一緒にお片付けをしながら育む
子供の「えらぶチカラ」と
「やさしいココロ」
リード文
子供にとって片付けを身につけることは、ただ単に「自分のモノを自分で出したり、しまったりできる」だけでなく、「えらぶチカラ」や「やさしいココロ」も育てられると思います。
子供の性格や性質によっては、片付けを身につけることはカンタンではないかもしれませんが、子供にとって、一生モノの大きな財産となるということを思い描いて取り組んでみてはいかがでしょうか。
目次
1.モノの整理と親の寄り添い方
@ 主体性を持たせる
A 要・不要も子供の意見を尊重する
B 分類は子供の思考回路に合わせる
2.子供が片付けやすい収納に
@ 収納はできるだけカンタンに
A 多すぎるモノは量をコントロール
B ラベリングで出し入れをスムーズに
C モノをしまうタイミングを決める
3.モノとの付き合い方で「やさしいココロ」を育てる
@ 迷子ボックスで情にうったえる
A 増えやすい「作品」・「思い出」と上手につきあう
B お別れの儀式でモノに感謝
1.モノの整理と親の寄り添い方
@ 主体性を持たせる
子供との片付けで大事にしていただきたいことは、主体性を持たせること。子供に関わらず大人であっても、誰かが決めたルールより、自分で「こうしたい!」、「こうしたほうがイイ!」と、決めたことのほうが継続しやすいように思います。
そのためには、親が勝手に子供のモノの処分や収納方法を決めるのではなく、子供の意見や価値観を尊重するように意識してみてください。
A 要・不要も子供の意見を尊重する
モノの「要」・「不要」についても、子供の意見を尊重するようにしてみましょう。「えらぶチカラ」を身につけさせるためにも大事なことです。
子供の判断に対し、「高かったのに!」、「それはおばあちゃんが買ってくれたモノだから取っておきなさい」などと言ってしまうと、「どうせママが決めるんだから、全部ママに聞けばイイ」と、自分で考えることを放棄してしまいます。
もし、「義両親が買ってくれた」など、大人の事情で処分できないモノがある場合は、子供のモノとは隔離し、親の管轄で別保管しましょう。
B 分類は子供の思考回路に合わせる
2.子供が片付けやすい収納に
@ 収納はできるだけカンタンに
A 多すぎるモノは量をコントロール
B ラベリングで出し入れをスムーズに
収納場所を決めたら、出すとき、戻すときに迷わないようにラベルを貼って表示します。保育園や学校などをイメージしてみると、わかりやすいのではないでしょうか。
文字がまだ読めない小さなお子さまには、イラストで表示するのも良いですね。きょうだいがいる場合は、きょうだいそれぞれのカラーを決めて、マスキングテープなどで、グッズそれぞれの収納場所をわかりやすくしてあげると管理しやすくなります。
C モノをしまうタイミングを決める
3.モノとの付き合い方で「やさしいココロ」を育てる
@ 迷子ボックスで情にうったえる
A 増えやすい「作品」・「思い出」と上手につきあう
B お別れの儀式でモノに感謝
モノを処分する際には、「手を合わせる」、「ありがとうと声を掛ける」など、モノに感謝してお別れすることを教えてあげましょう。お別れの寂しい気持ちは、モノを大事にする「やさしいココロ」を育ててくれると思います。
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