カーテンがないと外から室内が丸見えになってしまうため、引っ越し当日までにはそろえておきたい家具の1つです。カーテンは防犯の意味もありますが、暑さや冷気を防ぐ役割もあります。安心で快適に過ごすためにも、引っ越し当日から使えるように用意しておきましょう。新築のマイホームの場合は、カーテンレールの手配も必要です。

引っ越し当日から快適な睡眠を手に入れるためには、寝具が欠かせません。部屋を広く使いたい場合は上げ下ろしできる布団、布団の上げ下ろしが大変・面倒という場合にはベッドを用意するとよいでしょう。布団やベッドだけでなく、掛布団やカバー、毛布、枕などの寝具一式も必要となるため、引っ越し当日に届くように手配するなど工夫しましょう。

照明がついていない部屋の場合には、引っ越し当日に照明を取り付ける必要があります。照明器具がないと真っ暗で過ごさなければならず不便になるため、引っ越し当日から使えるようにしましょう。照明器具はシーリングライトやスタンドライトなどさまざまな種類がありますが、部屋全体を照らせるタイプの照明器具がおすすめです。

テーブルは高額なものが多いため、失敗しないように引っ越し後に購入するのがおすすめです。テーブルのように大きな家具は部屋のスペースを占める割合が大きいため、置けるスペースや用途などをしっかり検討してから購入した方が失敗を避けられます。折り畳みテーブルやダイニングテーブルなど、ライフスタイルに合ったテーブルを購入しましょう。

ソファはあると便利で快適に過ごせますが、急いで購入する必要はありません。ソファもテーブルと同様に部屋のスペースを多く取ってしまうため、部屋の大きさや間取りなどを確認してから購入した方が失敗しにくいでしょう。玄関から搬入できるか、部屋に置けるサイズかどうかなどをチェックしておくことも大切です。

収納場所がない、部屋に備え付けられた収納スペースだけでは足りないという場合には、収納家具を用意しましょう。収納家具を購入する際には、自分が持っている衣類や雑貨の量などをしっかりと把握して、収納家具のサイズ選びが重要です。収納家具を使えば必要ないものをしまっておけるため、部屋がすっきりとします。

絨毯やラグがあると、床に座った際の冷たさを感じにくく快適性が高まるうえ、素足で過ごしても冷えにくくなります。また、絨毯やラグを事前に敷いておけば、家具の設置も楽になるでしょう。絨毯やラグの色やデザイン、素材はさまざまです。選ぶ色や素材などによって部屋の印象が大きく変わるため、どのような雰囲気の部屋にしたいかを明確にしたうえで選びましょう。

時計も急いで購入する必要のない家具です。近年では、スマートフォンの時計機能で時間を確認する人も多いでしょう。そのため、時計は引っ越し当日になくてもあまり困りません。しかし、一目で時間を確認できる、部屋のインテリアとしても活用できるなどの利点もあるため、引っ越し後に部屋の雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。

家具を選ぶ際には、部屋の広さを考慮しましょう。部屋の広さを正しく採寸することで、部屋の広さに合った家具を選べるようになります。部屋の広さを把握しないまま家具を購入すると、部屋に家具が入らない、スペースを圧迫して邪魔になる可能性があります。また、搬入経路やドア・コンセントの位置、動線なども考慮しましょう。

自分が実現したい部屋のイメージやテイストを明確にして家具を選ぶと、統一感が出やすくなります。どのような部屋にしたいか決まらない、イメージが湧かないという場合は、インテリアの画像を見たり、自分に合う部屋のテイストが診断できるWebサイトを利用したりして、理想の部屋のイメージやテイストを膨らませるとよいでしょう。

家具の素材はさまざまで、素材によって特徴や使い心地、雰囲気などが異なります。たとえば、木材や皮革、プラスチック、布などの素材があります。木材や皮革のなかにも多くの種類があるため、それぞれの特徴を把握して素材を選びましょう。よい素材の家具をそろえたいという場合には、予算を多めに確保しておくことが重要です。

天井や壁、床やドアなど部屋の色に合わせて家具を選ぶのもおすすめです。迷った場合は、家具を同系色でまとめると部屋全体がまとまりやすくなります。 カラーコーディネートは「ベースカラー約70％：メインカラー約25％：アクセントカラー約5％」が黄金比といわれています。そのため、選ぶ色は3色までに抑えると、落ち着きやまとまりのあるカラーコーディネートが可能です。ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの詳細は以下のとおりです。

・ベースカラー：壁や天井、床など面積が広く部屋の基礎となるカラー
・メインカラー：ソファやベッド、カーテンなどの部屋のメインとなる家具のカラー
・アクセントカラー：クッションやラグなどの小物類のカラー

家具は使いやすさや耐久性も重要です。デザインがよくても使いにくい家具は、観賞物になりがちで邪魔になる可能性もあります。家具は長く使うものが多いため、ライフスタイルに合うことを考えて購入しましょう。

引っ越しの際、家具は一気に買いそろえないことが大切です。最低限必要なものだけ購入して、後から少しずつ買いそろえることで、自分に合った家具や部屋の雰囲気、部屋のサイズに合った家具を無駄なくそろえることができます。家具の優先順位をつけて、必要なものから購入していくことが失敗しないコツです。

引っ越しでありがちなミスとしては、家具が大きすぎて部屋に搬入できないケースがあります。狭い通路を無理に運ぶと、床や壁、家具を傷つけるリスクが高まるため、搬入経路の確認は必ず行いましょう。大型家具を買う前に、部屋の採寸や通路の採寸などをして無理なく搬入できる家具を選ぶことも大切です。