着物の収納のコツ〜そのC〜
防虫剤の使い方
注意したい7つのポイント
今回は前回に引き続き、防虫剤についての内容です。大切な着物を虫食いから守る防虫剤の使い方について7つのポイントをご紹介します。
目次
1.防虫剤は混ぜない
複数の種類の防虫剤を混ぜて使用すると、組み合わせによっては化学変化を起こし、シミや変色の原因になります。
無臭のピレスロイド系の防虫剤は、ほかの有臭のもの(パラジクロルベンゼン・ナフタリン・しょうのう)と併用が可能ですが、思わぬ化学変化を招く可能性もあります。ひとつの収納スペース内では同じメーカー、同じ種類の防虫剤を使用したほうが安全です。
防虫剤の種類については前回の記事、着物収納のコツ〜そのB〜虫食いから大切な着物を守る防虫剤の基礎知識も合わせてご参考になさってください。
2.防虫剤は用法、用量を守る
メーカーでは同じ成分の商品でも、使用する場所や用途によって薬剤の量なども変えているようです。
決められた量より多く使っても効果が増すわけではありません。また、用法が間違っていると効果が十分に得られない場合もあります。パッケージに書かれた用法、用量を守るようにしましょう。
4.防虫剤は着物に直接触れないように置く
5.防虫剤はたとう紙の窓の上に直接置かない
防虫剤の成分によっては、たとう紙や着物用の収納袋の窓部分に貼られたセロファンやビニールと思わぬ化学反応を起こす場合もあるそうです。また、着付け小物のプラスチックパーツにも薬品に弱い性質を持つものがあります。防虫剤を置く場合は、収納具の窓やプラスチック製のモノと直接触れないようにしましょう。
6.正絹はウールの着物と分けて収納する
7.防虫剤の取り換え時期を忘れない
防虫剤のパッケージには、たいてい使用開始後の有効期間が明記されています。表示された期間を目安に忘れずに取り換えるようにしましょう。
「おわり」「おとりかえ」などと表示されたり、見た目がだんだん小さくなっていく昇華性なら分かりやすいのですが、ピレスロイド系は昇華性ではなく、きものの防虫剤には広げて使うシート状のものもあるなど、取り替える目安が見た目で判断しづらい商品もあります。使い始めの日にちや取り換え時期を書いておくなどするとよいでしょう。
今回の防虫に関する知識は、
今回の防虫に関する知識は、洋服にも応用できます。ご参考になれば幸いです♪
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