DAMA collection 2024真冬特別
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【素材別】衣類の収納・お手入れのコツ
第2回〜動物性の天然繊維
「絹(シルク)」

衣類の素材について、シリーズでご紹介します。今回は動物性の天然繊維である「絹(シルク)」についてです。ぜひ素材に合わせた衣類の収納やお手入れのコツを知って、毎日の暮らしにお役立てくださいね。

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絹(シルク)について

・特徴

絹(シルク)は、動物性の天然繊維です。蚕(カイコ)が作った繭(まゆ)が原料となっています。織り上げられた生地は上品な光沢としなやかなドレープ性が魅力で、スカーフやネクタイ、ブラウスなど衣料に使用されています。また吸湿性がよく、肌触りもよいので肌着や寝具などにもよく用いられています。

絹は非常に繊細な素材ですので、お手入れや保管の際に特に注意が必要です。せっかくの絹の良さを損なわないよう、以下のことに注意してご愛用ください。

・洗濯表示に要注意

絹は水や摩擦に弱い素材です。水洗いにより光沢が失われたり、肌触りが悪くなったりと、絹の良さが失われてしまうことがあります。家庭で水洗いができるかどうか、洗濯表示をきちんと確認しましょう。

洗える場合はその洗濯表示に従うようにしてください。家庭で洗える製品でも、アルカリ性の洗剤は避けましょう。これは、絹の主成分であるタンパク質がアルカリ性で分解されやすいためです。風合いが損なわれたり、生地自体が痛んだりと、ダメージを与えてしまう恐れがあります。中性洗剤やシルク専用の洗剤を使い、「手洗い」または洗濯機の「おしゃれ着洗い」等のコースなどで、優しく洗うようにしましょう。

・乾燥機による乾燥はNG

絹の成分は先述の通りタンパク質なので、熱に弱いのも特徴です。同じくタンパク質を主成分としている卵を加熱すると固まるように、絹も熱を加えると硬くなるなど、変化が起こります。風合いの変化や縮みの原因になりますので、乾燥機での乾燥は避けるようにしましょう。

・虫食いやカビに注意

絹は衣類を食べる虫やカビの栄養源となるタンパク質を含んでいるため、被害にあいやすい素材です。虫やカビが好むのは湿度や温度が高い環境なので、保管する場所に注意しましょう。

湿気対策や防虫の方法については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。ご参考になさってください。

ジメジメした季節は要注意!収納内のカビ・湿気対策7選

着物の収納のコツ〜そのB〜 虫食いから大切な着物を守る「防虫剤」の基礎知識

・紫外線に注意

絹は特に光に弱い素材です。紫外線により黄変黄ばみが出たり、脆化(ぜいか)といって繊維がもろくなる恐れがあります。洗濯干しの際に日光が当たらないようにするのはもちろん、保管時にも注意しましょう。紫外線は日光だけでなく、蛍光灯の光にも含まれます。部屋に出しっぱなしにせず、扉付きの家具やクローゼット、引き出しに収納することも大切です。

絹はお手入れが難しそうだからと

絹はお手入れが難しそうだからと敬遠されている方も、特性や注意すべき点を押さえれば怖くないと思います。洋服や寝具などの絹製品を、毎日の暮らしの中で楽しむために、ご参考になれば幸いです♪

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