカバーなどの便利なアイテムを工夫して使うと、狭いキッチンでも調理しやすくなります。

賃貸で狭いキッチンの場合、機能性の高いまな板を使いましょう。まな板の中には、水切り用の穴が付いた物、食材をカットしたら皿としてそのまま食卓に出せる商品などがあります。特に折りたためる小さめのまな板や立てて収納できる商品を選ぶと、コンパクトに収納できます。

賃貸の狭いキッチンは、シンクのサイズも小さく四角形なのが一般的です。小さなシンクの上に大きなまな板を乗せれば、作業スペースが確保できます。シンクの幅を測り、シンクより大きなサイズのまな板を用意しましょう。

まな板を支える場所がシンクの縁のみになるので、安定感のある木製で厚みのあるまな板のほうが使いやすいでしょう。滑って調理しにくいときは、シリコン製のシートやふきんをまな板の下に置くと作業しやすくなります。

ガスコンロがある場合、コンロカバーを使用すれば、コンロを使わないときに作業スペースが確保できます。コンロカバーは、コンロの上に被せるように置くミニテーブルです。

普段はコンロが汚れないようにホコリよけとして被せておき、調理中はまな板を置く平らな台として使用できます。ただし、コンロカバーをつけている間は火が使えないので作業の効率は下がります。食材をカットしてから、コンロを使うなど、段取りを工夫しましょう。

水切りラックをシンクの縁に引っ掛けるように置き、水切りラックの上にまな板を置けば、食材をカットするスペースとして使えます。水切りラックの素材はシリコンやスチール製で、ふだんは洗った食器の水切りや、食材を一時的に置くスペースとして使います。中にはロール式で、使わないときはすのこのように丸めてしまえるものもあり、狭いキッチンでは便利です。

補助台付きのタオルハンガーを利用するのも作業スペースを広げるおすすめの方法です。キッチンの扉に引っ掛けるだけで簡単に設置できます。中にはゴミ袋を引っ掛けるフックが付いたタオルハンガーも販売されています。使わないときは折りたためて、食器や調理用の器具を一時的に置くのに便利です。

補助台付きのタオルハンガーは商品にもよりますが、4,000〜5,000円程度で購入できます。

チェストやラックを狭いキッチンの隙間に設置すれば、調味料や調理用の器具を収納できて、天板の上は作業スペースとして使えます。キャスター付きのチェストやラックなら、作業台として使用するときだけキッチンに移動できます。折りたたみタイプのラックであれば、コンパクトに収納しておけるので場所も取りません。

まな板受けはシンクに渡して使う道具で、その上にまな板を置くだけで作業スペースを増やせます。シンクの幅に合わせて長さを調整できるので、どんなキッチンでも使えます。安定感の良さを重視する人は、滑り止めの付いたまな板受けを選ぶと作業しやすいでしょう。

また、まな板受けは作業スペースが増やせるだけでなく、調理の効率アップも期待できます。まな板受けの下にボウルを置いて、切った野菜を落とせば、まな板上の作業もしやすく、後片付けも楽です。まな板受けを2本使えば、まな板に水を流しながらの作業もできます。

賃貸のキッチンが狭い場合、キッチンワゴンを近くに置いて作業台として使う方法もあります。また、部屋のレイアウトによっては、洗濯機の上も使えるかもしれません。作業台を別に確保する方法については、次で詳しく説明しましょう。

マンションの間取りによって、まな板が置けないほどキッチンが狭い場合は、別の場所に作業スペースを設置する必要があります。賃貸のキッチンが狭くまな板も置けないときは、調理の効率を上げるためにダイニングテーブルやサイドテーブル、キッチンワゴンなどを作業スペースにしましょう。

【狭いキッチンでまな板が置けない場合の対処法】
・ダイニングテーブルを使う
・折りたたみテーブルを使う
・サイドテーブルを使う
・キッチンワゴンを使う
・洗濯機上で作業する

キッチンの近くにダイニングテーブルがある場合は、食材をカットする作業台として使いましょう。シンクの上で調理するよりもスペースが広く使えて、野菜の皮むきは座ってできます。食材をカットしたらコンロ前に行くという工程もスムーズで、調理の効率もアップします。

狭いキッチンに折りたたみテーブルを置くのもひとつの方法で、立って作業のしやすいハイタイプの商品を選ぶと作業が楽です。折りたたみテーブルはキッチンと冷蔵庫の間の隙間に収納できて、必要なときだけ取り出せます。調理時の作業スペースとしてだけでなく、勉強やテレワーク用のデスクとしても使えます。

サイドテーブルとは、ソファやチェアの横に置く補助用のコンパクトなテーブルのことで、キッチンの作業スペースが足りないときにも使えます。食材の一時置き場や、盛り付けた皿を乗せるトレイの代わりとして役立つでしょう。折りたたみタイプの商品はコンパクトに収納できるので、狭いキッチンでも使いやすく場所を取りません。

キッチンワゴンはキャスター付きで、天板の上にまな板を置いたり、配膳台にしたりして使えます。サイズが豊富で、必要なときだけキッチン周りに移動させられるので便利です。ただし、事前に設置スペースを測り、適切なサイズのキッチンワゴンを選ばないと、邪魔になって部屋が手狭になる可能性があります。奥行きを抑えた商品を選ぶと狭いキッチンに置いても、圧迫感がありません。

キッチンの横に洗濯機がある場合は、蓋を閉じた状態にしてまな板を置けば、食材をカットするスペースとして使えるかもしれません。洗濯機の蓋を開けた状態で水切りラックを置けば、食材の一時置き場としても使用できます。

ただし、洗濯機の上は作業スペースとして使うことが目的とされていないため、まっすぐな平面にはなっておらず不安定です。食器や包丁を落としてしまう恐れがあるので注意しましょう。洗濯機の上は、置き場所がないときの緊急用として考えてください。

賃貸の狭いキッチンでは、突っ張り棒や壁掛けラックなどのアイテムを使うと収納力が上がります。賃貸のキッチンが狭く、調理用の器具や調味料が置けない場合のアイテム活用法を紹介します。

賃貸の狭い台所に収納する場所を増やすには突っ張り棒を使って、キッチンのデッドスペースを減らす方法が有効です。シンクの下の収納スペースを増やすには、手前側と奥側に1本ずつ突っ張り棒を渡して、その上にトレーやかごを置きましょう。排水口を避けられて、ラップやボウルなどが収納できます。

引き出しの中を短い突っ張り棒で仕切れば、カトラリーや布巾類を分類できます。また、狭いキッチンで調味料や調理用の器具が置けない場合は、突っ張り棒のラックをシンクの上に設置しましょう。突っ張り棒のラックは高さの調節が簡単にできて、さまざまなキッチンに合わせやすいのが特徴です。

キッチン周辺の壁に壁掛けラックを設置すれば、調味料の置き場になります。賃貸の狭いキッチンには、穴を開けずに設置できるマグネットタイプの壁掛けラックが適しています。マグネットが付かない壁の場合は、冷蔵庫の側面を利用すると良いでしょう。また、浮かせて収納できるので掃除も楽です。

粘着フックを2個壁に貼って、ワイヤーネットを引っ掛ければ簡単に壁面の収納が作れます。シンク下の扉の裏にも設置でき、フィルムラックを取り付ければ調味料などの出し入れがしやすくなります。安定感が気になる人は、立てて並べた2本の突っ張り棒の間にメッシュパネルを入れて、伸縮する部分を結束バンドで固定すれば、ずれ落ちにくくなります。

また、ワイヤーネットは、キッチンの雰囲気に合わせた色や素材選びが重要です。キッチンを清潔感のあるイメージにしたい人は、台所の雰囲気が明るくなる白のワイヤーネットを選びましょう。

粘着フックをシンク下の扉の裏などの平らな場所に貼るだけで、フライ返しや計量カップなど調理器具の吊り下げ収納になります。中には、複数個フックが付いた便利な商品もあります。工具を使わなくても設置ができて、使用後も綺麗にはがせるので賃貸でも安心です。ただし、耐荷重は商品によって異なるため、購入の際には必ず確認しましょう。

S字フックをシンクの上の水切り棚に引っ掛ければ、キッチンばさみやフライ返しなどの調理用の器具の吊り下げ収納として使えます。また、レンジフードの縁にS字フックを引っ掛けて、フライパンを収納する方法もあります。

ただし、吊るし過ぎると見映えが悪くなってしまうので、まな板など使用する頻度の高い物だけを収納してください。S字フックを引っ掛ける場所がない場合は、突っ張り棒を渡してフックを下げるなどの工夫をしましょう。

賃貸のキッチンが狭い場合、スポンジ置き場に悩むこともあります。しかし、スポンジが置けないからとシンク内に放置するのは、衛生的に良くありません。シンク内に省スペースで複数のスポンジが置けるスポンジホルダーを設置すると重宝します。中には洗剤やハンドソープを一緒に収納できる商品もあります。

シンクの外に設置する場合は、倒れにくく重量のある水受けトレーが付いたスポンジホルダーを選びましょう。ただし、水受けトレーがあるとぬめりやすいので、定期的に掃除してください。

まな板は食材が直接触れるため、洗った後も清潔に保つには通気性の良い場所に収納する必要があります。また、使用する頻度によって、まな板の収納に適した場所は異なります。

シンク下の扉の裏はデッドスペースになりがちな場所です。粘着フックを2つ取り付けて、ワイヤーネットの下の部分を折り曲げて引っ掛けるだけで、まな板の収納スペースが作れます。

粘着フックを3つ使ってまな板を収納する方法もあります。まな板のサイズに合うように粘着フックを上に1個、下に2個付けてください。まな板の持ち手として穴が開いた部分を上のフックに引っかけ、下の部分を2つのフックで固定します。扉を開けたときにまな板が左右に揺れることもなく、安定感があります。

軽めのまな板の場合は、フック付きのマグネットに吊り下げましょう。直接壁に穴を開けなくても設置ができて、濡れたふきんなども一緒に乾かせるので、通気性も良くカビ防止になります。また、レンジフードの縁の部分にS字フックを引っ掛けてまな板を吊るす方法もあります。

まな板スタンドはデザインが豊富で、包丁と一緒に収納できる商品もあります。マグネットや吸盤タイプは、シンク周りの壁に付けるだけで簡単に設置できます。

まな板スタンドは、使用する目的やまな板の厚さを考えて選ぶことが大切です。手入れのしやすさを重視する人は、水や汚れに強いスチール製のまな板スタンドや吸水性に優れている珪藻土の商品を選びましょう。

シンクの周りになるべく物を置きたくない方は、吊り戸棚の下にまな板を収納すればデッドスペースを上手に活用できます。設置する方法も簡単で、キッチンの戸棚を開けて、ラックを引っ掛けて扉を閉めれば固定できます。まな板以外にもラップやキッチンペーパー、タッパーなどを収納できて便利です。

また、吊り戸棚の下に水切り棚がある場合は、S字フックと突っ張り棒でまな板の収納スペースを作りましょう。S字フックを水切り棚の手前側と奥側に2個ずつ引っ掛けて、フックの下の部分に突っ張り棒を乗せるだけでまな板の収納スペースが作れます。突っ張り棒の長さを変えれば、どんなまな板でも収納できます。

賃貸でキッチンが狭く、まな板が置けない場合は、調理の方法を工夫したり、まな板受けを使って作業できるスペースを増やしたりする必要があります。突っ張り棒やワイヤーネットを使えば、収納力が上がるでしょう。まな板自体が置けない場合は、まな板スタンドを使う方法もあります。さまざまな工夫をこらして、使い勝手の良いキッチンにしましょう。