キャップやハットなどの帽子は、性別や年齢問わず人気のファッションアイテムです。帽子を収納・保管する際には、どのようにすれば良いのでしょうか。ここでは、基本的な帽子の片付け方や収納の仕方についてご紹介します。

帽子をかぶった後は、収納する前に一旦吊り下げておきましょう。帽子を脱いだ後にすぐクローゼットなどに収納すると、頭皮から出た汗による湿気が生地に残ってカビや臭いが発生する恐れがあります。そのため、帽子をフックなどにかけて吊り下げて乾燥させてから収納することが重要です。

ただし、洗濯表示に「平干し」の記載があるものや、ニットや目が粗く伸びやすい素材を使った帽子は吊り下げないようにしてください。これらの帽子は、風通しが良い日陰に置いて乾燥させましょう。

帽子を収納する際は、同じ型で分けることもポイントです。帽子にはつば付きのキャップやバケットハット・ニット帽など色々な種類がありますが、それぞれ同じ型の帽子を重ねることで、型崩れを防ぎつつ省スペースにもつながります。頻繁にかぶる帽子のおすすめの置き方は、通気性の良い場所に置いて不織布を掛けてほこりを防ぐ方法です。

つば付きの帽子などを重ねて帽子用の箱に入れてクローゼットなどに収納すると、日焼けや型崩れを防ぐことができるうえに、ほこりも付きにくくなります。型崩れしにくいニット帽などは、バックや紙袋に入れてまとめて収納するのもおすすめです。

帽子の型崩れを防止するためのアイテムを使って、収納するのも良いでしょう。ショップや通販サイトにはアイアン製のおしゃれな帽子スタンドや、プラスチック製の帽子ホルダーが販売されており、いずれもインテリアの邪魔をしないシンプルなデザインです。プラスチック製の帽子ホルダーは、キャップ・ニット帽・ハットなど様々な帽子の保管に使うことができて便利です。

シーズンオフのものなどの帽子を、押し入れやカラーボックスなどに入れて長期間収納する場合は、洗濯または除菌スプレーを吹きかけておきましょう。

帽子の洗濯表示や取り扱いの注意点をよく読み、洗えるものは洗濯して乾燥させてください。洗えない帽子は、除菌スプレーを吹きかけた後に、水で濡らしてしっかり絞ったタオルで、内側に付いているスベリの部分を軽く拭き取って日陰で乾かします。

帽子をおしゃれに保管したい時は、インテリアのように飾って見せる収納にするのがおすすめです。ここでは、帽子をおしゃれに収納する方法や飾り方のアイデアを4つご紹介します。

ドアハンガーは、壁やドアを傷めずに設置できて便利です。帽子の数が少ない時は、フックが1つのタイプでも良いでしょう。帽子が複数ある時は連続フックが付いたものを選ぶと、縦に並べるようにして吊り下げることができ、インテリアとしても楽しめます。

ベレー帽やニット帽などの平たい型の帽子をたくさんコレクションしている人は、平らな台の上に重ねて収納するのもおすすめです。型ごとにまとめて重ねておけば、統一感のある見た目になり、おしゃれなレイアウトが完成します。

釘や粘着テープなどを使って壁に設置したウォールハンガーに帽子を吊り下げると、アパレルショップ風の収納が完成します。一度に複数の帽子を吊り下げる場合は、隣の帽子がぶつからないように、フック同士の間隔が広い物を選ぶのがおすすめです。

有孔ボード（パンチングボード）の穴にフックを差し込み、帽子を吊り下げて収納するのもおしゃれです。大きい有孔ボードに複数の帽子を吊り下げると、インテリアのような華やかな見た目になり、帽子を使う時に取り出しやすくなって便利です。

帽子を省スペースで保管したい時は、吊り下げる方法がおすすめです。ここでは、帽子を吊り下げて収納するアイデアを4つご紹介します。なお、収納用品によっては長期間帽子を吊り下げ続けると型崩れする恐れがあるため、注意してください。

クローゼットのハンガーパイプに設置する衣類収納ラックは、帽子の型崩れを防ぎながら収納できて便利なアイテムです。不織布やメッシュ素材などの通気性の良い物を使うと、帽子に湿気がこもるのを防ぐことができます。帽子の数が多い時は、段数が多いものを選びましょう。

帽子用のハンガーは、輪の部分に帽子をかぶせると型崩れを防ぎながら収納できるアイテムで、キャップやつばの広いハットなども吊り下げられて便利です。連結できるタイプの帽子ハンガーを使えば、縦に並べるようにして複数の帽子を吊り下げることが可能です。

壁掛けフックに帽子を吊り下げて収納するアイデアもあります。アイアン素材の壁掛けフックを使うと、スタイリッシュな見た目になるのでおすすめです。クローゼットのハンガーパイプにS字フックを取り付けて、帽子の被る部分をそのまま引っ掛けたり、タグ・紐を引っかけて収納するのも良いでしょう。

横に渡したバーに多数のフックをぶら下げた収納ラックを棚などに設置し、フックに帽子を吊り下げる収納アイデアです。クローゼットなどの棚の上部のデッドスペースを活かして収納できるため、場所も取りません。収納ラックを複数揃えて、帽子の種類別に吊り下げるのもおすすめです。

つば付きのハットは型崩れしやすいものが多いため、収納する際には気を付ける必要があります。ここでは、ハットの保管におすすめな収納アイデアを4つご紹介します。

バケットハットやフライトキャップなどのある程度硬めの素材を使った帽子は、ブックスタンドやディッシュスタンドに帽子を挟んで収納できます。帽子を軽く平たい状態にして差し込むような感じです。よく使う帽子をスタンドに保管してリビングに置いておけば、出かける前に手早く取り出して使うことができて便利です。

ハットを型ごとにバスケットに入れて、クローゼットの棚の上などに収納するアイデアです。バスケットは中身が見えるため、どこに何の帽子を収納したのかが一目で分かります。帽子を使う際も、バスケットごと取り出して選ぶだけなので便利です。

特に大事にしているハットは、ほこりや汚れ・傷から守ってくれる、蓋つきの箱に収納するのがおすすめです。つば付きのハットだけでなく、ニット帽・ベレー帽・キャップなど様々な帽子に使えて便利です。麦わら帽子を収納する際は、通気性の良い紙製の箱を選んでください。

ワイヤーネットにワイヤーラックを組み合わせて、おしゃれなインテリアにもなるハット置き場を作る方法もあります。つば広帽子を保管する際は、幅の広いワイヤーネットを使うのがおすすめです。ワイヤーネットを紐で吊り下げて壁に設置すれば浮かせる収納ができ、省スペースになります。

冬の季節に活躍するニット帽は、どのように収納すれば良いのでしょうか。ここでは、ニット帽をしまう時におすすめの収納アイデアを4つご紹介するので、参考にしてください。

ニット帽は型崩れの心配がないため、バックや紙袋などにまとめて入れて収納するのもおすすめです。カゴバックに入れるとインテリアとしても見た目が良くなり、バックの型崩れを防ぐこともできます。巾着付きのカゴバックを使うと、ニット帽にほこりや汚れが付くのを防ぐことが可能です。

ニット帽をスクエアボックスに入れて収納するアイデアです。プラスチック製のボックスは通気性が悪いため、臭いがこもらないように、ニット帽を洗濯してから収納するのがおすすめです。ニット帽をボックスに入れた後は、ほこりが入らないように蓋を閉めてください。

平たいニット帽は、横長のボックスにそのまま入れるだけでもすっきりと収納できます。ニット帽が厚手の場合は、半分に折り畳んでボックスに入れてください。持ち手が付いているボックスを使えば、クローゼットの棚の上に置いても取り出しやすくなるのでおすすめです。

帽子箱の中に、ニット帽を収納する方法もおすすめです。つば付きのハットを逆さにして帽子箱の中に入れ、ハットの中にニット帽を詰めて保存すれば、ニット帽がハットの型崩れを防ぐうえに緩衝材としても役立ちます。

帽子を収納する際には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは、帽子を収納する時に避けるべきことをご紹介するので、参考にしてください。

帽子を収納する際に、つばの部分を洗濯バサミでつまんで吊るすのは避けてください。洗濯バサミで帽子をつまむと、生地に跡が残ってしまう恐れがあります。吊り干し可能な帽子の場合も、内側のスベリなどの部分を挟むのがおすすめです。

帽子を収納する際に、便利なアイテムを活用するのもおすすめです。ここでは、帽子を収納するのにおすすめのグッズを2つご紹介するので、大事な帽子を保管したい時は購入を検討してみてください。

インテリアの邪魔をしない収納用品が欲しい人は、こちらの帽子収納ボックスがおすすめです。従シンプルながらも革バンドのハンドルがアクセントになっており、クローゼットやハンガーの下などに置いてもおしゃれです。蓋付きのボックスのため、帽子やハットにほこりが付くのを防げます。

こちらの靴を収納できるボックスは、帽子をコンパクトに保管することもできます。手前の扉から中身を出し入れすることが可能で、10段まで重ねられるので便利です。裏側には通気口が付いているため、臭いがこもるのを防ぎます。

帽子にはつば付きのキャップ・ハット・ニット帽など様々な種類があるため、帽子の種類や型に合わせて収納することが重要です。大切な帽子は蓋付きのボックスに保管するのが良いですが、スペースがない場合は吊り下げたり重ねたりして収納するほか、インテリアとしておしゃれに見せる収納もおすすめです。この記事を参考に、帽子の収納アイデアを取り入れて、暮らしをさらに快適にしましょう。