北欧スタイルとは、どのようなインテリアを指しているのか、以下で詳しく解説します。

北欧とは、名前のとおりでヨーロッパの北部を意味する言葉です。一般的に、アイスランド・デンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランドの5つの国を表しています。インテリアの北欧スタイルとは、5つの国の特徴を取り入れたデザインをいいます。北欧諸国では日照時間が短く、自宅で家族と過ごす時間が長いため、快適な空間を重視したデザインが多いです。

北欧スタイルは、白とグレーのシンプルな配色や、自然をモチーフにしたデザインが特徴的です。また、木製の家具が多く使用されており、室内にいながら木のぬくもりを感じられます。北欧では室内で過ごす時間が長いことから、カラフルな柄や模様のファブリックを選ぶなど、遊び心のあるインテリアを選ぶ傾向にあります。

北欧スタイルのラグには、いくつか種類があります。以下では、代表的なデザインの種類について解説します。

シンプルなラインや幾何学模様は、北欧スタイルの特徴的なデザインのひとつです。シンプルなデザインのため、長く使用しても飽きを感じさせません。白やグレーなどのラグを選べば、落ち着いたインテリアになります。アクセントになるブルーやイエローなどのカラフルなラグを選んだ場合、メリハリのある空間をデザインできます。

北欧スタイルの柄物には、動物や植物などの自然にあるものをモチーフにした温かみのあるデザインが多いです。たとえば、トナカイやゾウ、シロクマ、花や葉、木などが挙げられます。子供から大人まで楽しめる絵柄が揃っているほか、カラフルな配色のラグ、グレーや白を基調とするシンプルな色のラグが選べます。

北欧スタイルのラグと聞くと、柄や模様があるデザインを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、グレーや白、落ち着きのあるイエローなどの無地のラグもあります。無地のラグは、落ち着いたおしゃれな空間をデザインできます。ラグは、床に占める割合が大きいため、床や壁などの配色や室内のインテリアにあった色を選ぶことが大切です。

北欧スタイルのラグをインテリアに取り入れたい場合、さまざまな選び方があります。以下では、具体的な選び方を解説します。

ラグは、約90×150cm、約140×200cm、約200×200cm、直径約150〜200cmなどのサイズがあり、部屋の広さにあわせた大きさを選べます。一般的に、家具などのインテリアとコーディネートしやすいサイズは、約140×200cm程度のサイズといわれています。部屋の広さを把握したうえで、適切なサイズを選ぶようにしましょう。

好みや室内のインテリアにあったデザインを選ぶ方法があります。たとえば、インパクトのあるデザインのラグを選び、インテリアのアクセントとして置きたいという場合は、柄や模様の入ったラグを選びましょう。部屋になじみやすいラグを選びたい場合は、無地やシンプルな幾何学模様などのデザインがおすすめです。

北欧スタイルのラグの形状は、主に四角形と円形の2種類です。一般的に利用されるラグの形状は四角形で、さまざまなインテリアになじみやすく、家具とのバランスが取りやすい特徴があります。一方、円形のラグは四角形よりもやわらかな印象を与えられることから、子供部屋や丸みのある家具などとの相性がよいです。

ラグは、インテリアとして床に敷くだけでなく、機能性を追求したものもあります。デザインだけで選ばず、機能性についても確認したうえで選びましょう。以下では、ラグの機能性について解説します。

ラグの肌触りで選ぶ方法があります。ラグの肌触りは、毛足の長さや加工方法、素材などによって異なります。たとえば、ふわふわとした肌触りが好みの人は、毛足が長いものやシャギー加工されているもの、ウール、マイクロファイバーなどの素材がおすすめです。一方、さらりとした触り心地が好みの人は、毛足が短いものやパイル加工されたもの、コットンなどの素材を選びましょう。