父の日コラム
―父の日の由来と世界の父の日―
「父の日」の由来
「父の日」は「母の日」と同様にアメリカ発祥の習慣です。 ソノラ・ドッドさんという女性が、男手1つで自分を育ててくれた父への感謝を表したいと、父の誕生月である6月に教会の牧師に礼拝をしてもらったことがきっかけと言われています。
ソノラさんが16歳の時、彼女の母が亡くなってしまいました。ソノラさんは生まれたばかりの乳児を含む5人の弟たちを、父と共に育てあげました。
ソノラさんは、既に祝われていた「母の日」と同様に、父への感謝を表す日の必要性を強く感じ、自身の父の誕生日の6月5日を「父の日」とすべく教会に働きかけます。しかし、教会での準備が間に合わず、6月の第3日曜日に「父の日」が祝われ、それ以来、6月の第3日曜日は「父の日」とする習慣が広まったそうです。
一般的に「父の日」は「母の日」と比べて忘れられがちのようですが、ソノラさんのように、母を亡くした家族にとって「父の日」はとても重要なイベントとなっているのでしょうね。
ぜひ皆さんのご家庭でも、今年の「父の日」には、いつも頑張っているお父さんにとびきりの感謝の気持ちを伝えてみてください。お父さんはきっともっと頑張れちゃうことでしょう!
世界の「父の日」
日本ではアメリカで制定された「父の日」と同じように、6月の第3日曜日とされている「父の日」。ただ、世界では様々な「父の日」があるようです。
例えば、台湾では、「パパ」と発音が似ていることから8月8日が「父の日」とされています。
また、イタリアや南欧、南米など、カトリック教徒が多い国々では、イエス・キリストの父「聖ヨセフの日」の3月19日が「父の日」と呼ばれているなど、国によって「父の日」は様々です。
さらに、アメリカでは近年、7月の第4日曜日を「両親の日(父母の日)」と定めているようです。「母の日」「父の日」同様に、「両親の日」も日本で広まっていくかもしれませんね。
いずれにせよ、多くの国では大好きなお父さんに感謝を伝える「父の日」が制定されています。私たちも「ありがとう」の輪が一つでも多く広がるように、大切にしていきたいと思います。
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