家族の真ん中に
小川 裕子さん
家族の真ん中に
初めて見たとき、「あっ!」と思わず声が出るほど似ていた。
ディノスで出会ったこの絵、うちにいるトイプードルの男の子そのもの。
人には「描いてもらったの?」とさえ聞かれる。
主人と娘がややアレルギー持ちなのだが、家族そろってどうしても犬を飼いたい気持ちが勝り、迎え入れた子。
子供たちはもう大きいので一緒にめんどう見てくれるだろうし、ブリーダーさんもある程度しつけをしてくれているし、振り回されることはない......と思っていた。
が、しかし...。
寂しがり屋の甘えん坊で、気づいたら完全にワンコのペースに。
思い描いていた愛犬がいるくらしとは、ちょっと違ってる(笑)。
でも、もうそれでもいい。
なぜって、それは私たちにとってかけがえのない、愛おしい存在だから!
息子はこの子が来てから動物関係の仕事に就きたい、と言い出した。
娘はおそろいの「袴」で卒業記念の写真を一緒に撮るのだと言っている。
そして私も、"また再びの子育て"をとても楽しんでいるのだ。
いつもいつも家族の真ん中に、笑顔の真ん中に、ちょこんとこの子がいる。
(お客様への取材にもとづき当社で記事を作成しています。)