DAMA collection 2024真冬特別
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フードロスを防ぎ、家計の節約も
できる!
キッチンの整理収納のコツ

リード文

毎日の料理で食材をムダなく使うために、いろいろ工夫している方はたくさんいらっしゃると思います。
最近は、社会的な関心も高まってきていますよね。フードロスという言葉を一度は見たり、聞いたりしたことがあるのではないでしょうか。

家庭で起きるフードロスは、主に「直接廃棄(買ったけれど期限切れなどの理由でそのまま捨てる)」、「食べ残し」、「過剰除去(皮を厚くむく、食べられる部分まで捨ててしまう)」が原因です。

食材をムダなく、おいしく食べて、家計にもやさしい暮らし方をすることは整理収納でも叶えられます。整理収納のプロが、簡単にできる3つのコツをお伝えします。

買いすぎず、作ったものを食べきるには

買いすぎず、作ったものを食べきるには「食材の見える化」、「定期的な見直し」が大事です。そのために「収納を見直して、使いやすくすること」をおすすめします。またフードロスを減らすために「便利なグッズの検討」をしましょう。

@冷蔵庫、食材ストックは「見える化」と
「定期的な見直し」が大事

まずは食材をムダなく使うために、冷蔵庫や食材ストックの整理をしましょう。

お客さまのお宅に整理収納サポートでうかがうと、冷蔵庫で使わないまま長く残っているものがあります。お刺身などを買ったときについてくる、わさびやしょうがの小袋、納豆のからし、残りわずかのジャム、ご飯のお供の瓶もの、珍しい調味料、大容量のドレッシングなどなど・・・。

いつのものかわからない場合は処分して、賞味期限が大丈夫なものは食べましょう。また、次からは買いすぎないように気をつけましょう。

冷蔵庫の中を見直したら家族みんなにわかるように、「早めに食べるもの」をまとめておくこともおすすめです。トレイにまとめて、ラベルに貼っておくとわかりやすくなります。

週1回、食材の「リセット日」

週1回、食材の「リセット日」を作ると冷蔵庫の中のものを食べきるきっかけになります。買い物に行かず、冷蔵庫の中でやりくりしてみましょう。

また、乾物や粉類は開封した後、存在を忘れがちではありませんか?忘れないように乾物を瓶などに詰め替えているお宅もありますよね。わが家の場合は、乾物をよく買うので種類が多く、種類もいろいろ変わるので、詰め替えの手間がかからないように、「開封済み」のものはまとめてカゴに入れ、手に取りやすい高さの吊戸棚に収納しています。

乾物の収納方法は

乾物の収納方法は、こちらでも紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
収納のプロが選ぶ、「ディノスのよりどり3点」!縦長のボックス&乾燥容器でキッチンを整理!

ほかにも私は、ストック用の食材の管理をするために、買ったものと期限日をノートに記載。月1回程度、賞味期限の確認をして、食材の無駄が出ないようにしています。

忙しい方には

忙しい方には食材管理のアプリもあります。家族で食材を共有したい方は利用してもいいですね。

A収納の見直しをする

冷蔵庫の食材のフードロスを防ぐための簡単なコツは、「扉を開けると何が入っているかすぐにわかる」「引き出しには食材を立てて入れて、上から見えるように収納する」です。これだけおさえたら食材を探す手間が減ります。

もし食材のストックを入れる場所が少ない場合、収納棚の購入を検討する場合もあるでしょう。

収納を増やす前

収納を増やす前に、整理することをおすすめしています。何をどれだけ収納するか決めてから選んでみましょう。
整理整頓はダンドリが大事!部屋の片付けは“基本の3ステップ”で進めよう!

でコツを紹介していますので、ぜひご覧ください。

収納家具を選ぶ際には、しっかり採寸をしましょう。開き戸の場合は、扉の開閉に必要なスペースも確認し、通路の妨げにならないように確認することも必要です。

食材ストックが入りきらない、でも収納場所が少ない、という場合はすきま収納を検討してもいいでしょう。

B便利なグッズを取り入れ、
おいしく食べきる

食材を食べきるには、自分が使いやすいと思えるグッズを選ぶことも大事です。

私はわざわざラベルを書かなくても中が見える保存容器を愛用しています。野菜をゆでた後、ちょっと余ったものは容器に入れて早めに食べきります。

食材が見えることより

食材が見えることより、隠すのを優先したい方は琺瑯の容器を使ってもいいですね。マスキングテープなどでラベルを貼っておきましょう。ラベルを書くひと手間が面倒な方には向かないかもしれませんが、冷蔵庫内をすっきりキレイに見せたい方にはおすすめです。

キッチンの収納が少ないお宅は

キッチンの収納が少ないお宅は、収納スペースを取らないスタッキング(積み重ね)できるものがおすすめです。

実はフードロスで多いのは

実はフードロスで多いのは、野菜や果物の皮を厚くむく、魚のあらを捨てる、などの「過剰除去」だそうです。たとえば、ブロッコリーの芯やネギの青い部分なども料理に使ったり、魚のあらは出汁をとることもできます。捨てる前に一度考えて、おいしく食べたいですね。

フードロスを防ぐために

フードロスを防ぐために、整理収納が役に立ちます。毎日の料理に食材をムダなく使いきることで、家計の節約にもつながりますよ。
まずは冷蔵庫の整理からはじめてみませんか?
日々の家事がラクになりますように。

参考資料

参考資料
平成26年度農林水産省 食品ロス統計調査報告(世帯調査)
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/syokuhin_loss/index.html(※外部リンク)

消費者庁
第1部 消費者行動・意識と消費者問題の現状
第2章 消費者を取り巻く社会経済情勢と消費者意識・行動
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2017/white_paper_127.html(※外部リンク)

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