美しい色彩が織りなす大胆なプリントをさらりとさりげなく…。ＤＡＭＡコレクションの真骨頂ともいえるのが、そうした高度なお洒落を「一着」で叶えるアイテムのご提案です。そして、数々のヒットアイテムを語る上で外せないのが、２００９年以来、商品づくりに参画しているイタリア「ラッティ」社のペイズリー柄テキスタイルです。「ラッティ」社は年２回パリで開催される国際テキスタイル展「プルミエール・ビジョン」で、第２回ＰＶアワード審査員大賞を受賞した、まさにトップレベルの実力を誇る老舗テキスタイルメーカー。今回ご紹介するのは、数多あるアーカイブコレクションの中から過去のＤＡＭＡコレクションで人気の高かったデザイン。鮮やかなエメラルドグリーンを利かせつつ深みのある色で構成されたペイズリー柄に、「ラッティ」のタイムレスな魅力を感じます。しなやかなウールビエラ生地の表情を活かして仕立てたのは、ドルマンスリーブで程よいコクーンラインのワンピース。前は、流れるような柄行きを活かすために切り替えを入れず、両脇のスリットに向かってカーブした裾でさりげなく個性的に。鎖骨がのぞくボートネックですっきり感を意識しています。後ろは、コンシールファスナーを配した中央に向かって左右からタックを入れ、上部をアシンメトリーに重ねてたたみ、共布のくるみボタンで留める仕様。優雅な立体感がありつつも、裾のラインがストレートなのでシャープな印象です。両脇の切り替えを利用したシームポケットは、さりげなく手を入れる仕草が絵になり、リップを忍ばせることもできる便利さも秘めています。着てみると、ゆったりと快適なのに、佇いはハッとするほど印象的…。しかも合わせる小物次第で、カジュアルにもエレガントにも！「ラッティ」ファンがますます増えそうな魅惑の一着です。