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ストック品の収納〜日用消耗品編〜
ムダ買いを防ぐ上手な管理で、
時短・節約につなげるコツ

私はお客さまのお宅で整理収納のお手伝いをすることがあります。その際、キッチンや洗面台下に収納したモノを全部出していただくと、日用消耗品がたくさん収納されていて、「こんなに持っていたなんて!」とお客さまがびっくりすることがあります。

最近はコロナ禍や物価の上昇もあり、以前よりストックを増やしている方もいらっしゃるかもしれません。でもむやみに増やしてしまうと収納場所が足りず困ったことになる場合もあり得ます。

今回は、上手な日用消耗品の持ち方、収納のコツをご紹介します。

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1.何をストックしているか把握する

日用消耗品の管理が面倒に感じる大きな理由は、
・種類が多い
・どのくらいの量を持っていたらいいのか迷う
・モノによって使用頻度が違う
からです。

例えば、台所なら
・食器用洗剤
・キッチンタオル
・ふきん
・ゴミ袋
・ファスナー付きの袋
・ラップ
・アルミホイル
・使い捨ての手袋
など。

お風呂や洗面台なら、
・シャンプーやトリートメント
・ボディソープ
・洗面台にある歯ブラシ
・歯磨き粉、フロス
など。

他にも掃除で使う洗剤やシート、シートモップのストックや化粧品、消臭剤、除湿剤など。また、なくなってしまうと困るトイレットペーパーやティッシュもありますね。子育てや介護で使うモノもあるでしょう。

お家によって、

お家によって、必要なモノやどのくらいの頻度で使うのかも異なります。いろいろな消耗品をたくさん持っていると感じる方は、まずは使っているモノと使っていないモノを分けてみましょう。

香りが好みではなかった柔軟剤、いまいち気に入らなかったヘアトリートメントが残っていませんか。誰か使う人がいれば譲るか、この機会に思い切って処分するのがいいですね。紙や布にしみ込ませてからビニール袋に入れ、可燃ごみととして捨てましょう。

洗剤や化粧品のサンプル、

洗剤や化粧品のサンプル、旅行先から持ち帰ったアメニティグッズなどが、使わずにストック状態になっていませんか。いつか使う日のために残しておいても場所を取るだけなので、使えるものは早めに使うといいですね。古い化粧品は成分が変質している恐れがあるので、捨てたほうが無難です。

要るモノ・要らないモノを

要るモノ・要らないモノを分けるコツについては以下の記事をご参考になさってください。
整理整頓はダンドリが大事!部屋の片付けは“基本の3ステップ”で進めよう!

2.ストック管理しやすい方法を検討する

管理する方法は、いろいろあります。私が開催している家事の講座で、過去に受講生からどんなふうに管理しているか聞いたことがありますが、このようなやり方をされていました。
・パソコンで表をつくる
・スマホのメモやリマインドを活用する
・家事のアプリに入力する
・メモやカレンダーに書いて管理する
などです。

付箋で管理する方法もあります。同種類のストックの最後の1個に、商品名を書いた付箋を貼りつけておいて、その最後の1つを使った人が、付箋を見えるところに貼るという方法です。こちらのコラムで詳しく紹介されています。
家族に優しいラベリングで、キレイが続く暮らしへ

いろいろ試しながら、それぞれのお家に合うやりやすい管理方法を見つけていくのがおすすめです。さらに在庫確認(月1回、週1回)や買い物の頻度も決めておくと、スムーズに管理できます。

3.「何をどのくらいストックするといいか」検討する

たくさん持っていないとなんとなく不安、という方は今使っているものをどのくらいで使い切っているか調べてみるのも一つの方法です。開封日をペンで書いてみるとどのくらいで使い切ったか分かります。

トイレットペーパーも1袋をどのくらいで使い切るか

トイレットペーパーも1袋をどのくらいで使い切るか一度調べてみるのもいいですね。

トイレットペーパーの芯の内側に、使用開始日の同じ日付を全てに書き込みます。12ロールの場合は、1〜12の番号もふりましょう。できたら順番通りに使うといいのですが、家族もいるとそうもいかないこともあります。そして、5日後、1週間後、10日後など、区切りのいい日にちを決めて使用した数を確認し、1ヶ月に相応する使用量を算出します。1ヶ月にだいたいどのくらいで使うか分かると購入する時の頻度の目安になりますのでおすすめです。

ちなみに「4人家族(男性2人、女性2人)の場合1か月で16.8ロール」と一般社団法人 日本トイレ協会から発表もされているので、このデータを参考にするのもいいですね。

4.使う場所の近くに収納する

お家によって間取りや収納の広さが異なりますが、基本的にどこのお宅でもストックの収納場所は「使う場所の近く」がおすすめです。なくなったらすぐに補充することができます。

例えば「キッチン」には、洗剤、排水口ネット、ゴミ袋など。「洗面台下」には掃除洗剤、洗濯洗剤、ヘアケア用品、オーラルケア用品など。「トイレ」にはトイレットペーパー、洗剤、トイレシートなど。

消耗品を収納したいけれど、

消耗品を収納したいけれど、使う場所に入らないという場合、押入れやクローゼット、納戸や階段下収納も検討しましょう。その際に収納するモノは、比較的使用頻度が低いモノがおすすめです。取りに行く回数を減らすことができます。

またお子さんの成長に伴って

またお子さんの成長に伴って必要なものも変わっていくので、折りたためるコンテナを活用するのも方法の一つです。使わなくなった時にたためること、他の場所でも使いやすいことがおすすめの理由です。

5.我が家の例

私は月1回、ドラッグストアかネットで日用消耗品をまとめて買っています。だいたい買うモノを把握していますが、キッチン、階段下、洗面台下のストックを確認してから買います。

我が家は3人家族です。以前、トイレットペーパーをどのくらい使うか調べた時に、1か月で3倍巻きのものを6ロールくらいでしたので、月に1回8ロール入りのパックを買っています。

さらに万が一のために8ロール入っているものを2パック階段下に常備しています。

また、洗面台、洗濯機、お風呂で

また、洗面台、洗濯機、お風呂で使うモノのストックは、洗面台下に収納しています。ラックを中に入れてボックスを使ったり、動線の良さを考えた位置に置くなど、使いやすく工夫をしています。以前に洗面台下の収納のコツをご紹介しましたのでぜひ参考にしてみてください。
整理を始めやすいおすすめの場所 「洗面台下」の収納のコツ

6.最後に

必要な日用消耗品も暮らしの変化によって少しずつ変わっていきます。そもそもそれが必要かどうか、ストックの持ち方、収納方法、ストックの確認までの流れがスムーズだと時短家事につながります。

ムリなくラクに、あなたの暮らしが心地よくなりますように。このコラムが参考になりましたら幸いです。

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