編集部 バルミューダから待望のクリーナーがついに登場しましたね。開発しようと思われたきっかけは?
寺尾 これまでもご要望はあったのですが、実は私自身がそれまで掃除機というものを必要だと思えなかったんです。しまってある場所から出すのも運ぶのもかけるのも面倒で、できればやりたくない作業。ならばホウキやワイパーで十分じゃないかと。けれど試しに開発に着手してみたところ、浮遊するような感覚を生むホバーテクノロジーのアイデアがすぐに生まれました。
我々バルミューダは単にモノを作って売るのではなく、「モノを通じてより良い体験を提供する」ことを大切にしています。その信念にこのクリーナーの発想を照らし合わせた時、「これは掃除という体験そのものを変えられるかもしれない」と強く感じました。それが本格的な開発にGOをかけた理由です。