イワタニ「スタンドBBQグリル グリルスター」使ってみました!
変幻自在のツーバーナーで
キャンプのモーニングを自宅で再現!
2021.05.14 UP
未展開時も自立するので、
すっきりコンパクトに収納可能
キャンプに必要不可欠なツーバーナー。我が家でも所有していますが、いかんせんデカい! なので当然、置き場に困る! 結果うちでは、他のギアと一緒に最大サイズのコンテナにドカっとまとめて収納し、出番が来るその日まで、人目につかない場所で静かに息を潜めてもらっています。その点こちらの『グリルスター』は、キャリア付きスタンド一体式の大型サイズながら、縦置きが可能。確かに背は高いけれど、この程度の薄さなら、玄関や物置の隙間にスッと滑り込ませることができそう。おかげで、「さぁキャンプ道具を掘り起こすぞ!」と気合いを入れなくても、思い立った時に気軽に取り出すことができそうです。しかも必要とあらば、本体からスタンドを取り外し、卓上コンロとして使うこともできるんです。
簡単・激うまホットサンドでキャンプ気分を満喫!
サクッとバーナーをセッティングしたら、早速ホットサンド作りを開始。まずは定番のBLTから。ベーコン、トマト、レタスに、チーズと目玉焼きを追加してラフに重ね、最後に食パンを乗せれば準備OK。パッっと見これで挟めるの?っていうくらいボリューミーですが大丈夫。
力づくでギューっとプレスし、持ち手の先端をパチっと留めたら、あとは火にかけるだけ。気になるのは火の塩梅。やっぱりアウトドア用のバーナーは、火力が今ひとつだったり安定感に欠けたりと、もうちょい!と思うモノも少なくありません。その点こちらは、カタログ値3.3kWという必要十二分な火力に加え、火口部分を下に潜らせ、極力風の影響を受けないように設計されたデザインで、安定感も抜群。
ちょくちょく焼け具合を確認しつつ、慎重に進めたつもりでしたが、あっという間にご覧の通りのちょい焦げに……。まぁなんとかセーフってことにしましたが、まぁまぁ風もあった状況下にも関わらず、この火力の安定感にはちょっと驚きました。これはかなり使えそう。
あっという間にBLTが完成してしまったので、お次はキッチンにあったメロンパンを焼いてみることに。せっかくなので、真ん中に包丁を入れてパカっと開き、間にチョコレートを挟みます。この日は自宅での調理ということで用意しそびれましたが、キャンプでお馴染みのマシュマロなどを挟んでも良いかも。
片側でメロンパンサンドを焼いてる傍らでは、コーヒー用のお湯を沸かします。こんな同時調理ができるのも、ツーバーナーのいいところ。こちらも驚きの速さで沸騰してくれました。
そして完成、おうちキャンプのモーニングセット。メロンパンもいい感じで焼き目が付いて、今度は大成功! 外カリ中フワの食感は、是非一度ご賞味いただきたいところ。氷をたっぷり入れたアイスコーヒーが飲めるのも、おうちキャンプならではですね。ちなみにBLTサンドの方は、メロンパンサンドを焼いている間に、光の速さで息子くんに食べられてしまいました……。
火力よし使い勝手よしの、マルチユースなツーバナー
最後に、今回の感想を。正直言って、我が家のツーバーナーはバリバリ現役。買い替えなどは検討していませんでしたが、今回この『グリルスター』を使ってみて、これはリニューアルを検討してもいいのかも、と感じました。理由はふたつ。ひとつめは、火力の安定感。撮影当日も決して風が弱かったわけではないですが、元々の高火力と考えられたバーナー設計のおかげで、非常に効率よく調理ができました。そしてもうひとつは、スタンド一体式の仕様や、運搬に便利なキャリー付きデザイン、さらにコンロ部分だけを脚から外して卓上で使うこともできるという拡張性。自宅内からベランダやお庭でのキャンプ、そして実際のキャンプ場まで、幅広いシーンで活躍する、極めて優秀なツーバーナーだということがわかりました。次回も引き続き本機『グリルスター』の使用感をリポートしますので、ご期待くださいませ。