私がおすすめしている「収納の考え方」は基本的に部屋のどこでも使えます。普段、お客様のお宅で整理収納作業をしている時にお伝えしているコツが5つあり、「片付けが苦手」と思っている方にも使えます。
普段の収納を見直して、使いやすい収納にしてみませんか?
※収納を考える前に、まずはモノの整理をおすすめしています。過去の記事「プロが実践する片付けの順番。部屋が片付く基本の3ステップ」を読んでからご覧いただくのがおすすめです。
どの場所でも応用が利く収納術。
苦手でもできる「収納のコツ」
私がおすすめしている「収納の考え方」は基本的に部屋のどこでも使えます。普段、お客様のお宅で整理収納作業をしている時にお伝えしているコツが5つあり、「片付けが苦手」と思っている方にも使えます。
普段の収納を見直して、使いやすい収納にしてみませんか?
※収納を考える前に、まずはモノの整理をおすすめしています。過去の記事「プロが実践する片付けの順番。部屋が片付く基本の3ステップ」を読んでからご覧いただくのがおすすめです。
リード文
家の中をいつもと違う目線で客観的に見てみると、「実は収納しにくい」という場所があることに気づくかもしれません。忙しい女性こそ、収納を整えると暮らしが変わってきます。
今まで散らかりがちだったり、あれはどこだっけ?と探すことが減ってラクになりますよ。
毎日使うものはすぐに出せる特等席に収納する
以前に伺ったお客様のお宅で、普段は使わない来客用のお皿がキッチンの食器棚の手前に、よく使うものが高いところに入っていました。これは極端な例ですが、よく使うものは手に取りやすいところに収納しておくとラクになります。特等席に収納するイメージだとわかりやすいでしょうか。
ボタン(キッチンツール)
毎日使うものはあえてゆったり収納しましょう
お客様のお宅で整理収納を一緒にさせていただく時に、毎日使うものこそゆったり、また月1回しか使わないものはまとめてカゴの中に多めに入っていてもいいとお伝えしています。
ゆったり余裕を持ってしまうことで、出しやすく、何が入っているかわかりやすい、家族もしまいやすい、という効果が出ます。
しまいにくさから生まれるプチストレスからも開放されるのでおすすめです。
“ついつい”置いてしまうものに
収納の場所を作りましょう
部屋のあちこちに一時的にちょっと置ける場所がなくて、“ついつい”適当な場所にとりあえず入れてそのままにしてしまうことが、わたしにもよくありました。
コート、新聞、DM、雑誌など、収納の場所がないと“ついつい”リビングやキッチンカウンターなどに置きがちになってしまいます。
リビングを見渡して、“ついつい”置いているものがあれば、収納する場所があるかどうか見直してみましょう。
テキスト
DMは玄関ですぐに読んで不要なものは処分し、必要なものは小さなラックなどに入れる と散らかることも減ってきます。家にあるウッドトレーなどでも構いません。
またよく使うハンドクリームや化粧品など、リビングにあったほうが便利なものは小さなかわいいカゴにちょっとまとめて、あえてチェストの上などに出しておく、ということをおすすめしています。
ボタン(小物収納)
家族が続けられる収納を意識しましょう
片付けをがんばって細かく分類することはとてもいいことではありますが、反面、家族が戻しづらかったり、どこに戻すかわからず出しっぱなしになってしまうと困ります。おすすめしているのは、自分が疲れててもサッと片付けられる、家族にも手伝ってもらえる、という「細かく分けすぎない収納」です。
以前、片付けが苦手な方が雑誌のような収納を目指してうまくいかず疲れてしまった、という方がいらっしゃいました。
まずは使っているものをざっくり分けるだけ、から始めてみましょう。ちょっとゆるく分けるくらいがちょうどいいかもしれません。カゴにポンと入れるだけ、引き出しの中にサクッと入れるだけ、といった簡単な収納だと続けられます。
どこにでも使える収納グッズを選びましょう
空いているスペースに“なんとなく”という感覚で収納グッズを選んでしまうと、後で使わなくなってしまったり、邪魔になってしまったり、もったいなくて捨てられないということもあります。
個人的におすすめしている「収納グッズの選び方」をお伝えします。
3.買い足しできるものを選びましょう
収納用品はできるだけ定番のもの、また買い足しできるものを選びましょう。
またネットなどで手に入りやすいものだとさらにいいですね。
収納グッズはモノを整理してから選ぶことをおすすめしています。せっかく買っても、モノが少なくなり、結局収納用品が余ってしまった、ということがありますので、いきなりまとめ買いするよりは少しずつ買い足すことをおすすめしています。
※モノの整理については、過去の記事「プロが実践する片付けの順番。部屋が片付く基本の3ステップ」をぜひご覧ください。
ラベリングは必要ですか?と
聞かれることがあります。
本や雑誌、SNSでファイルボックスなどに中に入っているものをラベルにして貼っているところを一度はご覧になったことがあるかもしれません。お客様からラベルが必要かどうかご質問を受けることがあります。
私個人の意見としては、家族みんながわかるようにしたい、お子さんにおもちゃを片付けてほしい、何が入っているかわかるようにしたい、という目的がある時にラベルは効果的でおすすめしています。マスキングテープに書いて貼る、貼ってはがせるラベルに書いてもいいですね。
収納が好きで細かく分けたい方は、かわいい文字でラベルするものモチベーションがあがりますよ。ただ、文字が小さくて誰も読んでくれなかった、英語だと読みにくい、ということがありますのでご注意ください。我が家も以前ちょっとかわいく英語でラベルをつくってみたら、夫が全く読んでいなかった、という失敗をしています。
最後に
今回はどこの場所でも使える簡単な収納のコツをご紹介しました。
使いにくいと思う収納には理由があります。なぜ戻しにくいのか、なぜ“ついつい”置いてしまうのか。毎日使うものから見直してみることで変わりますよ。いつもと違う視線で見てみましょう。新しい発見があるかもしれません。
まずは最初の一歩。引き出し一つでいいので、手を動かしてみませんか?
あなたにあった収納で暮らしやすいお家になりますように。
執筆者
暮らしが整う、シンプルでラクちんな片付け術
記事一覧
片付けられない、はもう終わり!まずは「なりたい暮らし」をイメージしよう!
片付けを途中で挫折してしまった経験はありませんか?無理なく始めるための片付けのコツをご紹介します。
整理整頓はダンドリが大事!部屋の片付けは基本の3ステップで進めよう!
片付けには順番があります。どのお部屋にも共通する、片付けの基本の3ステップを整理収納のプロがお伝えします。
見せる収納・隠す収納の上手な使い分け。あなたにあった選び方
見せる収納、隠す収納、どちらがお好きですか?それぞれの良さがあります。あなたにあった収納を選んでみませんか。
あなたに合った片付け方や収納方法を見つける3つのコツ
“素敵”と思って購入したおしゃれな収納グッズが使いにくかった、という経験はありませんか。今回は「あなたに合った収納の見つけ方の3つのコツ」をお伝えします。
どの場所でも応用が利く収納術。苦手でもできる「収納のコツ」
私がおすすめしている「収納の考え方」は基本的に部屋のどこでも使えます。普段の収納を見直して、使いやすい収納にしてみませんか?
プロが教える!衣装ケース・収納ボックスの選び方と収納術。5つのコツで快適クローゼットに!
衣類を収納する時に便利な衣装ケース。整理収納のプロが衣装ケースの正しい選び方と収納術をお伝えします。
キッチン収納術のコツを知って、シンク下や引き出しの片付けをもっと効率よく!
キッチンがなんとなく使いにくくて料理がしにくい、洗った後のお皿を戻しにくい、そんなお悩みはありませんか?
キッチン収納は家事動線がカギ! 使いやすいキッチンで時短家事
日々の中で小さな作業が主に女性に積み重なっていることが、女性の忙しさを大きくしています。そんな「名もなき家事」を減らす一つの方法として、整理収納がとても有効です。
洗濯機ラック、洗面台下などのサニタリー(水回り)収納のアイデア
サニタリーは狭い場所なので、モノがあふれて収納しにくかったり、洗剤がないと思って買ったら、奥から同じものが出てきた、そんなことはありませんか? サニタリーを快適に清潔に使うためのアイディアをお伝えします。
子供部屋・リビングエリアなどのおもちゃの整理収納「片付け上手な子供になる仕組み作り」
忙しいママが一人でがんばらなくてもいいように、今回は3歳くらいから小学校に行くまでの子供を対象にした、片付けやすくて、シンプルで、簡単な、整理収納のコツをお伝えします。
玄関収納7つのアイデア 急な来客でも安心な玄関に
玄関は家の顔、と言う言葉もあるくらい、家族以外の方も見る場所です。玄関を整えると、急にお客さまが来た時にも安心です。まずは整理から始めて、収納を整えてみませんか?
リビングダイニングの収納 ラクしてきれいになる8アイデア
リビングダイニングは片付けにくく、生活感が出やすい場所です。家によって広さや収納の有無、家族の人数やライフスタイルが異なるからです。リビングダイニングの収納の基本的な収納術をお伝えします。
ボタン(トップ)
その他のおすすめ収納コンテンツ
キッチン、リビング、家のいろんな空間や場所を “見た目すっきり、暮らし快適” にしませんか。
家具選びに悩んだことのある方は、ぜひ一度、ディノス家具をお試しください。
クローゼット収納は自分に合ったスタイルで、収納アイテムにもこだわることが大切です。
シンプルな収納は、多忙なワーキングママの味方になってくれます。
「聞き流し」でお片付けのやる気アップ!プロが実践する収納術を聞きながら、“見た目すっきり、暮らし快適” にしませんか。
収納場所を決めたり、ちょっとした工夫で、整理整頓された使い勝手のよいキッチンを目指すことができます。
衣替えの季節こそ!「もっと活きる収納」でスッキリ。衣替えしやすい快適収納を目指しましょう!
箱に詰めて送るだけ月々330円(税込)〜の保管サービス。