dinosの目利きバイヤー対談@
ステンレスVS.セラミック
自分のスタイルに合った包丁を見つけよう!
本日は私ライターMが、dinosの目利きバイヤーさんに包丁のお話を伺いました。語ってくださるのはベテランバイヤーの毛利さん、カリスマバイヤーの朝香さん、新人バイヤーの澁谷さん。それぞれの経験やキャラも立ったお話は、楽しくてとっても勉強になりました!
【バイヤー紹介】
澁谷さんは、初めて
_______ 澁谷さんは、初めてグローバルを使った時の印象ってどんなでしたか?
実はグローバル知らなかったんですが、一人暮らしでもそれなりに良いブランド包丁を使ってたんですよ。料理上手ってわけじゃないんですけど、包丁だけは切れるの使えって親に言われてて。
_______ おお〜、いい親御さんですね!
でも、グローバルを使った時はもう!むちゃくちゃびっくりしましたね。今までで一番感動しました。
_______ それは、切れ味という意味で?
そう、一番驚いたのは鶏肉です。切りにくい皮がザクザク切れる!切れるから全然ストレスがないんです。しかも切れ味が長いこと落ちなくて、あれ?そういえば研いでないな、みたいな。
_______ 他のステンレス包丁と比べて、どこが違うんですか?
「モリブデン・バナジウム鋼」というのを使っています。硬度が高く、摩耗しづらいため切れ味の持ちがいいんです。
鶏肉みたいに切りにくいものだけじゃなく、お刺身とか柔らかいものもね、切れ味がいいからエッジが立つの。口ざわりが違うんだよね。料理の味が全然変わる気がする。
刃と柄がオールステンレスの一体型構造だから、衛生的だしデザインとしても美しい。力を入れなくても包丁の重さだけでスーッと切れるんです。
私もグローバル持ってるんだけど、
包丁ってそもそも圧倒的に
確かに、選択肢に入れにくい
_______ 確かに、選択肢に入れにくい感じはありました。
京セラは35年にわたってセラミックの包丁を作ってきたんだけど、17年ぶりに素材を刷新したの。刃がより硬くなって摩耗もしにくくなったから、切れ味も続くしデザインもがんばった。それがこのココチカルというブランド。
_______ モノトーンでかっこいいですね。
今まではセラミックって色使いもファンシーだったから、これもブランディングの一環ね。しかもめっちゃ軽い!ちょっと持ってみて。
_______ うわっ!軽い!
でしょう?毎日使うわけだから、軽くて取り回しやすいにこしたことはないでしょ。私はステンレスも持ってるけど、つい手がのびるのはセラミック。あと、食洗器OKってところも大きな魅力。拭かずにそのままカゴに入れておけるからラクよ〜。
グローバルは残念ながら食洗器NGなんですよね。熱に弱いわけじゃなく、食洗器用の洗剤がグローバルが推奨している中性洗剤ではないし、洗浄中の水圧などで傷がついちゃう。洗ったらすぐに水気を取らないといけないし。
実際に切ってみて。ほぼ押すだけで切れる。みんなびっくりするのよ、切れないって先入観があるから。
(一同)うおおっ!
食材との相性は?得手不得手は?
結論、包丁は「使い分け」が賢い!
_______ ハマグリ刃というのは、どちらも共通ですね。
そうね、グローバルもココチカルもハマグリ刃。ハマグリの殻みたいになだらかな形状になってるの。カクカクしないから切り込みやすくて、刃離れもいい。
_______ 食材によって向き不向きというのはありますか?
セラミックはとても硬くて、逆にしなりがないの。だからカボチャとか、お餅とか、冷凍したカチコチのお肉なんかは苦手かな。
_______ 得意なのは?
レタスとかトマトは金気を嫌うでしょ。リンゴも金属で切ると茶色っぽく変色しちゃう。それがないのはセラミックの方ね。タマネギを切っても、つぶれないから目が痛くならないのよ。
_______ 私、10年以上グローバル一辺倒だったんですけど、セラミックも欲しくなりました。
使い分けるのがいいと思うけど、私はステンレスに戻る気がしない(笑)。
軽いのに慣れてないと、ステンレスの重みがいいという人もいる。好みとか、その日の気分もありそうね。
まずはいろいろ試してみてほしいですね。
_______ 本日はありがとうございました!