愛しのぬか漬け
仲田 博美さん
愛しのぬか漬け
夏になると体が欲して、必ず食べたくなるもの。
それは「ぬか漬け」だ。
毎年ゴールデンウィーク頃になると、その夏のぬか漬けを作り始める。
ぬか漬けは私だけではなく、我が家では主人にも息子たちにも大好物。
小さい頃、よく私の父や母と食卓を囲んでいた子供たちは素朴な和食の味に慣れ親しんでいて、そこですっかりぬか漬けの味も覚えてしまった。
献立に出ないと、「ばあば、おしんこは?」と催促さえしていたそう。
もはやぬか漬けは、家族にとって欠かすことのできない味だが、ぬか床のお世話は手間もかかるし、ダメにしてしまうこともある。
そんな時に出会ったのが、懐かしのタッパーウェアだ。
お菓子や海苔などの保存用として昔実家にあったが、何とまさかのぬか漬けにも最適だったとは!
実際使ってみれば驚くべき密閉力で、瞬く間に私のぬか漬け作りの秘密兵器に。
トマトやキュウリ、エシャロットやズッキーニ、アボカドなどなど。
ゴーヤやゆで卵も美味しいらしい。
今年はあと何を漬けよう?
たかがぬか漬け、されどぬか漬け。
ぬか漬け愛は深まるばかり。
(お客様への取材にもとづき当社で記事を作成しています。)